「アントニオ猪木にケンカを売ったと思ってるんで」/中邑が一夜明け会見で、マイクアピールの真相を告白!
9月28日、新日本プロレス事務所にて、前日の神戸大会にてG1優勝者・真壁刀義とのIWGPヘビー級王者決定戦を制し、第53代王者となった中邑真輔選手が、一夜明け会見に登場。前日の試合後に「このIWGPに昔のような輝きがあるか?」「猪木! 旧IWGP(ベルト)は俺が取り返す!」と衝撃のマイクアピールをした件の真相や、10月12日「蝶野正洋25周年特別興行 ARISTRIST in 両国国技館」でのIWGPヘビー級選手権、vs大谷晋二郎(ZERO1)戦へ向けてコメントを発表した。
会見にスーツ姿で登場した中邑は終始、硬い表情でコメント。昨日のマイクに関しては「アントニオ猪木にケンカを売ったということ」「これは会社との真剣勝負」と決意の重さを語りつつ、また蝶野正洋25周年の両国大会でIWGP戦が実質上のセミファイナルになったことで「IWGPが頂点じゃないのか!」と全方位に噛み付いた。
■中邑選手のコメント
「来るべくしてというか……降ってわいてきた突然のベルトへのチャンスをものにすることができました」
■マスコミとの質疑応答
–昨日の発言の真意は?
「まぁ、昨日言ったのは、旧IWGPベルト、このIWGPベルト……どっちが新しくてどっちがオリジナルとか、そういう問題じゃないんです。IWGPはあくまで一本、そういう主張です。であるとしたら、自分が旧IWGPを取り返す、と。初代ベルトを誰がどういう経緯でもっていたのか、そういうことはわかりませんけど。アントニオ猪木のもとに初代のIWGPベルトがあるんであれば……。どっちにしろ、自分がアントニオ猪木にケンカを売ったと思ってるんで」
–ベルトを取り返す具体的な方法は
「まぁ、時間もないですし。これは遊びじゃないんで。遊ばせないしね。ただ、どういう状況かもわからない、会社的には難しいかもしれない。でも、思っているだけじゃあ何も伝わらない。まだ、始まったばかりだと思ってます」
–とりあえずアントニオ猪木側にボールを投げたという感じ?
「ま、そういうことになるでしょうね」
–この件に関して菅林社長との話し合いは?
「ま、状況も状況なんで。自分と会社との真剣勝負というか」
–大谷選手との初防衛戦が実質的なメインイベントにならなかったが?
「大谷選手に関しては、何か文句があるなら、クレームは蝶野正洋のほうにお願いしたい。防衛戦の相手として大谷晋二郎は素晴らしい相手だと思うし、しっかり現在のストロングスタイルをお見せしたい」
–試合順に関しては?
「だから、IWGPが頂点じゃないのか? ということはホントに言いたいですね。前にもこんなことがあった気がするし。こんなんだからベルトの価値観が揺らいじゃうわけだし、冗談じゃない。それも踏まえてどう考えているのか? それから昨日闘った真壁が両国大会の第1試合に出されるらしいけど、バトルロイヤルに出る器じゃないだろ? 何を考えてるんだ、蝶野!」
–いまのアントニオ猪木に関しては?
「一番、世間に対して存在感がある人だと思うし、自分としてはそこを超えなきゃいけない、という気持ちがありますね」