Road to レスリングどんたく 2016
- 日時
- 2016年4月24日(日) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,564人(満員)
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第6試合 時間無制限
スペシャルイリミネーションマッチ(1)○真壁[13:58 OTTR]タンガ×(2)○タマ[15:25 OTTR]真壁×(3)○本間[17:26 OTTR]タマ×(4)○ファレ[17:46 OTTR]本間×(5)○ファレ[18:54 OTTR]棚橋×(6)○エルガン[19:02 OTTR]ファレ×(7)○エルガン[21:17 エルガンボム→片エビ固め]裕二郎×(8)○ケニー[24:08 OTTR]エルガン×(9)○ケニー[27:44 片翼の天使→片エビ固め]ヨシタツ×レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
さらに、前日の後楽園大会で行なわれたNEVER 6人タッグ戦では、エルガン&棚橋&ヨシタツがオメガ&ファレ&高橋を下して初防衛を果たしている。
試合開始前、またしてもファレが尾崎仁彦リングアナウンサーのコールを妨害し、オメガがセルフコールを開始。ところが、直後にBCの5人が本隊の5人に襲い掛かり、一斉にオーバー・ザ・トップロープを狙う。しかし、ここはエルガンたちが何とか踏みとどまった。
本間対トンガの場面。本間がトーキック連射、踏みつけ攻撃、カウンターバックエルボー、低空シャリマティー。すると、トンガがボディスラムで逆襲し、本間を真似て小こけしを発射。これを本間が2連続で回避し、今度は自分が“元祖”小こけしを放つ。だが、かわされて自爆に終わった。
棚橋対ファレの場面。棚橋がファレを転倒させ、両手で尻を叩きまくる。そこからヨシタツが登場するが、高橋が場外からロープワークを妨害。たちまち場外乱闘が勃発し、BCが本隊を圧倒。
ここからBCがヨシタツを逃がさず、トンガがキャメルクラッチ、高橋が低空ランニングフロントキック、ロア&トンガが合体バックフリップ、ファレが串刺しボディアタック2連発、オメガがTシャツを悪用したチョークなどで集中攻撃を浴びせる。
その後、オメガがカミカゼからライオンサルトを繰り出すが、ヨシタツが回避してようやく脱出に成功。スイッチしたエルガンが、高橋をドロップキックで吹き飛ばし、コーナー最上段に座ったオメガにハイキックを見舞う。
さらにエルガンは、オメガと高橋を同時に担ぎ、変型アバランシュホールドでまとめて叩きつける。だが、オメガが低空ドロップキックで流れを変え、コタローフェースクラッシャーで逆転。
真壁対ロアの場面。真壁がパワースラムでロアを叩きつけ、串刺しラリアットで追撃。そして、コーナー2段目にのぼってロアの頭部へパンチを連射して行く。ところが、トンガが乱入して背後から真壁を場外へ落とそうとする。
これで真壁は動きが止まってしまい、BCがトレイン攻撃を開始。高橋が串刺しフロントハイキック、トンガが串刺しジャンピングボディアタック、オメガが串刺しジャンピングバックエルボー、ファレが串刺しボディアタック、ロアが串刺しラリアットを見舞う。
その直後、ロアがアバランシュホールドで真壁に追撃し、トンガと合体バックフリップを仕掛ける。しかし、真壁が脱出し、トンガのラリアットをロアへ誤爆させる。そして、2人にラリアットをお見舞い。
ここで真壁はロアを放り投げてオーバー・ザ・トップロープを狙うが、ロアがエプロンへ着地。そして、そこからトップロープを飛び越えようとするも、真壁がラリアットで撃ち落として失格に追い込んだ。
そこへトンガが襲い掛かるも、真壁がガンスタンを阻止してジャーマンスープレックスホールド。その後、エルガン組がトンガへトレイン攻撃を敢行し、棚橋&エルガンが合体ボディプレス、本間が小こけしで追撃。
続いて真壁&本間がこけしインパクトの体勢に入るも、妨害されてしまう。これで真壁から離れたトンガが背後から急所を殴打。そして、オーバー・ザ・トップロープで真壁を場外へ投げ捨てて失格させた。
本間対トンガの場面。両者が高速のロープワークで激しく交錯し、ジャンプしたトンガを本間がカウンターラリアットで撃墜。そして、ロープ際に立つトンガへラリアットを見舞うも、2人がもつれてエプロンへ転落。ここでトンガがヘッドバットを見舞い、本間の動きを止める。その直後、ファレが乱入してラリアットを放つも、本間にかわされてトンガへ誤爆。これでトンガは失格になるが、ファレが本間をグラネードで吹き飛ばして失格させた。
すると、棚橋が背後からファレの両脚を取り、オーバー・ザ・トップロープを狙う。しかし、ファレが脱出し、反対に棚橋を場外めがけて放り投げる。だが、棚橋がトップロープを掴んで踏みとどまり、襲って来たファレをヘッドシザースホイップで場外へ落とそうとする。これをファレが逃れると、高橋が場外から棚橋の脚を引っ張る。それでも棚橋は何とか粘っていたが、ファレがついに場外へ落として失格させた。
しかし、直後にエルガンがファレにラリアットを食らわせ、オーバー・ザ・トップロープで失格へ追い込む。すかさずオメガ&高橋が襲い掛かるも、エルガンが脱出してオメガに延髄斬り、高橋にカウンターラリアット。
続いてエルガンはパワーボムの体勢に入るが、オメガがリバースフランケンシュタイナーに切り返す。そして、オメガ&高橋がエルガンを場外へ落とそうとするが、ヨシタツが救助へ駆け込む。
その後、エルガンがオメガ&高橋の合体攻撃から脱出し、オメガにフロントハイキック。そして、オメガを投げ飛ばして高橋を串刺しにすると、エルガンボムで高橋を料理した。
エルガン対オメガとなり、エルボー合戦からエルガンがローリングエルボー。しかし、オメガがジャンピングニーアタック、高速ドラゴンスープレックスホイップで逆襲。するとエルガンは、次のジャンピングニーアタックをかわし、ジャーマンスープレックスホイップ、ジャーマンスープレックスホールドで挽回。
それでもオメガはフランケンシュタイナーを仕掛けるが、エルガンがパワーボムホイップでコーナーへ激突させる。そして、乱入した高橋とオメガを同時に担ぎ、バックフリップで投げ捨てる。
続いてエルガンはサードロープにのぼり、エプロン上のオメガを捕まえようとする。ところが、オメガが顔面にスプレーを浴びせて場外へ落とした。
これでヨシタツとオメガの一騎打ちとなり、ヨシタツがミサイルキック、カウンターニールキック、ミドルキック連発、ローリングニーアタックとラッシュ。
だが、次のランド・オブ・ライジングニーをオメガが回避し、ランニングニーアタックをお見舞い。そして、スタイルズクラッシュの体勢に入るが、辛うじてヨシタツが脱出。
ここでオメガはスプレーを手にするが、レッドシューズ海野レフェリーが取り上げる。ところが、オメガは高橋から別のスプレーを受け取り、ヨシタツへ襲い掛かる。しかし、ヨシタツがそのスプレーを奪ってオメガの顔面へ噴射。
さらにヨシタツは、今度こそランド・オブ・ライジングニーをヒットさせ、ペディグリーに行く。これをオメガが抵抗すると、ヨシタツは前方回転エビ固めを繰り出す。しかし、オメガが脱出し、カウンタージャンピングニーアタックをお見舞い。そこから片翼の天使を炸裂させてヨシタツを倒し、チームを勝利へ導いた。
COMMENT
トンガ「俺たちBULLET CLUBは、ワールドフェイマスなユニットだ。BULLET CLUBハンターなどと名乗っているヤツがいるが、そんなヤツはクソだ。俺たち5人、強さを見せつけただろ?俺たちは日に日に良くなってる。新しい時代が来るってことだ。新しい時代の到来だ」
オメガ「ヨシタツ、素晴らしい復活劇だ。よく、BULLET CLUBハンターなんて名乗れるもんだな。オマエは今回で終わりだ。二度と復活することはない。オマエはもう終わりだ。今度のタイトルマッチの相手、マイケル・エルガンは、背は小さいし、太っていて、デカく見えるだけ。それに比べて、俺たちはアスリート。動きの良さがまるっきり違うんだ。エルガンも今回で終わりだ。グッバーイ。グッナイ」
※ファレとトンガが突然、通訳の西澤管理部長に襲いかかる。
ファレ「俺たち、BULLET CLUBの強さ、恐さを見せつけてやる。(※西澤管理部長の首根っこを押さえながら)こうなるんだ」
※ロア、高橋はノーコメント
真壁「最高の屈辱だな。オイ、上等だバカヤロー!タイトルマッチまで、楽しみに待っとけコノヤロー!今日で完全に火がついた!やってやるぜコノヤロー!ベルト?そんなもん、どうだっていいんだバカヤロー!アイツらの存在ごと消してやる!それだけだ」
本間「オイ、タマ兄弟。なに余裕ぶっこいてんだコノヤロー!オイ、追う者の強み、見せてやるから。第71代IWGPタッグチャンピオン、真壁・本間で決定」
※真壁、本間はコメントブースを去る。
——昨日の借りを返される結果となりましたが?
棚橋「大丈夫。大丈夫。手応えはあるので、大丈夫です。ただ、俺が不甲斐ないね。ヨシタツをこう1人に残してしまったっていうね。俺がしっかりしないと。今日は俺がダメだったな(※棚橋はコメントブースを去る)」
エルガン「ケニー・オメガよ、俺は同じカナダ出身のレスラーとして、お前のことはよく知っている。ケニー・オメガが、カナダ、アメリカ、日本、そして世界中で試合に勝つために、活躍していることは知っている。ケニー・オメガはBULLET CLUBに入ることを選択して、そこで勝ちを収めてきている。そのことも十分承知している。しかし、今度お前の前に立つのは、このマイケル・エルガンだ。お前は俺のことを、これまで知らなかったかもしれない。だが、今や俺がどういう存在かわかってきたと思う。そして、必ず次の試合で、俺の存在をわかることになるだろう。なぜなら、俺がケニー・オメガを倒して、必ずIWGPインターコンチネンタルチャンピオンになるからだ」
※ヨシタツはノーコメント