新日本プロレスリングのニューヨーク大会の初日が、現地時間5月13日に行なわれた。開場前から多くのファンが列を連ね、開場時間と同時にそのファンがアリーナ内になだれ込むという、開始前からの過熱ぶり。新日本プロレス初のアメリカ単独ツアーとあって、新日本プロレスの所属選手がリングサイドでサイン、グッズ売り場でファンイベントをするなど、日本では見られない形でアメリカのファンとの交流を図った。
試合開始定刻。新日本プロレス制作のオープニングVTRが流れると、会場は大歓声。大音量のスコア(オープニングテーマ曲)が会場に鳴り響き、そしてタイガーマスク、獣神サンダーライガーが揃って登場すると、入場口には一気にファンが駆け寄るという異常なまでの歓迎ぶりが見られた。
また、この日は新設された初代IWGPインターコンチネンタル王座決定戦が開戦。高橋裕二郎がプエルトリコ帰りのヒデオ・サイトー、内藤哲也がジョシュ・ダニエルズ、矢野通がダン・マッフ、MVPが岡田かずちかをそれぞれ下し、明日の準決勝戦にコマを進めた。
メインイベントには、明日IWGPヘビー級選手権試合を行なう棚橋とチャーリー・ハース、今ツアー最終戦にメインでハードコアマッチを行なう真壁とライノが、新日本と外国人側がそれぞれタッグを結成し前哨戦を行なった。新日本タッグが試合を有利に進めるが、最後は一瞬の隙を突いたライノが真壁にゴアを発射。この強力な一撃に真壁がフォール負け。新日本タッグが初日に星を落とすという、ツアー波乱のスタートとなった。
■真壁&棚橋のコメント
真壁「効いたな? まぁ、いいんじゃねえの。おお痛え。まぁ、あと2つあるんで。やってやるよ、リベンジだ。それだけだ!」
棚橋「明日ニューヨークでタイトルマッチ。じっくりいかせてもらうからな!必ず明日はベルト守る。なぜなら(壁に貼ってあった新日本のライオンマークフラッグをたたきながら)どれだけのものを背負ってるか、どれだけ新日本を愛しているか。それを見せてやる。必ずニューヨークでも俺の逸材ぶりを見せますよ!」
NJPW INVASION TOUR 2011〜ATTACK ON EAST COAST〜
5月13日(金)20時開始(現地時間)
ニュージャージー州 ローウェイ レクリエーションセンター
観衆1,800人(満員)
第1試合 20分1本勝負
○ロウ・キー&ホミサイド
(10分41秒 キークラッシャー)
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク×
第2試合 20分1本勝負
○小島聡
(9分29秒 ラリアット→体固め)
ケニー・オメガ×
第3試合 20分1本勝負
○プリンス・デヴィット&田口隆祐&ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソン
(13分00秒 ブラッディサンデー→片エビ固め)
中邑真輔&デイビー・リチャーズ&邪道&外道×
第4試合 初代IWGPインターコンチネンタル王座決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○高橋裕二郎
(8分28秒 東京ピンプス→片エビ固め)
ヒデオ・サイトー×
※高橋裕二郎が準決勝に進出
第5試合
初代IWGPインターコンチネンタル王座決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○内藤哲也(12分28秒 スターダストプレス→片エビ固め)
ジョシュ・ダニエルズ×
※内藤哲也が準決勝に進出
第6試合
初代IWGPインターコンチネンタル王座決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○矢野通(10分38秒 裏霞)ダン・マッフ×
※矢野通が準決勝に進出
第7試合
初代IWGPインターコンチネンタル王座決定トーナメント1回戦
時間無制限1本勝負
○MVP(12分45秒 TTB)岡田かずちか×
※MVPが準決勝に進出
第8試合
○ライノ&チャーリー・ハース
(16分02秒 ゴア→片エビ固め)棚橋弘至&真壁刀義×
- 2011.5.14
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