蝶野選手がデビュー25周年興行「ARISTRIST in 両国国技館」の開催を発表!
7月28日、蝶野正洋選手が新日本プロレス事務所にて記者会見を開き、デビュー25周年記念興行となる10月12日「ARISTRIST in 両国国技館」の概要を発表。会見に同席したAKIRA選手、菅林直樹社長と共に大会に懸ける意気込みを述べた。
■蝶野選手のコメント
「10月でデビューをして25周年を迎えることになりました。新日本プロレスでデビューさせてもらって、色々な歴史を一緒に歩ませてもらいました。1つの節目ということで、“25年”というキーワードで業界内を活性化させる材料に使いたいなと。それは、やっぱり興行でお客さんに何かを見せることだと。新日本プロレスや他の団体を含め、お客さんも新しい世代になってきている。自分たちを観てきたお客さんたちにも、自分の25周年をきっかけに今のプロレスを観てもらえばなという気持ちです。今までプロモーターとして千葉などで大会をやりました。地域の人たち、運営元の新日本プロレス、試合をする選手、関係者たち、たくさんの人たちの協力で初めてお客さんたちにものを見せられる。その難しさを非常に分かりました。こういう時代ですから、両国国技館という大きな器でやることに対して、物凄くプレッシャーを感じています。やる以上は、失敗はできない。プロモーター、そしてプレイヤーとして、“秋祭り”的な大きなものを提供したい。8月30日に全日本プロレスの武藤(敬司)選手の25周年というのもありますし、横に座っている同期の野上選手も同年の入門・デビュー。橋本(真也)選手はもう亡くなってしまいましたが、やっぱりこういう時期だからこそ(同期が)協力し合って、業界に何か足跡を残しておきたいと。T2000の同士としてやっていましたし、野上選手にも今回協力してもらう形になりました。野上選手は同じキャリア25年ですけど、同期の中でコンディションの管理、作り方が一番できている。トレーニングとかそういう方面で協力してもらいたい。あと、野上選手の25年という歴史もあるので、それに相応しい大会の舞台を作っていきたい」
■AKIRA選手のコメント
「蝶野さんが言われた通り、僕もプロレスを始めて25年が経ちました。蝶野さんが25周年のイベントをぶちかましたいということで、『便乗するならしてくれ』と言ってくれたので。この機会においしいところを狙って便乗させてもらいました。そこで僕は、サポート的なことをしたいなと。蝶野さんという友達を盛り上げるために。自主興行を自分で企画してやろうと思うと、何かと無理がたたるので。その中で最高のコンディションを作り上げて、この舞台で力を発揮してもらいたい。蝶野さんの体を作り直すなり、いいところを伸ばすなり、もう1度“新しい蝶野”が蘇ったらいいなと思います。僕の人脈を活かして、賛同してくれる同士の力を集めて協力したいと思います」
■菅林社長のコメント
「蝶野選手、AKIRA選手、25周年おめでとうございます。蝶野選手は、リング内外において力強く新日本プロレスを支え続けてくれました。このたび、両国という大きな器で蝶野選手の記念大会を開催できることを大変嬉しく思います。新日本プロレスとしても、この大会を全面バックアップさせて頂きます」
■マスコミとの質疑応答
–対戦カードは?
蝶野「新日本プロレスの夏の勝負ごと、G1(CLIMAX)がこれから始まる。自分の中では、この大会のテーマは、その夏と1月の東京ドームの間のお祭り。個人的には、勝負できるシングル戦を調整しています。タイトルマッチまで行けたらいいし、それに値する、お客さんが楽しめるカードを組んでいく。8月中にカードを発表していきます」
–他団体も含まれている?
蝶野「含みます。今のプロレスを楽しめるような構成にしたい。ヘビーはヘビーでデカいぶつかり合いが見たいし、Jr.はJr.で今の世界のトップクラスのJr.の試合が組めたらいいと思います。(試合数は)7〜8ぐらいになると思います」
–参戦を志願している選手はいるか?
蝶野「基本的なオファーは大体済んでいますけど、同期の武藤選手は出ると決まっています。ただ、向こうも全日本プロレスで25周年大会をやりますから。なるべくダブらないような形にしていきたいと思っています」
–AKIRA選手は、蝶野選手のトレーナー的な役割に?
AKIRA「僕がおいしいところをちょっとだけ食べさせてもらう。ちょっとくれるか分からないけど(笑)。その見返りとして、僕も返さないと。プロレス界はギブアンドテイクだから。実は、トレーナーの勉強もしていまして。知識もあるし、手助けしてもらえる人も何人かいるので。ロッキー5(/最後のドラマ)で、ロッキー・バルボアが肉体的に復活したでしょ? あれを目標にしたいですね。悪ガキだった頃に戻って欲しいなと。是非とも前面に出て欲しい。蝶野さんのファンは、まだまだ世の中にいっぱいいるので」
蝶野「逆に“ニューAKIRA”が誕生するぐらいのきっかけにもしたい。今の段階では言えないですけど、多業種のプロフェッショナルたち。それを取り入れて、色んな刺激を与えられながらコンディションを。チャンピオンシップに挑むぐらいの体調を作っていくということです。あと、T2000というのはプロレスだけにこだわった活動じゃなくて、プロレス以外の活動もしていました。色んな業界の人たちを巻き込む形で、大会へ持っていきたいと考えています」