12月18日（金）後楽園ホールで行われるNWA Jr.戦を前に、王者タイガーと挑戦者ライガーが前哨対決。なお、ライガーのパートナーであるKUSHIDAは、1月4日（月）東京ドームにて、ケニー・オメガの保持するIWGP Jr.王座に挑戦する。
　
　ライガー対タイガーで試合が始まり、タイガーがロープ際でクリーンブレイクするも、ライガーはクリーンブレイクせずに不意打ち。しかし、タイガーがドロップキックで場外に追いやり、ロープを開けてライガーを挑発した。
　KUSHIDA対フィンレーの場面。KUSHIDAがセルフ式タイムスプリッターズコンビネーションを食らわせ、フィンレーの動きが完全に停止。替わったライガーがスライディングキック、ロメロスペシャルで追い討ちし、KUSHIDAが逆エビ固めで続く。
　その後もフィンレーのピンチは続くが、カウンタードロップキックでライガーに逆襲。タッチを受けたタイガーが、コーナー最上段からのフライングボディアタック、ドロップキック、ローリングソバット、ハイキックと一気に畳み掛ける。
　さらにタイガーは、下からの回転エビ固めでライガーを揺さぶり、掌底をかわして回転十字固め。そして、ライガーの風車式バックブリーカーを切り返すと、突進をかわして場外へ追い込み、トペスイシーダを食らわせた。
　KUSHIDA対フィンレーの場面。KUSHIDAがミドルキック連射で先制するも、フィンレーがカウンターエルボースマッシュで逆転。続いて、串刺しエルボースマッシュ、ブレーンバスター、カミカゼ、マフラーホールドと得意技を連発する。
　しかしKUSHIDAは、串刺し攻撃を狙うフィンレーをフロントハイキックで迎撃。さらに、トップロープを支点にしたバク転キック、エプロンからのジャンピングハイキックを食らわせる。それでもフィンレーは前方回転エビ固めを繰り出すが、KUSHIDAが回転をこらえてホバーボードロックで捕獲。これをタイガーがカットすると、ショルダーアームブリーカーでフィンレーに追撃する。
　次にKUSHIDAはバズソーキックを放つが、フィンレーがかわしてスクールボーイで丸め込む。だが、KUSHIDAがオーバーヘッドキック、ハンドスプリングエルボーを食らわせ、最後はムーンサルトプレスで勝負を決めた。
　
　試合後、タイガーとライガーがマイク合戦を展開。
 
タイガー「雫石の、岩手のファンの皆さん！ 俺の第2のホームタウン、皆さんの前で約束します！ この次、18日・後楽園。ここにいる獣神サンダー・ライガーに勝って、NWA（Jr.）のチャンピオンとして、またこの雫石に戻って来ます！ ライガー！ おまえを絶対に倒すぞ!!」
 
ライガー「タイガー！ おまえは、雫石の皆さんにウソをつくことになるぞ!? 18日、後楽園ホールで、勝つのは、この！ 獣神サンダー・ライガーだ」

ライガー「（タイガーは）みちのくプロレス時代、よくここ（雫石）にも来てたと思うんだよ。その雫石のみんなに、彼は嘘をつくことになる。なぜなら、（ここに）チャンピオンで戻って来る・・・それはない。（その時の）NWAのジュニアのチャンピオンは獣神サンダー・ライガー。必ず（雫石の）ファンの人の前で、俺のベルト姿を披露する。期待しといて下さい」
※KUSHIDAはノーコメント
 
タイガー「まあ正直、（ファンの声援が）『ライガー』か『タイガー』かよくわかんない。でも、さっきもリングで言ったように、雫石、岩手県は俺の第2のホームタウン。やはりここで育ててもらった恩がある。東北の皆さんに応援してもらって、やはりその人たちに嘘はつきたくない。18日、必ず、リングでも言ったとおり、獣神サンダー・ライガーに勝って、ベルトを持って帰って来たい。まあ、ライガーのコメント、読みましたよ。『ライガーさん』って“さん”と付けてるようじゃダメだと。俺は言葉で勝負なんかしない。俺は常にリスペクトしてる。誰に対してもリスペクトしてる。言葉で勝てんだったら、いくらでも勝てますよ。伝えといて下さい」
——このタイミングで岩手で試合があったのはプラスですか？
タイガー「プラスです、僕にとってはね。やはり岩手も皆さんの力をもらうっていうかね。応援してくれる人が1人でもいる限り、タイガーマスクは不滅だ！」
——ン？ どこかで聞いたようなフレーズですが・・・。
タイガー「（笑）」
※フィンレーはノーコメント