ラッシュとクエストが対決するジュニアヘビー級のシングルマッチ。

　ゴング直後にクエストが突っかけ、いきなり荒れ模様で試合がスタート。その後、クエストがリープフロッグ＆ドロップダウンのフェイントからドロップキックを食らわせ、トペスイシーダで追い討ちをかける。
　だが、ラッシュはロープワークでフェイントをかけ、フロントハイキックで挽回。そして、クエストの股下をくぐって挑発すると、下から両脚キックを見舞う。
　さらにラッシュは、水面蹴りでクエストを場外へ落とし、エプロンからキックを浴びせる。そして、サードロープの反動を利用し、ダイビングボディアタックで押し潰す。
　だが、クエストはエルボー連打とエルボースタンプで流れを変え、フラップジャックで逆転に成功。そして、ショルダースルー、チキンウィングアームロック、ブレーンバスター、チンロック、串刺しラリアットなどで攻め込む。
　さらにクエストは、フライングメイヤーでラッシュを投げ、再びチンロックで絞り上げる。そして、スリーパーホールドへ繋ぐが、ラッシュが脱出し、ショートレンジラリアット2連発を食らわせる。
　しかし、クエストがハンマースルーを切り返し、ショートレンジラリアット2連発をお返し。その直後、両者が同時に放ったハイキックが相打ちになる。
　ダブルダウンを挟み、ラッシュが打撃コンビネーションからラッシュアワーにいく。だが、クエストが回避して低空トラースキックを頭部へ浴びせ、その場飛びシューティングスタープレスで押し潰す。
　さらにクエストはラッシュの反撃を跳ね除け、シャイニング延髄斬りをお見舞い。そして、タイガードライバーからフォールするも、ラッシュが肩を上げる。
　するとクエストは雪崩式タイガードライバーを仕掛けるが、ラッシュが抵抗して叩き落とす。そして、セカンドロープに座った状態からコーナーを挟んで斜め45度にサードロープへ飛び移り、ラッシュアワーでクエストを葬った。

ラッシュ「いいか、よく聞け。『NJPW STRONG』における“勝利街道”が始まった気がするな。前にも言ったように“時の人”は絶好調だぜ（笑顔）。今日、エイドリアン・クエストは倒した。これから対戦するほかのヤツらも同じことになるだろう。いつも言っているように俺の目標は変わらない。ベルトの獲得やトーナメントの優勝に関わりなく、“時の人”はもうすぐ“日本一の男”になるんだ！ 俺の前に立ちふさがるヤツは…そうだな（笑）…タダじゃすまないだろう」
　
クエスト「今日の対戦相手が誰であるかは、完璧にわかっていた。お前が世界最高峰のプロレス団体である新日本プロレスにやって来たんだ。そして俺は今日、世界最高峰の選手と闘った。リオ・ラッシュは世界最高のジュニアヘビー級選手の1人だ。今日はあいつに敵わなかったかもしれないが、同じことは繰り返さない。リオ、またやろうぜ。約束だ」