6月19日、全日本プロレスの大田区総合体育館大会に、新日本プロレスから参戦する永田裕志、タイガーマスクが同大会に出席した。
■永田が田村とのコンビで、“諏訪魔退治”に意欲!
永田はこの日、田村男児とのコンビで、“VOODOO-MURDERS”諏訪魔&TARU組と対戦する。
ジャンボ鶴田23回忌追善興行では、永田と諏訪魔がタッグ結成も、試合後に諏訪魔が永田を急襲。ここへ“Evolution”佐藤光留&田村が救出に入り、永田に共闘をよびかけたことで今回のタッグ結成に繋がった。
永田は「田村、佐藤両名が大変困っているようでしたので、そこに力を貸してくれと言われて、断る理由はなかったですね」と語り、「シッカリ鬼退治させてもらおうかなと」と諏訪魔討伐を約束。
一方、諏訪魔は「いまここで、この大田区の舞台で、この相手と闘う意味が俺にはよくわからない」と不満顔。しまいには「覚えとけよ!お前コノヤロー、もう一回バックドロップでお前、寝かせてやっからな?」と殲滅を宣言。
だが、永田は極めて冷静に「やれるもんなら、やってみろ」と返答。怒り心頭の諏訪魔が途中で退席してしまうと、「VOODOO-MURDERSなら、テーブルひっくり返して、俺にかかってくるとこだろ? インパクトが足りねえんだ、アイツは」とキッパリ断罪。
さらに「アイツは鬼じゃないんだよ。ただの“ゴリライモ”だよ」とマンガ『ド根性ガエル』の暴れん坊キャラにたとえて挑発三昧。
最後は、田村が自分で握ってきたという、Evolution米で握ったおにぎりを食べて士気を高めた永田&田村。はたして、諏訪魔&TARU組を無事に退治することはできるのか?
■いよいよ実現! タイガーマスクが佐藤光留の持つ世界ジュニア王座に初挑戦!
6月19日、全日本プロレスの大田区総合体育館大会では、新日本プロレスのタイガーマスクが佐藤光留の持つ世界ジュニアヘビー級王座にいよいよ初挑戦。
5.15全日本プロレスの札幌大会で、現王者の佐藤が児玉裕輔の挑戦を退けて、3度目の防衛に成功。
その直後、突如として新日本プロレスのタイガーマスクを挑戦者に指名、やや戸惑いながらも、この申し出をタイガーマスクが受け入れたという経緯がある。
改めて、今回のタイトル挑戦に関してタイガーマスクは「ジュニアのベルトを賭けて闘うという部分で、指名をして頂いたことには、もの凄く佐藤選手にはリスペクトしてますし、感謝してます」とコメント。
さらに「いま、全日本のジュニアというのは佐藤光留のジュニアじゃないかなとボクも思ってますので、全日本ジュニアがどうこうじゃなく、佐藤光留を体験したい」と語ったタイガー。
初代タイガーマスクこと佐山サトルから薫陶を受けたタイガーマスクと、パンクラス・鈴木みのるが師匠の佐藤。昭和新日本プロレス、カール・ゴッチといった同じルーツを持つ両者だが、「殺伐とした試合をするのが、ボクの身上、そういう試合が好きなのでね、それは佐藤光留選手と考えてることは一緒なんじゃないかなと」とコメント。
その上でタイガーマスクは「ボクは、いままでやってきたこと、佐藤選手以上にやってきたことが違うと思いますから」とキッパリ。「そこは新日本プロレスの、そしてタイガーマスクの格の違いというモノをシッカリと当日、見せて。このベルトがボクの腰に巻かれるんじゃないかと思います。いや、思うだけじゃなく、巻いてます!」と王座獲りに自信をみなぎらせた。
一方の佐藤は、自ら挑戦者として相手を指名したという部分に加え、今回は「青木篤志メモリアル」と亡き“盟友”の名前が冠とした付いた試合とあって責任重大。
「プロレスですから、勝ち負けですから。タイトルマッチなんで、負けていい試合なんて一個もない」と語りつつ、「全日本ジュニアというのは、イコール佐藤光留なんで。タイガーマスク選手のやりたいプロレスは、佐藤光留との試合にこそある」とコメント。
そして「ここで一発、地を這うジュニアと言われた佐藤光留の持ってるベルトにタイガーマスクが挑戦してくるシチュエーションで、この試合にしかない打ち上げ花火を大きく打ち上げたい」と意気込んだ。
新日本プロレスと同じく、今年50周年イヤーを迎える全日本プロレス、そのジュニア戦線のど真ん中に飛び込むタイガーマスク。はたして世界ジュニア王座、初挑戦の行方は……?