6月12日、新日本プロレス事務所にて、6月16日『DOMINION 6.16』で行なわれるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が開かれ、王者・オカダ・カズチカ選手と挑戦者・棚橋弘至選手が、それぞれ意気込みを語った。
両者のIWGP戦は、棚橋選手が敗北した2月12日の大阪大会の再戦となる。
■両選手のコメント
棚橋「2月のタイトルマッチで、ベルト以外にも多くのものを失いました。今回の大阪のタイトルマッチは、すべてを取り戻すためです。前哨戦を通じて首を攻められて、ダメージはあります。まあ、チャンピオンがいる前でこうやって言うってことは、オカダの首攻め、首の攻撃に耐えうる覚悟を、もうしていると。覚悟はあります。このベルトを失った4ヶ月、その思い、1,000倍返しにして、全力でベルトを獲りに行って、会場を愛で満たします」
オカダ「まあ、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』のシリーズで、棚橋弘至の首はしっかり破壊できたと思います。ま、まだまだですけども、ちゃんと『DOMINION』で、しっかり首だけじゃなく、棚橋弘至というレスラーを終わらせて、大阪をカネで満たします」
■質疑応答
──棚橋選手はホールでも屈辱を味わいましたが、オカダ選手のツームストン・パイルドライバー、レインメーカーは、やはり強力な技ですか?
棚橋「はい。レインメーカーに繋げる布石はわかっていますし、逆転の発想で、オカダが帰ってきてから勝った試合は全てレインメーカーで勝っているので、首攻めを凌げば、その覚悟があれば、その先に俺の勝ちはあります」
──オカダ選手、今の発言を聞いて感想は?
オカダ「まあ、2月の時点で、僕の首攻め、まだまだ出し切ってないですから。出しきれる試合になればいいですね。そんな試合にしてもらいたいです」
──この4ヵ月で、“レインメーカー”オカダ・カズチカもファンに浸透したと思いますが、棚橋選手はどう感じますか?
棚橋「その通りだと思いますよ。カッコいいじゃないですか? 運動能力も高いし、悪く言う人間もいないから。僕は“魔法”っていう言葉で言ったんですけど、いい魔法がかかっている。ただ、それは俺以外の全員。俺はそんなのにかかっている余裕というかね、直接負けた人間ですから。怒りしかない」
──新しい世代のチャンピオンを待望しているファンもいると思いますが、棚橋選手としては「自分こそ」という気持ちが強いですか?
棚橋「僕は昔から、時代に迎えてきてもらうというよりは、チャンピオンに初めてなった時もそうだし、いろんなタイミンで、常に自分から時代を掴みに行っているんで。その姿勢は変わらないし、今でも俺の目にはIWGPが輝いて見えるんで、その気持ちは変わらないです」
──「ベルトを取り戻せば、また新しいモノを見せられる」という思いですか?
棚橋「はい。今のチャンピオンより、会場をもっといっぱいにしますよ」
──オカダ選手にしてみれば、せっかく作り上げた新しい流れから逆行することになりかねませんが?
オカダ「『時代を戻せるなら戻してみろ』ということですね。『俺を止められるなら、止めてみろ』っていう感じですね。まあ、止められないですけど(ニヤリ)」
──オカダ選手、棚橋選手を連続撃破した場合、次のビジョンはありますか?
オカダ「特にないです。誰でもいいです」
──7月1日には新日本プロレスと全日本プロレスの合同興行もありますが、何か思うところはありますか?
棚橋「40周年の記念の大会なので、ド派手じゃないですか? そういうところでタイトルマッチをやりたい気持ちも、もちろんありますし、そういう舞台が最も似合うんで、是が非でも出たいです。チャンピオンとして」
オカダ「新日本プロレスの40周年の試合(3月4日)も俺が締めたことですし、(今回も)俺が締めなきゃいけない。まあ、相手は誰でもいいですけど、新日本プロレスと全日本プロレスのレベルの違いを見せつけます」
■『DOMINION 6.16』
6月16日(土) 大阪・大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜
17:00開場/18:00開始
★チケット情報/★対戦カード情報
★対戦カード情報
●第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合
(第57代王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)棚橋弘至
※3度目の防衛戦
●第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
真壁刀義vs鈴木みのる
●第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
後藤洋央紀&内藤哲也vs中邑真輔&田中将斗
●第6試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合
(第59代王者組)矢野通&飯塚高史vs(挑戦者組)天山広吉&小島聡
※初防衛戦
●第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
(第63代王者)ロウ・キーvs(挑戦者/BOSJ2012優勝者)田口隆祐
※初防衛戦
●第4試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ
カール・アンダーソン&タマ・トンガvsMVP&シェルトン・ベンジャミン
●第3試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ王座決定戦
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクvsタイチ&TAKAみちのく
※勝者組を第32代王者に認定
●第2試合 20分1本勝負
永田裕志&井上亘&キャプテン・ニュージャパンvsYOSHI-HASHI&石井智宏&ロッキー・ロメロ
●第1試合 20分1本勝負
プリンス・デヴィット&KUSHIDA&BUSHIvs飯伏幸太&ケニー・オメガ&佐々木大輔
★チケット情報
特別リングサイド:12,000円
リングサイド:9,000円(※北側のみセットバック使用)
2F特別席 :7,000円
2F指定席A:5,000円
2F指定席B:4,000円
シニア・小中高生:2,000円(※当日のみ/要身分証/シニア=60歳以上)