Road to INVASION ATTACK 2016

日時: 2016年3月19日(土) 17:00開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 4,000人

第5試合 30分1本勝負

ジュース・ロビンソン
ケニー・オメガ

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　翌日（3月20日）の尼崎大会で行われるNEVER 6人タッグ戦オメガ＆マット＆ニックvs棚橋＆エルガン＆ロビンソンを控え、ロビンソンとオメガが前哨対決。

　オメガのセコンドとしてホールが登場する中、試合開始のゴング。オメガが強烈なヘッドロックで絞り、髪の毛を引っ張ってロビンソンを悶絶させる。
　それでもロビンソンは、逆さ押さえ込み、モンキーフリップで流れを変え、顔面パンチ連射でオメガを場外に落とす。そして、スライディングキックからプランチャを繰り出すも、オメガが回避して自爆を誘発し、鉄柵攻撃で逆転。
　続いてオメガは場外マット上でパイルドライバーの体勢に入るが、ロビンソンがバックスープレックスで阻止してリングへ戻る。ところが、ホールが乱入して背後からラリアットを浴びせ、再び場外戦へ突入。オメガがボディスラムの形でロビンソンを投げてエプロンへ叩きつけ、場外マットを剥がす。そして、エプロンからダイビングフットスタンプをお見舞い。
　それでもロビンソンが巻き返し、コーナー最上段からダイブ。しかし、オメガが下からのドロップキックで迎撃し、カミカゼ→ライオンサルトの連続攻撃を食らわせる。
　オメガ優位の展開は続き、ハンマースルーでニュートラルコーナー、ブレーンバスタースラムでトップロープへ叩きつける。しかしロビンソンは、オメガのダイビング攻撃を回避し、カウンターバックエルボー、カウンターラリアットで逆転。
　さらにロビンソンは、キャノンボール、コーナー最上段からのフライングボディアタックで追い討ちをかけ、コーナー最上段へのぼる。これをオメガが追いかけて雪崩式ジャーマンを仕掛けるが、ロビンソンが振り落とす。そして、ムーンサルトプレスを繰り出すものの、オメガに回避し、高速ドラゴンスープレックスで逆転。
　次にオメガは片翼の天使を狙うが、ロビンソンが脱出し、カウンターバックスピンキックをお見舞い。そこからパワーボムの体勢に入るも、オメガがヘッドシザースホイップに切り返し、ランニングニーアタックで勝負を決めた。

COMMENT

オメガ「OH MY GOD! まあ、一丁上がりさ。よく聞け。俺は長旅を終えてここにやって来たんだ。だから、もっと爆発してほしかったな。まあ、それにはもっとカネをくれ。彼がシングルマッチを望んだんだとしたらな。それに、タイトルを防衛したら、もっと俺たちにカネを払ってくれ。今夜は長旅の疲れがまだ取れてない。時差ボケも残ってる。そう、ジサボケ・ナンデスケド。デモサ、ジュースぐらいじゃ相手にならない。お前は俺に100％の力で挑んできた。だけど俺は本気どころか、ほとんど力を出してない。俺はとても疲れた状態で試合したわけだけど、簡単に終わらせた。まあ、ちょっとは楽しめたかな。（IWGPインターコンチネンタル王座への）チャレンジャーよ、出てきなさい。そして俺への挑戦者、ヤングバックスへの挑戦者も出てきなさい。俺たち“ジ・エリート”への挑戦者よ。そうそう、明日はジュース、タナハシ、エルガンが相手だったな。でも心配いらない。会社が選んだだけだろ？挑戦させたいんだったらもっとカネを支払ってくれないと。まあ、みんな、明日お目にかかろう」

ロビンソン「（※胸を押さえて苦しそうな表情。声を振り絞るように）ああ……チョットマッテ……『NEW JAPAN CUP』には出られなかったけど、今夜はそれに値する試合、それだけの相手だった。彼を倒せば、目的に近づけるはずだった。俺はこのリングでチャンピオンになることを目指している。その第一歩がNEVER６人タッグへの挑戦だ。明日、タナハシ、マイケル・エルガン、そして俺で挑戦する。明日が本番だ」