“ニセモノ”退治に棚橋選手が“本家”マスクド・デビロックを投入! / 「WL 5th」記者会見
10月4日15:00、新日本プロレス事務所にて、棚橋弘至選手が「WRESTLE LAND 5th(以下WL)」(10/8後楽園ホール)に関する記者会見を行なった。
“ニセモノ”である“魔界”デビロックの台頭に危機感を感じた棚橋選手は、「デビロックを連れて来る」と、赤いマスクド・デビロックのマスクを取り出し、当日は「DEVILOCK NIGHT」(2004/9/15後楽園ホール)で誕生した自身の分身“本家”デビロックを光臨させると明かした。
「今までは、“ハッピー”、“明るく”、“楽しく”を強調してきましたが、対抗戦は殺伐とした空気で臨む。決着戦でケジメをつけないと、新たなステージに進めない」と、WLが新たな局面に突入するには、魔界倶楽部との全面対抗戦での勝利が絶対条件であると話した棚橋選手。
続いて、今回よりWLに参戦するブードゥーマーダーズ(以下VM)について棚橋選手は、「TARU、近藤(修司)、(“brother”)YASSHI。ちょっと知らないけど、森(喜朗)元首相に暴言を吐いたのは新聞で読みました。(VMは)悪いヤツらですね」と語り、VMが“最凶”のヒール軍団である事は知っている様子。
VMの介入を警戒する棚橋選手だが、「いつものWLの空気とは違うかもしれない。けど、『WLを守る』のは、“WLのエース”として課せられた使命なので、どんな状況でも必ず最後はいい形に持っていきたい」と、“WLのエース”として、WL死守を誓った。
なにかと話題の“中西ランド”については、「(WLの)ポスターは、フライングフォーアームをやっている僕の(絵)がイメージキャラクターなんですけど、これが中西(学)さんに替わるのも面白いかなと思いますね」と、意外なコメントを出した棚橋選手。“WLのエース”にも関わらず、何故か“中西ランド”に興味津々であった。
また、WLの翌日(10/9両国国技館)に、天山広吉選手とのIWGPヘビー級選手権試合を控える棚橋選手は、両国大会に関するコメントも出した。
–天山選手について
棚橋「(両国での天山戦は)2年前のG1の決勝戦での印象が一番強い。ただ、読めないのは、ファンの動向ですね。でも、自分としては(9/24)大阪で金本(浩二)戦を乗り越えたので、いかように対応できる。(天山選手は肉体改造で)身体を良くしようとしているが、数ヶ月では変わらない。僕がトレーナーだったら、とりあえずデカくなる事をオススメしますね。でも、あのキャリアで、一から肉体改造に取り組んでいる心意気は買っています」
–天山選手の結成した新軍団について
棚橋「(新軍団の)存在自体は、まだ脅威ではない。天山選手は、G1で3回優勝したり、ベルトを巻いたりと、結果は残しているけど、リーダーとしての手腕は、まだ見せていないので、そういった意味では面白い。リーダーとしての資質が問われる」
–両国大会では、中邑真輔選手が凱旋試合を行ないますが?
棚橋「そこまで(気にならない)。後でチェックします。逆に試合から離れていた中邑の方が、色々とナーバスになっているんじゃないですか。ただ、控え室の俺に届くくらいの歓声がきたら、「スゲーなぁ」と思いますよ。なかなか、控え室に届く事はないので」
–中邑選手の帰国や天山選手の新軍団など、周囲では様々な事が起きていますが?
棚橋「チャンピオンは、真ん中に構えていればいい。チャンピオンがいて、周りが活性化する。新日本にベルトがある事が、それに繋がっている。あくまで(自分は)チャンピオンとして、その中心に構えている」
「WRESTLE LAND 5th」
10月8日(日)
東京・後楽園ホール
17:30開場 18:30試合開始
※当日券は16:00より発売します
シングルマッチ
30分1本勝負
マスクド・デビロック
VS
魔界マスクド・デビロック
※その他のカードは[速報・大会情報]→[レッスルランド 大会予定・対戦カード]をご覧下さい