新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN SOUL C.T.U FAREWELL TOUR

日時: 2007年7月15日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 新潟・新潟市体育館
観衆: 2658

第6試合 30分1本勝負

棚橋弘至
ミラノコレクションA.T.

山本尚史
蝶野正洋

境界線

13分27秒　グラウンドコブラツイスト

レフェリー｜田山正雄

MATCH REPORT

先発したのは棚橋とミラノ。両者によるグラウンドの攻防は互角の展開。
棚橋対蝶野の場面。ドラゴンスクリューで棚橋のヒザを攻撃した蝶野が観客を煽ると、場内に両者へのコールが交錯する。そこから手四つの力比べとなり、蝶野が不意を突いた顔面攻撃で棚橋を退かせる。
山本対ミラノの場面。山本がサッカーボールキックを繰り出すと、ミラノもフライングメイヤーから同じ技をお返し。
蝶野対山本になり、蝶野がフロントネックロック、STF。さらに、スイッチしたミラノが、山本へロープパラダイス＆ドロップキック。
なおも山本は捕まり続け、蝶野がダイビングショルダーアタック、パイルドライバー。それでも山本はカウンターのミドルキック、ドロップキックで蝶野に反撃して脱出した。
棚橋対蝶野の場面。棚橋がフライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップの三段攻撃。そこから棚橋対ミラノになり、ミラノが串刺しジャンピングエルボーからイタリアンストレッチNo.8。
これで棚橋が失速すると、蝶野のマンハッタンドロップ＆ミラノのラウンドハウスキックという連続技が棚橋にさく裂。さらに蝶野とミラノはシャイニングケンカキック＆トラースキックの合体攻撃で棚橋に追い討ち。
このチャンスにミラノはエンポリオアルマニッシュを狙うが、これは控えの山本がミサイルキックで妨害。ミラノを捕らえた山本と棚橋は、ミドルキックからのスリングブレイドという連続攻撃をミラノにヒットさせる。
さらに棚橋がミラノをジャーマンスープレックスホールドでフォールするが、カウントは2。その直後、ミラノが前方回転エビ固めを繰り出すと、棚橋が切り返し、そこから目まぐるしいフォール合戦が展開される。
さらにミラノは回転エビ固めを狙うが、こらえた棚橋がグラウンドコブラツイスト。これで3カウントとなり、棚橋、山本組が勝利した。

COMMENT

山本「今日（の試合）はみんなG1（CLIMAX）に出るメンバーで、俺だけG1に出ない。やっぱり悔しいね。3人との間に壁がある気がして。自分の足りないところは認めて、早く成長して、来年（の目標）はG1出場じゃない、来年はG1で優勝します」
棚橋「（『G1で同じBブロックのミラノ選手との対戦はいかがでした？』）かっこいいのが嫌だな。かっこいいのは俺だけでいいや。まぁ、公式戦でやる前に勝ちを先行させておくと、相手にとっては嫌だと思いますよ。それに対戦相手が他の誰でもない俺なんで、嫌だと思いますよ。俺はG1に参戦する選手は全部意識しています。調子がいい上に、油断がない、それが俺ですよ。このシリーズ、シングルもやったし、タイトルマッチもやったし、6メン、8メンもやったし、何より巡業のリズムに体が慣れたっていうのが1番大きい事です。去年悔しい思いをしたけど、G1は個人的な“復讐”とかじゃなくて“逆襲”。中邑対策は、髪の毛が長くてうっとうしいので、短くします。それくらいだな」

ミラノ「今日はやられたよ、アイツがあんなに頭（頭脳プレー）を使えるとは思わなかったよ。まぁ、G1が楽しみだよ。もう1回、“頭の勝負”をしようぜ」
※蝶野はノーコメント