全日本のリングで初のIWGP戦開催! 蝶野は警戒心を強める。
7月31日、菅林直樹社長が記者会見を開き、全日本プロレス8月31日両国国技館大会でのIWGPヘビー級選手権試合開催が許可されたことが明らかになった。
菅林「挑戦者は今のところ未定です。『G1(CLIMAX 2008)の優勝者を挑戦者に』という声も多々あり、我々としても一刻も早くベルトを奪還したいという姿勢に変わりはありませんが、今の段階では何とも言えません。蝶野正洋選手をはじめ、『G1』に出場しない選手の中にも『自分が取り返しに行く』とマスコミを通じて発言されている選手もいますので、それを含め早急に挑戦者を決めたいと思います。(タイトル運営の)権限はIWGP実行委員会にありますが、チャンピオン(武藤敬司)というのも(挑戦者を)選べる権利の1つを有しています。武藤選手は全日本プロレスの社長も務めていますので、『自社での興行(をしたい)』という発言も聞いております」
また、この件について、蝶野選手がマスコミの取材に応じ、以下のようにコメントした。
蝶野「向こう(全日本)もビジネスライクだと思うので、悠長なことをやっていたらベルトも運営も持っていかれる可能性がある。阻止しに行かないといけないんじゃないか。『ちょっとナメられてるかな?』という感じがある。ここは(ベルトを)獲りに行くことを本腰で考えた(挑戦者の)選出をして行くべき。別にどこのグループだとかは必要ないと思う。今日の発表を聞いて、『G1』に出場している選手全員が、(優勝を)獲りに行く気持ちが強くなると思う。今回の『G1』は、その先のベルトが目標になる。いい解釈をすれば、それで『G1』が締まるという考え方もできる。まぁ、ホントに戦争するんだったら、向こうの三冠(ヘビー級)ベルトをこっちに引っ張り込むぐらいのことやらなきゃいけないかも」
——そして、この数時間後、全日本プロレスも両国大会でのIWGP戦開催を正式発表。ついに全日本プロレスのリングで初となるIWGP戦が開催されることになった。なお、挑戦者については現在のところ未定となっている。