エイドリアン・クエストを支援するロッサーと、バレット・ブラウンの仲間になったベイトマンが激突するシングルマッチ。
序盤、コーナーでベイトマンがフロントネックロックを離さず、ロッサーの表情が硬くなる。そして、腕攻撃でベイトマンをロープエスケープさせると、離れ際にキックを放つ。
そこからベイトマンが指を捻じると、ロッサーは強烈なヘッドロックで絞り上げる。そして、ショルダータックルへ繋ぐと、敢えて自ら場外へ降りて間を空ける。
ロッサーがリングインすると、すかさずベイトマンが襲いかかる。しかし、ロッサーはヘッドバットで黙らせ、顔面パンチ2連発、逆水平チョップ&串刺しラリアット連打、カウンターランニングラリアットで追撃していく。
ロッサーの攻勢は続き、ボディスラムからヒップドロップ。だが、ベイトマンが下から脚を取り、足首を捻じ曲げる。そして、ロッサーの蹴り脚をキャッチして膝にハンマーブローを浴びせると、ボディブロー、エルボー、膝を狙ったストンピング、逆水平チョップ、チョーク攻撃、レッグロックなどで攻め立てる。
さらにベイトマンは、ロッサーのリングシューズの紐をほどき、さらにレッグロックで絞り上げる。それでもロッサーはエプロンからタックルを見舞うが、ベイトマンがトーキック、エルボードロップで報復。続いてチョップを浴びせていくが、ロッサーがなんと顔面攻撃&噛みつき攻撃で逆転。
これでベイトマンは場外へ落ちるが、強烈なエルボーでロッサーに報復。ここからエプロン上の攻防となり、ベイトマンのエルボーでロッサーが動けなくなる。
次にベイトマンは右肘のサポーターを外してエルボーを放つが、回避したロッサーがバックドロップの要領でエプロンへ叩きつける。そして、場外で左のリングシューズを脱ぎ捨てると、低空ニーアタックでベイトマンの頭部を撃ち抜き、手に噛みつく。
さらにロッサーは、ヘッドバットの打ち合いで競り勝ち、低空ニーアタックを2連発でお見舞い。そして、DDTからフォールするも、ベイトマンがカウント2で肩を上げる。
するとロッサーは、ベイトマンにヘッドバットを浴びせてファイヤーマンズキャリー担ぐ。しかし、ベイトマンが脱出し、カウンターフロントハイキックで逆襲。
その直後、ベイトマンはコーナー最上段へ座るが、ロッサーが下からエルボーを見舞って再び担ぎ上げる。だが、ベイトマンが抜け出してロッサ―の後頭部へエルボーを食らわせ、ブレーンバスターで突き刺す。
ここでベイトマンは座った状態のロッサーに激しい言葉を浴びせ、エルボーを見舞っていく。そして、ディス・イズ・ア・キルを仕掛けるも、抵抗したロッサーがボディブローで逆襲。そこから一気にエメラルドフロウジョンを炸裂させ、片エビ固めで3カウントを奪取した。
FIREWORKS FRENZY
- 日時
- 2021年7月3日(土) 開場 11:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第3試合 30分1本勝負
MATCH REPORT
COMMENT
ロッサー「“あいつの世界”に行ってきたぞ。ベイトマン、俺がお前に負けるはずがなかったんだ。『NJPW STRONG』は俺のホームであり、自分自身を捧げている。2002年9月11日にデビューして以来、19年間、俺はこの業界を駆け抜けてきた。俺はまだまだ立ち止まらない。トム・ローラー、(STRONG無差別級王座)防衛おめでとう。だが、俺の欲しい物を持っているお前に、俺の目は向いているぞ。いずれ俺たちはまた闘うことになるだろう。2021年も俺たち2人で年間ベストバウトができるんじゃないか? そのときまで俺は努力を続ける。立ち止まることはないぞ。『NJPW STRONG』、そろそろ“配当金”を払い戻してくれよ」
ベイトマン「(※首の後ろを押さえて苦しそうに)クソだな…。(※倒れるように床へ座り込み)また同じことの繰り返しだ。また3カウントをもらってしまった。かろうじて指先でそれを感じることができる。フレッド・ロッサーはミスを犯さない堅実な相手だった。フレッドをいたぶったらどうなるかを見たかったから、あいつを“俺の世界”に引きずり込んだ。誰しもが自身の中に持っている世界にな。俺は“あの世界”に住んでいるんだ、フレッド。お前は“俺の世界”に引きずり込まれ、生還しただけでなく、俺を倒した。言いたくはなかったが、ひとつ教えてやろう。俺はまだ終わってなんかいない。(※カメラを指さし)今日の勝利を勲章として胸に付けておけ。(※右前腕を示し)お前はこのエルボーから生き延びたんだ」