後藤選手が「G1 CLIMAX」連覇に向けて空手特訓!
7月29日、後藤洋央紀選手が「G1 CLIMAX」連覇に向けて公開練習を行なった。その内容は“空手”。5月のIWGPヘビー級王座挑戦前に経験した合気道(現在も継続中)に続く、武道特訓に着手した。
後藤選手が空手を初体感するべく訪れたのは、都内にある「社団法人日本空手協会 総本部(松濤館流)」。同協会の椎名勝利(かつとし)先生(七段)の指導を受けた。
柔道着を身にまとった後藤選手は、「空手でも柔道でも剣道でも、日本の伝統の武道は“引き”が大事」「虎趾(こし=上足底)で蹴る」と椎名先生に教えられ、突きと蹴りを練習。「弱い」「空振り」「もっと強く」などと厳しく指摘をされながらも、巻藁(まきわら)やサンドバッグに何百発も正拳突き、蹴りを一心不乱に打ち込んだ。
約1時間にわたる空手特訓で大量の汗をかき、手の甲の皮がめくれてしまうほど突きをした後藤選手。「いい汗かきました」と爽やかな表情を浮かべ、空手初挑戦の感想を以下のように述べていた。
後藤「自分は、色んな武道に興味があるわけですけど、初めて踏み入れた空手という、1つの扉を開けられた気がします。何事も刺激がないとマンネリ化は否めない。常に新しいことを取り入れたいと。違う世界を見ることで、精神的な強さも磨ける。それは格闘技だけじゃなくてもいいんですよ。茶道、習字もいいと思います。タイのキックボクシングなんかも行きましたけど、それとはまた違う蹴り技というか。1つの蹴りでも色々なやり方があると改めて分かりました。今日は、まだ基本中の基本。応用していくところは、まだまだたくさんある。次のG1までに頭で考えながら整理していきたいです。(虎趾を使った蹴りは)効くと思います。危険すぎるぐらい。殺人技になりますよ」
また、後藤選手は、G1開幕戦(8月7日広島大会)の中邑真輔戦について「アイツとやると運を引き寄せられる。そういう過去の実績(NEW JAPAN CUP、G1優勝)があるので。初戦から彼と当たれるのは幸先がいい。彼も巡業中に打撃練習やっているので、ちょっと対抗しようかなと」とコメント。「(6月20日大阪大会で敗れた杉浦貴に)今までの借りを返した上で優勝ですよ。夏・春・夏(連覇)です」と、力強く語った。