現地時間:3月3日、AEWのPPV大会『AEW Revolution 2024」にて、ROH世界王者、NJPW STRONG無差別級王者、AEWコンチネンタル王者の”三冠王者”であるエディ・キングストンは、挑戦者にブライアン・ダニエルソンを迎え、死闘の末、王座防衛に成功した。
新設されたAEWコンチネンタル王座を昨年末に獲得し、”三冠王者”となったエディ・キングストンは、これまでにバレッタ、ウィーラー・ユウタ、ゲイブ・キッドを下して、防衛ロードを歩んできたが、今回は最大の難敵と言っても過言ではない、ブライアンとの一戦に臨むこととなった。
序盤は両者牽制しあい、緊張感があふれる攻防。ブライアンの鋭いローキック連発で入るが、エディはすぐさま反撃。
フライングメイヤーから背中へサッカーボールキック、胸へ逆水平チョップを交互に叩き込み、ブライアンをコーナーへ追い込んでマシンガンチョップを連射。さらにヘッドバッドを連発させ、バックドロップで投げ捨てる。たまらずブライアンは場外へ逃げるが、そこへ目掛けてエディは突貫ダイブ。
戦場をリング上に戻すかと思われたが、ブライアンをエプロンに立たせ逆水平チョップで攻め立てていく。しかし、逆水平チョップをかわされ、鉄柱に誤射。
右腕に大ダメージを負ってしまったエディ。ここをチャンスとみたブライアンは、エプロンから断崖式ブレーンバスターを敢行。
ブライアンはエディをリングに押し上げ、誤射で痛めた右腕に照準を合わせ、徹底的に攻めていく。アームロック、ストンピング、ミサイルキック、えげつない攻撃がエディの右腕を襲う。
防戦一方だったエディだが、ここから反撃開始。再度ミサイルキックを狙い、飛び込んできたブライアンを捕獲し、そのままエクスプロイダーで放り投げる。さらにDDTで叩きつけ、ストレッチプラムで絞り上げ、側頭部へエルボーを連発で落としていく。
猛攻を耐え抜いたブライアンは、エディをコーナーへ押し込みドロップキックを炸裂させる。そこからサッカーボールキックで蹴り上げ、ドラゴンスープレックス投げ飛ばす。
反撃を受けながらも、エディをコーナーへ持ち上げ、雪崩式ダブルアームスープレックスを敢行。
すぐさまグラウンドに持ち込み、エディの右腕を捕え絞り上げていく。
ブライアンはエディを引き起こし、変形のバックドロップを狙うが、エディがエルボーで阻止。
ジャンピングハイキックがブライアンの顔面にヒットすると、ここから形勢逆転。エディはノーザンライトボムを爆発させる。
エディは続けてパワーボムを狙うが、ブライアンは巧みな身のこなしでこれを切り抜けたが、エディの裏拳が炸裂。しかしこの攻撃により、序盤で痛めた右腕に激痛が走り、エディは倒れ込んでしまう。これを見逃さなかったブライアンは、パントキックで右腕を蹴り上げる。
フラフラになりながらも立ち上がるエディ、すかさずブライアンは必殺のブサイクニーを炸裂させる。このまま抑え込みに入るが、エディがかろうじてカウント2.9ではね返す。
仰向けに倒れるエディの両腕を掴み、ブライアンは容赦ない顔面ストンピングを浴びせ、三角締めに締め上げる。だが、エディは力を振り絞りなんとかロープエスケープ。
エディのタフさにブライアンは少し困惑した表情を見せる。
ブライアンの波状攻撃は止むことはなく、ミドルキックを胸に叩き込む。これにエディは胸を突きだし、受け止める。ブライアンは顔面を狙うが、エディはかわしハーフネルソンで捕獲。そのままスープレックスで投げ飛ばすが、ブライアンはすぐに立ち上がりバックドロップで応戦。
エディもすぐ立ち上がり再びハーフネルソンスープレックスでお返し。一進一退の攻防をみせた両者は大の字にダウンしてしまう。
両者はフラフラながらも立ち上がり、打撃戦を展開。張り手とナックルが入り乱れる。この打撃戦を制したのはエディ。ナックルと裏拳を顔面に叩き込み、パワーボムに持ち込もうとするが、ブライアンはなんとか耐え、ショルダースルーで回避。
背中を強打したエディの起き上がり際をブサイクニーで仕留めにかかるが、カウンターのラリアットでエディは迎撃。ここから渾身のパワーボムで叩きつけて抑え込み、ブライアンから意地の3カウントを奪った。
死闘を繰り広げた両者、最後は握手で互いの健闘を称えあった。
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