新技公開! 中邑真輔選手、10/9両国大会へ向け準備完了!
10月9日(月・祝)両国国技館大会に向け公開練習を行なった中邑真輔選手が、新技を2つ披露した!
10月6日11:30、東京都内のスポーツジムに現れた中邑選手は、河野真幸選手(フリー)を相手にスパーリングを開始。基本的な動作で体を温めると、いよいよ新技の公開に踏み切った。
中邑選手は、192cmの河野選手を軽々とファイヤーマンキャリーの体勢に担ぎ、そのまま右足と左腕をロック。そこから一気に落とす……かと思いきや、意外にもここで技を掛けるのをやめてしまった。
中邑選手によれば、この技は非常に危険度が高いため、実際に使用するのはあくまでも試合の時のみとの事。ロス道場では、誰もが練習台になるのを拒み、ようやく技を試す時もリングの上にさらにクッションを敷いて行なったほどだという。
「あの体勢から急角度で落とす。受け身が取りづらいかなり危険な技。アメリカに行く前から(頭の中で)温めていたけど、体力と筋力がアップしたので掛けられる自信がついた(ニヤリ)」と、中邑選手はこの技について説明。なお、現在のところ名前は決まっていない。
もう一つの新技は、リバースパワースラム。この技は通常のパワースラムとは違い、ロープに振った相手を背後から組み付いてマットに叩きつけるという荒技。
残念ながらこちらも最後の動きまで明かされる事はなかったが、前述の新技同様、危険な物である事に間違いはない。
練習後、記者団の質問に答えた中邑選手は「(武者修行)前といちばん違うのは足(の強さ)。下半身が安定していないと、技を掛ける時に全身運動に繋がらない」とコメント。ロス道場で120kgクラスの選手と練習した効果もあり、両国大会で対戦する中西選手の巨体を担いで落とす自信があると断言した。
現在のコンディションについて中邑選手は「順調な仕上がり。9日までこの状態をキープして行けば、万全の状態で試合に臨めると思う」と語り、好調ぶりをアピール。唯一の不安といえば日本で試合をしていないという要素だけだが、それすらも「過去にもこういうシチュエーションはあったので気にしていない」と意に介さない。
また、両国大会のメインイベントで行なわれる棚橋弘至VS天山広吉のIWGPヘビー級タイトルマッチの勝敗予想を聞かれた中邑選手は次のように回答した。
中邑「今のところ、かなりイーブン。天山選手は自我に目覚めたみたいだし、めずらしく練習をしている。棚橋さんは今まで色々と溜まっていたものがあると思う。それが両国で爆発すれば(勝てる)」
自身のターゲットであるIWGPタイトルの行方を、拍子抜けするほど冷静に分析した中邑選手。それは“相手が誰であろうと負ける事はない”という確固たる自信の表れなのかもしれない。