6月12日、新日本プロレス事務所にて、6月16日『DOMINION 6.16』で行なわれるIWGP Jr.ヘビー級選手権試合の調印式が開かれ、王者ロウ・キー選手、挑戦者・田口隆祐選手が、現在の心境を語った。
両者は共に『BEST OF THE SUPER Jr.XIX』のBブロックにエントリー。5月27日の開幕戦ではロウ・キー選手が勝利し、6月10日の決勝戦では田口選手が勝利。9度目の挑戦で悲願の『SUPER Jr.』初制覇を成し遂げている。
■両選手のコメント
田口「『SUPER Jr.』優勝という夢を叶えまして、もうひとつ勝って、夢の続きを見たいと思います。必ずベルトをもう1度この腰に巻きたいと思います」
ロウ・キー「先日の『SUPER Jr.』では田口に負けました。あの日は何か自分にとって勝手が違ったという印象でした。自分はIWGP Jr.チャンピオンとして確固たる地位を築いているつもりです。その自覚もあります。でも、田口はあの夜、自分の夢を砕きました。『SUPER Jr.』に初出場にして、IWGP Jr.王者としてトーナメンで優勝するという夢を砕いたのです。田口、おめでとう。でも、それで終わりです。次は田口に代償を払ってもらいます。彼は大阪で挑戦してきます。でも、もう2度と同じ失敗はしません。『SUPER Jr.』のようなことは起こりません。勝つのは私です」
■質疑応答
──『SUPER Jr.』では1勝1敗となりましたが、実際に闘ってみたお互いの印象は?
田口「凄いパーフェクトな選手だと思います。『SUPER Jr.』の決勝は、ホントに試合の流れの中で、場外でのテーブルへのどどんが流れを決定付けたものだと思いますけど、タイトルマッチも流れひとつで勝敗が決まると思うんで、その見極め、持っていかれないようにすることですね」
ロウ・キー「田口と最初に闘ったのは、2008年12月大阪だったと思います。その時は(IWGP Jr.)タイトルマッチで私が勝ったのだが、彼は非常に強い選手であるということを自覚しました。それもあって、私は彼にどうやって勝つか知っているつもりでした。そして、『SUPER Jr.』の予選、最初に当たった時は作戦を考えて、いろいろな技を出しました。いろいろなことをやりました。そして、結果も付いてきました。しかし、決勝戦は何かが違っていました。それは田口がある意味、変化した、進化したということだったのかもしれません。ただ、今の自分は次の試合で何をすればいいか、何をすれば勝てるかを知っているつもりです。自分は完璧なIWGP Jr.王者として長いあいだ君臨したいと、そう思っています」
──ロウ・キー選手にとって先日の敗戦が、新日本にもう1度上がり始めてから、初めての敗戦だったと思いますが、どう受け止めていますか? 大阪までにどう修正して臨みますか?
ロウ・キー「決勝戦で負けたこと、いつかは負けるわけだから、そのことをクヨクヨしてるつもりはありません。負けることによって、人は何かを習う。そういうこともあります。そして、もっと強くなる、もっと良い作戦を立てる、そういったことを学んで、ある意味良い経験を積んだと言えるかもしれません、その敗戦によって。ある意味、自分は技においても、強さにおいても、他の人を上回る存在だと信じています。ある意味、負けることは必要悪かもしれません。でも、自分はそれを乗り越えて新たな歴史を作ろうと思います。新日本の中で新たな歴史を作る完璧な王者になる。そうなろうと思っています」
──田口選手は大会前に「これまでは愛が足りなかった」と言っていましたが、優勝したのは愛の力だと思いますか?
田口「そうですね。『SUPER Jr.』の優勝の一番大きな力となったのは愛の力です。勝利の女神の力です。もうひとつ大阪でも女神に微笑んでもらって、しっかり自分の目の前に現れてもらいたいと思います。必ず現れてくれると思います」
──田口選手、決勝戦で負傷した目の具合はどうですか?
田口「目はまだちょっと青黒くなっています。検査をしっかりしてないんですが、前に眼窩底骨折をしているんですけど、その時の症状と比べて全然普通ですね。見え方は全く問題ないんで、ベストな状態で、コンディションはしっかりと整えて臨みたいと思います」
──決勝でテーブルへのどどんが流れを作ったということですが、逆にロウ・キー選手に流れを作られかねないという警戒する技は?
田口「いろいろな映像を観て、(ロウ・キーは)予選と決勝で出してない技とか動きなんかはまだまだありますし、独創的なまだこれまで出してないものもあると思うんで。とりあえず今、これまで映像で観た動きや技に関しては、しっかりと対策を練って、彼の想像力を上回る動きで切り返していきたいと思います。まだ出してない動きがあればわからないですけど、今あるものに関しては100%の対策を練って、大阪に臨むつもりです」
■『DOMINION 6.16』
6月16日(土) 大阪・大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜
17:00開場/18:00開始
★チケット情報/★対戦カード情報
★対戦カード情報
●第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合
(第57代王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)棚橋弘至
※3度目の防衛戦
●第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
真壁刀義vs鈴木みのる
●第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
後藤洋央紀&内藤哲也vs中邑真輔&田中将斗
●第6試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合
(第59代王者組)矢野通&飯塚高史vs(挑戦者組)天山広吉&小島聡
※初防衛戦
●第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
(第63代王者)ロウ・キーvs(挑戦者/BOSJ2012優勝者)田口隆祐
※初防衛戦
●第4試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
カール・アンダーソン&タマ・トンガvsMVP&シェルトン・ベンジャミン
●第3試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ王座決定戦
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクvsタイチ&TAKAみちのく
※勝者組を第32代王者に認定
●第2試合 20分1本勝負
永田裕志&井上亘&キャプテン・ニュージャパンvsYOSHI-HASHI&石井智宏&ロッキー・ロメロ
●第1試合 20分1本勝負
プリンス・デヴィット&KUSHIDA&BUSHIvs飯伏幸太&ケニー・オメガ&佐々木大輔
★チケット情報
特別リングサイド:12,000円
リングサイド:9,000円(※北側のみセットバック使用)
2F特別席 :7,000円
2F指定席A:5,000円
2F指定席B:4,000円
シニア・小中高生:2,000円(※当日のみ/要身分証/シニア=60歳以上)