いよいよ開幕を迎える『レック Presents G1 CLIMAX 30』。今回、史上初めて“二冠王者”としてエントリーする内藤哲也は何を思うのか?
因縁の棚橋弘至との再会、“同門”SANADAとの対決など、見どころ満載の公式戦に関して、直撃インタビュー(前編)!
撮影/タイコウクニヨシ
■『レック Presents G1 CLIMAX 30』
・9月19日(土)15:00開場 17:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)<開幕戦>
★対戦カードはコチラ!
★チケット好評発売中!
※「1階アリーナ」は完売となりました。
※「1階ひな壇」「2階特別席」は残りわずかとなりました。
・9月20日(日)12:00開場 14:00試合開始
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
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★チケットは好評発売中!
※「1階アリーナ」は完売となりました。
※「1階ひな壇」「2階特別席」は残りわずかとなりました。
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■俺のおかげもあって、『週刊プロレス』の素晴らしい表紙ができたんじゃないですか?
──さて、内藤選手。まず、21年前の神宮球場大会をレフトスタンドで観戦していた少年が、21年経って神宮球場でメインイベントを務めた。あのリング上から花火を見た時はどういうお気持ちでしたか?
内藤 ああ、あの花火はもっとジックリ見たかったですよね、お客様と一緒に。だから、俺はあえて寝っ転がって、バックスクリーンの方向を見たんですけど……。
──内藤選手に背を向けられたリングサイドのカメラマンは、相当焦っていましたけど(笑)。
内藤 フフフ。そこはトランキーロでしょう。ただ、俺のおかげもあって、『週刊プロレス』の素晴らしい表紙ができたんじゃないですか? ひさびさにやった野外でのビッグマッチでのワンシーンとして、何年か後にも残る写真になったんじゃないかなと思っていますよ。
──なるほど。そして、早くも『G1 CLIMAX』に突入しますが、今年は史上初の秋開催になります。このあたりのお気持ちはどうですか?
内藤 初めて『G1』を見たのが91年の夏、俺が9歳の時なんですよ。それから、ずーっとプロレスファンでしたから、デビューしてからも「夏=『G1』」っていうのが染み付いていたので、非常に不思議な感覚ではありますね。
──例年は真夏に『G1』があり、優勝者がIWGPヘビー級王座への挑戦権利証を獲得する。そして、秋にIWGPの防衛戦や権利証の争奪戦があり、東京ドームのメインカードが決まる。今年は、そういう流れが“圧縮”されそうな感じがありますね。
内藤 ええ。でも、いままでそういう流れを「変えたくても変えられない部分」があったじゃないですか? それが今回はオリンピックの影響で日程を変えざるを得ない状況になってしまった。逆にコレがきっかけで、『G1』が終わった後に、何か新しいものが生まれてくるかもしれない、そういう期待もありますね。
──なるほど。この数カ月はいろいろありましたけど、最終的に神宮大会で二冠を奪還しました。現在、完全な頂点にいると言っていいと思うんですけど、IWGPヘビー級王座を持って『G1』に突入するのは初めてですよね。
内藤 ハイ。IWGPインターコンチネンタル王座を持っての『G1』はあったんですけど、IWGPヘビー級王座に関しては初めてですね。
■IWGPヘビー級王座を持っての『G1』は初めてなので、そこが新鮮であることはたしかです
──ご存知だと思いますが、IWGPヘビーのベルトを持っている人はなかなか『G1』に優勝できないというジンクスがあります。しかも、内藤選手は2つもベルトを持っている。このへんモチベーション的にはいかがですか?
内藤 まあ、11回目の出場にして初めてIWGPヘビー級チャンピオンとして挑む『G1』ということで、新鮮な気持ちではいますね。ただ、マークはされるでしょうね。優勝できなくても、「内藤戦だけに勝利すれば」みたいなモチベーションの人もいるじゃないですか?
──勝てば、タイトルマッチへの切符を手にする可能性が高まりますからね。
内藤 いや、ベルトを持っていようがいまいが、内藤という存在はおいしいですから!
──そもそも俺はおいしい存在なんだ、と(笑)。
内藤 ここ数年はそういう意味で狙われる『G1』を経験してきているので、そこまでの変化はないのかなと思っているんですよ。ただ、さっきも言ったようにIWGPヘビー級王座を持っての『G1』は初めてなので、そこが新鮮であることはたしかです。
──いわゆるジンクスについてはどうお考えですか? 過去29回のうち、IWGPヘビー級王者の優勝は2回しかありませんね(1995年・第5回大会の武藤敬司選手、2000年・第10回大会の佐々木健介選手)。
内藤 それぐらいマークされるし、それぐらい厳しい戦いを強いられることになるんでしょうね。でも、その状況を経験したことがないので、「どれぐらい厳しいのか」っていうのを経験できること自体が楽しみですよ。ちなみにインターコンチネンタル王者の『G1』優勝者はいないんじゃないですか?
──いませんね。
内藤 もちろん2本持っている男が優勝したこともないでしょうし、そこへの挑戦という意味でも楽しみです。
■(8試合中5試合がメインイベントだが)残りの3試合もメインイベントにならなかったことは素直にくやしいです。
──出場選手とブロック分けが9月9日の仙台大会で発表されました。内藤選手は今回Bブロックですけど、メンバーを見た印象は?
内藤 日程的にも20人参加がここ数年決まっていましたから、「とりあえず人数合わせでコイツを入れちゃおうよ」みたいな『G1』になるのはどうかなと思っていたんですよ。
──とくに今年はコロナウィルスの影響で、外国人選手が来日できるかどうかわからなかったですからね。
内藤 ハイ。「それって本当にグレード・ワンなの?」っていう不安はありました。でも、外国人選手も来日できることになって、最終的な顔ぶれを見ると例年通りの『G1』ですよね。グレードはしっかりと保てたかな、というメンバーが揃った印象はあります。
──ちなみに内藤選手は二冠王者ということもあって、メインイベントがかなり多いですね。最終日の公式戦を除く8試合中5試合、おそらく今回の選手の中でも最多だと思います。
内藤 まあ、そうなってしまうでしょうね。ただ、残りの3試合もメインイベントにならなかったことは素直にくやしいです。例えば、「対戦相手は誰でもいいよ。内藤がメインに立っていれば、それだけでいいんだよ」というつもりで俺自身はいましたけど、新日本プロレス側はそう思ってないんでしょう。そこはちょっと残念に思いました。
■「3年ぶりにいまの棚橋弘至を存分に味わいたいな」とは思いますね。逆にいまの内藤哲也もイヤというほど味わっていただきたい
――では、試合について順番にお聞きしていきますけど、初戦の9月20日(日)大阪府立大会ではいきなり棚橋弘至選手と対戦します。最初にこのカードを知った時はどのようなお気持ちでしたか?
内藤 棚橋弘至とシングルマッチで向き合うのは3年ぶりなんですよね。俺はもともと棚橋ファンでしたし、ひさびさにシングルマッチで戦えるということに関しては、楽しみな一戦ではありますね。ただ、出場選手発表の前日の9.8水戸大会で、棚橋弘至は自分自身のことを、「当落線上にある」と言ったんですよ…。
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
★「連覇は最低条件みたいなもの。見ているのはIWGPヘビー級のベルト」飯伏幸太に直撃インタビュー(前編)! オカダ、ジェイなど公式戦“前半”の選手に言及!!
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