Road to レスリングどんたく 2016

日時: 2016年4月23日(土) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,718人（超満員札止め）

第2試合 20分1本勝負

真壁刀義
ジェイ・ホワイト

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　5・3福岡でトンガ＆ロアのIWGPタッグ王座に挑戦する前王者組の真壁＆本間が登場。
　
　真壁対ホワイトで試合が始まり、ロープ付近でホワイトがクリーンブレイク。その後、真壁がショルダータックルを受け止めると、ホワイトはいきなり張り手。そこからカウンタードロップキックを見舞うも、真壁がショルダータックルで報復。それでもホワイトはエルボー連打を浴びせ、一歩も引かなかった。
　本間対フィンレーの場面。本間がヘッドロックを切り返して腕を取り、ヘッドロックからショルダータックル。そして、カウンターバックエルボー、ボディスラムから小こけしを放つも、かわされて自爆してしまう。すかさずフィンレーはヘッドロックを繰り出すが、本間がバックドロップに切り返した。
　真壁対フィンレーとなり、真壁がボディスラムでフィンレーに追撃。そこから場外へ落とすと、本間が鉄柵へ叩きつける。そして、真壁＆本間は場外マット上でハイジャックパイルドライバーを敢行。
　これでフィンレーの動きは完全にストップし、本間が強烈な逆水平チョップなどで追撃。しかしフィンレーは、ミサイルキックで真壁に逆襲し、ようやく自軍コーナーへ帰還。
　替わったホワイトは、真壁に対してエルボー連打、フライングフォーアーム、串刺しエルボースマッシュ、ブレーンバスター、ミサイルキックとラッシュ。さらに、エルボー連打からエルボースマッシュを浴びせるも、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットを命中させた。
　本間対フィンレーの場面。本間が逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけしと得意技を連発。しかし、フィンレーがエルボー連打、串刺しエルボースマッシュで巻き返し、ホワイトも串刺しエルボースマッシュでアシスト。そして、フィンレーがカミカゼ、ランニングエルボースマッシュで追い討ちをかける。
　ところが、真壁が両腕ラリアットでフィンレーとホワイトを吹き飛ばす。そして、本間がショートレンジこけしロケット、スライディングこけしロケットをフィンレーに食らわせ、最後はこけし落としで葬った。

COMMENT

真壁「オイ！いいんじぇねぇの。外国人だろうと、日本人だろうと、誰だって構わねぇんだ。今日は合格点じゃねぇの。見たか？あのファイティングスピリッツぐらいねぇとよ、あがらねぇだろ。アイツら見てると、それがすげぇわかる。よくわかる。だからこそ、俺たちが前に立ちはだかるんだよ。言っとくけどよ、中途半端な壁じゃねぇぞ。オイ、お前ら、潰せるもんなら潰してみろ。逆にお前らの存在価値、すべてを叩き潰すことが、この俺様の楽しみだ。どんとこい、それだけだ。なんかあるかい？」
——今日の試合で一番汗を流していたのは、真壁選手だったと思いますが？
真壁「そりゃそうだろ。負けれねぇだろ。俺がペーペーの時に、上のベルト巻いてる先輩たち、みんなよ、誰も見てない道場でよ、汗かいて血吐いて、みんな頑張ってんだ。それを見て育ってるからよ、あの程度で、オイ、笑わせんじぇねぇバカヤロー。オイ、プロレスラーってよ、覚悟がいるんだ。誰にも負けねぇ覚悟がなきゃダメなんだ。リングにあがれねぇんだ。だから、プロレスって面白れぇだろ。いつ何時でも、ヤツらのヤングボーイの壁になってやるよ。なんでって？俺、“真壁”だからよ、“真実の壁”じゃん。オイ、上手いこと言うなぁ」
本間「うまい！」
真壁「オイ、急に来たな。まぁでもよ、そんなもんだ。まぁただ、俺と本間はよ、それだけじゃねぇんだ。壁で終わると思うんじゃねぇバカヤロー。俺たちは、ベルトを狙うぜ。それだけだ」
本間「覚悟？真壁の言う“覚悟”。覚悟決まってんだよ、俺と真壁。71代IWGPタッグチャンピオン、もう決まってんだよ。運命だよ、これは。デスティーノ？デスティーニ？デスティーノ！決まってんだよ。オイ、絶対獲ってやる。あと1つよ、今日こけし落としを久しぶりに決めたんですけど、まだまだ錆びついちゃいないな。まだまだいける。まだまだいけますよ」

※フィンレーは、ホワイトの肩にかつがれてバックステージに戻り、そのままベンチに倒れ込む。
ホワイト「フィンレー、少し休め。真壁選手は強い。そのことは認める。リスペクトしてる。だけど、俺は真壁選手にしっかり追いついていく。チャンスがあれば勝つ。勝ちにいきたい。その時には、俺がヤングライオンではないことを証明する。チャンスさえあれば勝つ」
※フィンレーはノーコメント

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