4勝2敗でBブロックトップタイにつけているリコシェが、大事な5勝目を懸けてオーエンズと対決。
 
　オーエンズのセコンドとして高橋裕二郎が登場。そして、オーエンズがいきなりサミングで不意打ちし、リコシェの顔面にパンチを見舞う。
　だが、リコシェが背中合わせでオーエンズを飛び越え、倒立からヘッドシザースホイップ。そして、ヘッドスプリングで立ち上がると、ショートレンジドロップキックでオーエンズを場外へ落とす。
　ここでリコシェはロープへ走るが、高橋が妨害し、オーエンズが背後からジャンピングニーアタックを浴びせる。そして、エプロンへ叩きつけると、カウンターバックエルボーからスリーパーホールドで絞め上げる。
　だが、リコシェがオーエンズの突進をかわして青コーナーへ激突させ、コーナーを利用した619で吹き飛ばす。そして、スワンダイブ攻撃を狙うも、またもや高橋が妨害し、オーエンズがジャンピングニーアタックで逆襲。
　これで場内が「リコシェ」コールに包まれると、リコシェがオーエンズの攻撃を回避しつつ、場外の高橋へノータッチトペコンヒーロをお見舞い。さらに、エプロンからリング内のオーエンズに対し、スワンダイブフライングボディアタックを浴びせる。
　リコシェの攻撃は続き、変型ネックブリーカー、その場飛びシューティングスタープレス。さらに、顔面にパンチを見舞うと、カウンターフロントハイキックへ繋ぐ。
　しかし、オーエンズがカウンターでリコシェを担ぎ、プリンスズスロウンで逆転。だが、次のパッケージドライバーはリコシェが回避し、ジャンピングスピンキック、変型バックドロップホールドで巻き返す。そして、スワンダイブファイヤーバードスプラッシュからフォールに行くも、高橋がタイガー服部レフェリーのカウントを妨害。
　これで場内が「帰れ」コールに包まれ、服部レフェリーが高橋を退場させる。一方、リング上ではオーエンズがスクールボーイ、カウンターバックブリーカーで逆転。今度は「リコシェ」コールが起きる。
　ここからオーエンズは再びパッケージドライバーを狙うが、またもリコシェが抵抗。すると、オーエンズがバックドロップで叩きつけ、パイプイスを振りかざす。だが、リコシェが回避してハイキックを食らわせ、イスを奪う。それを見た服部レフェリーが注意している隙を突き、オーエンズが手に凶器をはめてリコシェを殴る。
　続いてオーエンズはパッケージドライバーに行くが、これもリコシェが脱出し、ベナドリラー2pointをお見舞い。しかし、ここまでのダメージがたたってフォールには行けない。
　そこから両者がエルボー合戦を展開し、リコシェがエルボースマッシュ連打。すると、オーエンズがカウンタートラースキックを見舞うも、リコシェがすぐにカウンタージャンピングニーアタックで報復。そして、ノーザンライトスープレックス→ブレーンバスターの連続攻撃へ繋ぐ。
　次にリコシェはコーナー最上段へのぼるが、高橋が再び現れて脚にしがみつく。その高橋をリコシェが蹴散らし、フェニックススプラッシュを敢行。ところが、オーエンズが回避して自爆を誘発し、後方回転足折り固め。高橋の手を借りて強引に押さえ込み、3カウントを強奪した。

オーエンズ「リコシェ、お前を簡単に決勝に行かすもんか。お前は負けたんだ。（お前に勝つのは）簡単なことだ。俺は2年連続で決勝に行けなかったけど、リコシェ、お前は最後の最後で俺に負けたんだ。俺が台無しにしてやった。悪かったな。簡単に決勝に行けるとでも思ってたのか？ニュージャパンよ、このチェーズ・オーエンズン存在を甘くみるな」
 
リコシェ「（※インタビュースペースに着くなり座り込んで、ポツポツと言葉を漏らす）何が起こったんだ？何て言ったらいいのか……これで（決勝進出は）閉ざされたのか？勝ってたはずだ。それなのに……何て言うか……終わった。そう、終わったんだ……な？ハア……」