メキシコ現地時間:3月1日、“ルチャリブレの殿堂”アレナメヒコにて行われたCMLL『Viernes Espectacular de Arena Mexico』にタイガーマスクが参戦。セミファイナルでウルティモ・ゲレーロとのシングルマッチに挑んだ。
まずはタイガーマスクがリングに入場すると、続いて獣神サンダー・ライガーさんがサプライズ登場。詰めかけたアレナメヒコの大観衆は、日本の“レジェンド・マスクマン”2人の揃い踏みを大歓声で迎え入れた。
このあと、CMLLサルバドール・ルテロ社長、在メキシコ日本大使館の廣田司 (ひろたつかさ)公使もリングに登場し、タイガーマスクの28年に及ぶ実績を表彰し、記念の盾が送られた。
一方、ウルティモ・ゲレーロはセコンドに弟のグラン・ゲレーロを従え入場。タイガーマスクのセコンドには、そのまま獣神サンダー・ライガーさんがついた。
試合は序盤からセコンドのグラン・ゲレーロがタイガーの足を引っ張り、場外で度々介入して主導権を握らせず、タイガーにとって非常にやりにくい展開となるが、ライガーがグラン・ゲレーロを排除にかかった。
しかし今度はレフェリーが見ていない隙をついて、グラン・ゲレーロがリングに乱入する。タイガーとライガーはゲレーロ兄弟に対して、怒りを爆発させる。ここでなんとライガーはエプロンから場外のウルティモ・ゲレーロにまさかのトペ・コンヒーロを敢行。
ライガーとタイガーは往年のタッグを彷彿させる連携をみせる。ウルティモ・ゲレーロをライガーがパワーボムで叩きつけ、そこへタイガーがダイビングヘッドバットを炸裂させる。
しかし、レフェリーはリング内にいるライガーに対し、リング下に降りるよう指示。その隙にウルティモ・ゲレーロはタイガーへ急所蹴り上げ、得意とする関節技のプルポ・ゲレーロで絞り上げる。
たまらずタイガーはタップアウト。ウルティモ・ゲレーロはコーナーに上がり勝利をアピールする。
しかしレフェリーは降りるよう指示。
レフェリーのグエロ・ノリエガはウルティモ・ゲレーロの手を挙げると思われたが、急所蹴りを見逃しておらず、タイガーの手を上げ、試合は反則勝ち裁定となった。