5月24日、株式会社ブシロードにて記者会見が開かれ、7月1日に両国国技館で開催される『カードファイト!! ヴァンガード PRESENTS 　新日本プロレスリング&全日本プロ・レスリング創立40周年記念大会 サマーナイトフィーバー in 両国 「We are Pro-Wrestling Love!」』の追加情報が発表された。
　
　会見に出席したのは、新日本プロレスの木谷高明会長、菅林直樹社長、全日本プロレスの武藤敬司会長、内田雅之社長の4人。まず、今大会が朝日ニュースター「ヴァンガードpresentsワールドプロレスリングLIVE」にて生中継され、GAORAの「全日本プロレスALL JAPAN B‐banquet」、テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」でも録画中継されることが明らかになった。
　
　また、当日のスペシャルゲストとして、両団体の歴史を語る上で欠かせないスタン・ハンセン氏の来場が決定。さらに、前日イベントの「大プロレス祭り」（6月30日にアキバ・スクエア）の開催が発表され、その概要が説明された。
　
　このイベントは、（1）ステージ、（2）リング、（3）コミュニケーション、（4）リラックスを柱にしたもので、7・1両国直前公開記者会見、「ラジオ新日本プロレス」の公開収録、トークショー、スペシャルマッチ（試合）、大サイン会などが大々的に行なわれる予定となっている。

　続いて、ブシロードが開発中のカードゲーム「キング オブ プロレスリング」のデザインが、木谷会長から明らかにされた。さらに、木谷会長がその場で武藤選手にカードへの登場を依頼し、武藤選手が「俺はロイヤリティーが高いよ！どうせならウチの選手、全部出してよ！」などと猛アピールして周囲を笑わせる一幕もあった。
　
　このほか、「カードファイト!! ヴァンガード」の新CMに、カール・アンダーソン選手とタマ・トンガ選手が出演することも明らかになった。
　
　なお、『サマーナイトフィーバーin両国』のチケットは、新日本プロレスと全日本プロレスの昼夜興行となる5月27日、特別先行発売される。
　
■各コメントと質疑応答
内田「今大会は、全日本プロレスと新日本プロレスの40周年を記念する合同興行として、大変記念すべきイベントとなっております。大会前日に、ファンの皆様とイベントを開催することになりました。これも今までにない画期的な交流イベントだと思っております。両団体一丸となりまして、この大会、イベントを盛大に盛り上げて行きます」
 
木谷「なぜ『大プロレス祭り』を開催するのか。今まではテレビで放送して、興味を持ったお客様に会場へ来ていただく。そして、プロレスを見ていただいて、楽しんで帰っていただく。という流れだと思うんですが、さらに多面的な楽しみ方、プロレスの試合というコンテンツからもっともっと横に広げた楽しみ方をファンの皆さんにしていただきたいと思いまして、開催させていただくことになりました。これによって、たとえば地方のお客様でも、『2日間も楽しめるなら言ってみようかな？』と思われる方もいるでしょう。たまたま前日イベントに寄ってみて、『明日、面白そうだから行こうか？』とか。もっと言うと、今はTwitterとかWebサイト等で当日にもう情報が伝わる時代ですので。前日の盛り上がりを見て、『明日、テレビ見なきゃ！』みたいな。そういう効果もあると思います。当日も含めまして、ファンイベントを通じ、より広く、より深く、プロレスを楽しんでほしいなと思います」
 
——「大プロレス祭り」の1,000円という入場料金設定は、かなりお得だと思いますが？
木谷「初めてのことでもあるので、なるべく来やすい値段ということで、1,000円という価格設定をさせていただきました。正直言いまして、これだけのことをやると大赤字です。ただ、こういった形でプロレスとの接し方の幅をどんどん広げて、裾野を広げていきたいと思っているので」
 
——三冠ヘビー級選手権試合の秋山準vs太陽ケア以外のカードは？
菅林「対抗戦はもちろんやります。ファンが『おっ！』と言うような交流戦も考えております。それと、両団体のヘビー級のタイトルマッチももちろん行なう予定です」

——そのほかのカード発表の予定は？
菅林「カードの発表は、お互いの団体でタイトルマッチ等がございますので、それが済んでからの発表になります」
 
——武藤選手、この40周年記念大会に対する意気込みを聞かせて下さい。
武藤「何事も継続って凄く素晴らしいことで。2団体が40年も続くってことは、凄くうれしいことだと思っています。これを今後50年、100年と続けて行かなくちゃならない中で、この7月1日のイベントというのは、『現状、どれだけできるか？』というものを、未来に伝えるような試合になればいいなと思っています。いま、菅林社長がおっしゃったとおり、タイトルマッチとかが来る中、俺のイスを自分からこじあけていくのかどうなのか？ちょっとイマイチ（掴めない）。まあ、タイトルマッチが中心に来ますもんね？ うん。その中で、今から“要相談”で。あとは、俺の場合はもうコンディション次第ですから。7月1日に向けて、コンディションはピシッと整えて行く次第です」

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