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6月8日(水)、都内新宿区「la kagu」のレクチャースペースsokoにて、この日発売された「NEW WORLD 新日本プロレスワールド公式ブック」の刊行を記念して、オカダ・カズチカ選手がミニトークショー（聞き手は作家の雨宮まみさん）と、サイン会を行なった。
「la kagu」初登場となるオカダ選手は、冒頭から「ここはプロレスのイベントやる空間じゃないですね、オシャレすぎて（苦笑）。横にヒゲモジャのおじさんいると落ち着くんですけど。でも、今日はいらないですね（笑）」と軽妙なトークを展開し、この日集まった150人のファンの笑いを誘う。
本書の大きなウリが巨匠カメラマン、篠山紀信氏によるオカダ選手の撮りおろしグラビア。オカダ選手はその出来栄えについて問われると、「すばらしい写真ですね。普段の撮影だと“オカダ・カズチカ”単体を撮ってもらってる感じなんですけど、篠山先生は僕だけじゃなく、背景も含めてひとつの作品を創りあげるんだなと思いました。僕のかっこよさがにじみ出てると思うので、ぜひ楽しんでいただければ」と絶賛。
また、本書ではオリジナル特典映像として、誌面に記載されているQRコードを読み込むと、「新日本プロレスワールド」の人気企画「ヨシハシカメラ」の出張版を視聴できるのも、見どころのひとつ。こちらは篠山氏によるオカダ選手のヌード撮影（掲載は「芸術新潮」2016年7月号）の模様を、YOSHI-HASHI選手が独占取材したもので、オカダ選手は「ヌードはタイトルマッチなみに意気込みました（笑）。まあ、YOSHI-HASHIさんが張ってくれた“マエバリ”があったとはいえ、ちょっと恥ずかしかったですね（苦笑）」と、貴重な体験を振り返った。
その後、話題は6.19大阪城ホール大会でのIWGPヘビー級王座戦へ。激しい前哨戦を繰り広げてきた王者・内藤哲也選手について、オカダ選手は「あれだけ挑発されて、ツバ吐かれたり、ベルト投げられたりしたらイラッとしますよね。でも、そういう感情を出したら内藤さんの思うツボ。なんとか押さえてます」と、その駆け引きの様子を語るも、「でも、早く入場してこいよとは思いますよ。タイム・イズ・マネーですから、ちょっと嫌です。いや、だいぶ嫌かな（笑）」と、思わず本音をポロリ。
続いて、4.9両国大会で内藤選手に対する観衆の支持が大きかったことについては、「なんか、懐かしい感じがしました。僕が12年2月に初めて王者になって、初防衛戦の相手が内藤さんだったんですけど、そのときの雰囲気に似ているなと思いました」と述懐。そして、「僕も内藤さんの実力は認めてますけど、あの人はお客さんが自分についてこなかったときのことを、いまだに言うのが女々しいですね」とバッサリ。王座戦を目前に控え、内なる闘志をうかがわせたオカダ選手は、「僕としては篠山先生に『俺が観た試合では負けてる。オマエは弱い』と言われてしまったので（苦笑）、次は王者としてお会いできればと思います」と気を引き締めた。
ミニトークショー後に行なわれたサイン会でも、多くのファンから王座戦への激励を受けたオカダ選手。イベントの最後には「去年と同様に僕が大阪城ホールのメインを締めくくって、必ずIWGPヘビーの取り戻します！」と必勝を宣言し、期待のこもった大きな拍手に包まれながら、会場をあとにした。
写真／新潮社写真部
絶賛発売中
価格：1,000円（税込）
ページ数：128P（カラー32P）
版型：B5変小
版元：新潮社
