5月12日(現地時間)、ニュージャージー州ラマダホテルプレスカンファレンスルームにて「NJPW INVASION TOUR」の前日会見が行なわれた。
記者会見には棚橋弘至を含めたニューヨーク大会に参戦する新日本所属選手、フリーの小島聡、そしてIWGPインターコンチネンタル王座決定戦に出場するMVPが同席。大会にかける意気込みを語った。
まず第一部には田口隆祐、タイガーマスク、JAPWライトヘビー級王者で15日にケニーオメガ選手との防衛戦を控える獣神サンダー・ライガー、邪道、外道、小島聡、中邑真輔が壇上に上がり、大会にかける意気込みを語った。
田口隆祐「ナイストゥミートゥー(笑)。アメリカでこうして試合できることを光栄に思います。ジュニアタッグ選手権もありますのでベストを尽くして頑張りたいと思います」
タイガーマスク「アメリカでは何度か試合をしてるんですけども、今回は団体として来てますので、タイガーマスクの試合、新日本プロレスをしっかりアピールしてアメリカのファンを獲得したいと思います」
邪道「新日本プロレスの凄さをアメリカ人に見せつけたいと思います」
外道「邪道・外道、22年間タッグを組んで、世界で一番のタッグだと思ってる。イーストコーストではそれを見せます」
邪道「ワールドナンバーワンタッグチームは俺たちだ!」
獣神サンダー・ライガー「このベルト(JAPWライトヘビー級王座)は去年の暮れに獲りました。片時も肌身離さずアメリカまで持ってきました。必ずこのベルトは日本にもって帰ります。ニューヨークに来て私はこの服装(新日本プロレス選手ジャージ)で過ごしてました。それはなぜか? 新日本プロレスのマークを常に誇りに思う、ということです。このマークと共にアメリカで闘いたいと思います。新日本プロレスの一員として頑張りたいと思います」
小島「このたびは新日本プロレスという長い歴史のある団体の初めてのアメリカ遠征でとても興奮しています。私は20年のキャリアがありますが、そこでやってきたことを今回しっかり見せたいと思います。必ずアメリカのファンに興奮してもらう試合をしますのでよろしくお願いします」
中邑「ボクのいまのスタイルは世界中見てもあまりいないので、日本でやってる同じことをアメリカでも同じようにしたいと思います。私の“オリジナル・ストロングスタイル”をみせたいと思います」
──初日の第1試合を務める気持ちは?
タイガー「いまプロレスは第1試合とか関係なく、オープニングマッチはすごく大事だと思ってます。新日本を初めて見るお客さんもいると思ってるのでインパクトを与える大事な試合。ボク自身は彼らに勝って田口&デヴィットのベルトにかわって挑戦したいと思ってます」
ライガー「チャンピオンとして第1試合でしっかり勝って、他の選手がそれに続いてくれればと思います。ホミサイド、ロウ・キーはいい選手と思いますが、ボクたちはすごい選手なので必ず勝ちます」
──新日本という団体で来る気持ちは?
タイガー「アメリカにはWWEやUFCなどがありますが、日本のスタイル、“ストロングスタイル”をしっかり見せつけて、プロレスの違いをみせつけたいと思います。日本の魂をみせつけたいと思います」
ライガー「新日本のレスラーはみんな素晴らしいレスラー。ですので皆さんに見ていただきたいですし、必ず満足していただけると思ってます」
そして第二部には新設されるIWGPインターコンチネンタル王座戦に出場するヒデオ・サイトー、岡田かずちか、高橋裕二郎、内藤哲也、矢野通、MVPが登場。トーナメントに懸ける意気込みを語った。
ヒデオ・サイトー「今日初めてベルト(インターコンチネンタル王座)見たんですけど、ボクはプエルトリコで2つベルトとってるんで、これとったら3つ目になる。これを持ってプエルトリコに帰れるように、そしてすべてのベルトを獲って日本に帰れればと思います。このベルトとります!」
岡田かずちか「東京ドームに凱旋しましたけど負けてしまったので、このベルトを獲ってさらなる成果を見せたいと思います。ベルトをもってTNAに帰ります」
内藤哲也「2年ぶりにアメリカで試合するということで、いま非常にワクワクしてます。メキシコでこのポーズ(目を広げる)を見たらナイトウと知らない人はいないんで、このアメリカでも浸透させたいと思います。そしてこのベルトを日本に持ち帰りたいと思います」
高橋裕二郎「優勝して高橋裕二郎の知名度をアメリカのプロレス業界でも広げたいと思います。インターコンチネンタルのベルトは俺が日本に持って帰ります」
矢野通「いいか、オイ! アメリカのボケども! 俺が新日本の“ミスタークリーンファイト”の矢野通だ。今回も俺の得意の“クリーンファイト”でベルトをサクっと獲って、夜の街で大酒飲んで終わりだ、バカヤロー!」
MVP「日本人の選手はイントロスピーチが必要だが、俺には必要ないだろ? 俺がこのベルトを勝ちとるぜ」
──ほかの国でもタイトルマッチはやるのか?
※この質問に対し、タイガー服部より補足
服部「初代王者が決定した後、この王者はアジア他いろいろな国で防衛戦を予定してます」
第三部には真壁刀義が登壇。最終日、元ECWアリーナでライノとハードコアマッチを行なう意気込みを語った。しかしコメント中に、対戦相手のライノが乱入。真壁とライノは激しい舌戦を展開した。
真壁「この俺がどうしてここに来ているのか。それをわからせるためにリングに上がる。俺は新日本のレスラーだけどいままでどんなスタイルでもナンバーワンになってきた。その実力差をわからせてやるよ?」
※ここで会見にライノが乱入!!
ライノ「マカベ! アメリカは俺の庭だ! デカイ顔するな!」
真壁「テメーみたいに三下がなに言ってやがんだ!」(中指を立ててライノを挑発)
※激昂するライノをスタッフが止め、吠えながらひきあげる
真壁「へっ。アイツが来たからには、もうデスマッチはひけねえってことだな。ああいう三下は叩き潰してやるよ。実力の差をわからせてやる。それだけだ!」
最後に登場したのは棚橋弘至。自身としてはじめてのニューヨーク遠征。しかも王者としての防衛戦を行なうその意気込みを語った。
棚橋弘至「アメリカの皆さんはじめまして。日本プロレス界のエース、そしてIWGPヘビー級チャンピオンの棚橋弘至です。新日本の歴史のなかでこうして新日本がアメリカ・ニューヨークで大会をおこなうのは初めてのことです。それはやはり新日本プロレスが力をつけて選手も充実してきたからだと思っています。そして2日目、このベルトをかけてタイトルマッチをおこなうことを誇りに思ってます。新日本プロレス全選手、高い志をもって大会を成功させることを約束します」
その後、全選手が改めて登壇し、記念撮影。撮影終了後、一人ステージに残ったMVPがベルトをジッとみつめ、「この王座は俺のものだ!」と王座奪取をあらため宣言し、会見は終了した。
ニューヨーク遠征のカード決定!! 棚橋はチャーリー・ハースとIWGP戦! ジュニアタッグ防衛戦も !
- 2011.5.13
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