いよいよ中盤戦から後半戦を迎える『レック Presents G1 CLIMAX 30』。史上初めて“二冠王者”としてエントリーする内藤哲也は何を思うのか?
後半戦の公式戦、EVIL戦やKENTA戦、さらには優勝決定戦の相手、高橋裕二郎にも言及した直撃インタビュー(後編)!
撮影/タイコウクニヨシ
※このインタビューは『G1』開幕前に収録。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■俺の“ホーム”である広島のお客様に2本のベルトを持った内藤の姿をまだお見せできていなかったので、この日はぜひお見せしたいですね
──さて、内藤選手。『G1』の第5戦は10月6日(火)広島サンプラザホールでのYOSHI-HASHI戦なんですが、巷では「広島と言えば内藤哲也」と言われているじゃないですか?
内藤 フフフ。なので、この大会は“地元凱旋”みたいなもんですよ。まあ、と言っても、繋がりは広島カープが好きだっていうだけなんですけど(笑)。……ところが、せっかくの地元凱旋がセミファイナルなんですよねえ。
──そうですね。じつはBブロックでは、初戦からすべてメインイベントなのに、この広島で初めて外れるという。
内藤 それこそ「広島は俺のホームだぜ!」って思っているし、「対戦相手が誰であろうと、メインは俺に任せてよ!」という気持ちもあったので、凄くくやしいですよ。ただし、そんな俺の“ホーム”である広島のお客様に2本のベルトを持った内藤の姿をまだお見せできていなかったので、この日はぜひお見せしたいですね。
──なるほど。そして、対戦相手のYOSHI-HASHI選手ですけど、過去に何度もハッパをかけてきた選手です。なかなか結果も出ないことで苦しんできたと思うんですけど、ここ最近はグッと評価を上げてきています。
内藤 ハイ。やっぱNEVER無差別級6人タッグ王座を獲ったのが大きいんですかね?
──それもあるでしょうし、大会再開から非常にコンディションが良いですし、堂々と試合をやっている様子が見受けられますね。
内藤 う~ん。じつは、6月に大会が再開されてからはまだ一度も“触ってない”んですけど、だったら今年の初めあたりのYOSHI-HASHIとは違うんでしょうね。……ただし、NEVER6人タッグのベルトを獲って、燃え尽きたんじゃないかという懸念はありますね。
──あ、あの戴冠で燃え尽き疑惑がありますか。
内藤 たしかにアレは素晴らしい試合でしたし、初防衛戦も素晴らしかったですよ。でも、ベルトを獲った試合と言っても、べつにYOSHI-HASHI自身が3カウントを獲ったわけでもないのに、なぜかマイクで締めてたじゃないですか?
──たしかに試合を決めたのは石井智宏選手でした。
内藤 もちろん周りの「YOSHI-HASHIやれよ」という声があったからなんでしょうけど、なんかああいうのが「ゴールしてしまった」ように俺には見えてしまったんですよね。
──ゴールと言うと、最終回的な感じですか?
内藤 まあ、彼の発する言葉や佇まいもそうですし、会場のお客様からも「YOSHI-HASHIがゴールを迎えた。おめでとう!」みたいな、そういう雰囲気を感じてしまったんですよ。なので彼自身もそうですし、彼を応援するYOSHI-HASHIファンのお客様も“燃え尽き症候群”になってるんじゃないのかなと、俺はそこを危惧していますね。
──なるほど。
内藤 だからベルトを獲って、いままでとは違うYOSHI-HASHIなのかなという楽しみが半分、燃え尽きてしまってちょっと期待を下回るYOSHI-HASHIなんじゃないかなという不安が半分ありますね。
──そこは、もっと上がってきてほしいという期待の裏返しのような気もしますけど。
内藤 それはありますね。俺は彼のことをプロレス界に入る前から知っていますし、彼が入門してからの努力もずっと見てましたから、「“ここ”を目指してやってきたの? もっと上のレベルを目指してやってきたんでしょ?」と言いたいですね。
■ジュースは、完全に試合カンが戻らない状態で、内藤戦を迎えてしまうと思う。もしかしたら俺にとって一番ラクな試合になってしまうかもしれない
──では、続いて第6戦、10月8日(木)ジップアリーナ岡山でのジュース・ロビンソンとの公式戦です。ジュース選手は足の負傷もあって、今回の『G1』がプロレス復帰戦になります。かつてIWGPインターコンチネンタル王座戦のタイトルマッチで戦ったこともありますけど。
内藤 ジュースって、背が高いですし、近くで見るとわりと身体がでかいんですよね。ごついですし、それでいてスピードもあるし、ジャンプ力もありますし、パワーもあるし、どんなタイプにも対応できるオールラウンダーな選手なんですよ。……たぶんですけど(笑)。
──確証はないけど、そう思うと。
内藤 もちろん警戒すべき相手であることは間違いないんですけど、リングからだいぶ遠ざかっていたようなので、そこが凄く影響するんじゃないかと思います。俺の予想では、完全に試合カンが戻らない状態で、内藤戦を迎えてしまうと思うので、もしかしたら俺にとっては一番ラクな試合になってしまうかもしれないですね。
■警戒すべきはEVILよりもディック東郷選手ですね。いまのEVILと普通に試合をしたら俺が勝ちますよ。
──続いては10月11日(日)愛知県体育館大会での第7戦、EVIL選手との試合ですね。今年3度目の激突になりますが、この試合はリーグ戦の中でもかなり重要なポイントかと思います。
内藤 フフフ。俺が「レンタル期間終了だ」と言って、2本のベルトへの挑戦を表明した場所が愛知県体育館でしたし、会場は盛り上がっていましたよ。でも、2人の戦っている姿は、愛知県体育館のお客様にはお見せできてないですからね。そういう意味ではあのマイクの続きを、この愛知県体育館でお見せできるのかなと……。
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