試合開始前、本大会の売上金の一部が、沖縄県交通遺児育成会へ寄付された。
　
　また、花束贈呈のあと、棚橋と真壁がサインボール投げを行ない、場内を盛り上げた。
　
　ここから試合が始まるが、YOSHI-HASHIがゴングを待たずに奇襲。如意棒攻撃で真壁を痛めつける。しかし、真壁はショルダータックルで報復。
　棚橋対オカダの場面。クリーンブレイクしたオカダが、レインメーカーポーズ。そして、ショルダータックルを浴びせるが、棚橋がアームホイップ、ショルダースルーで逆襲。
　そこから棚橋はロープへ走るが、控えのYOSHI-HASHIが背中へキック。これで場外戦となり、大ダメージを負った棚橋が孤立。YOSHI-HASHIがトップロープ上へ吊るし、低空ドロップキックを見舞う。
　その後もオカダが放ったトップロープ越えのセントーンアトミコなどで苦しんだ棚橋だったが、低空ドロップキックでオカダに逆襲。ここでのタッチは妨害されたものの、カウンターバックエルボー＆フライングボディアタックでYOSHI-HASHIの追撃を断つ。
　ようやくタッチを受けた真壁は、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールド、ラリアットでYOSHI-HASHIに猛攻。しかしYOSHI-HASHIは、ヘッドクラッシャーで脱出。これでオカダが出ると、真壁は右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットでなぎ倒した。
　棚橋対オカダの場面。エルボー合戦のあと、棚橋がドラゴンスクリュー、ダイビングサンセットフリップ。しかし、オカダがリバースネックブリーカーで巻き返し、ダイビングエルボードロップからレインメーカーを発射。これを棚橋が回避してスリングブレイドを決めるが、オカダはカウンタードロップキックで報復。
　棚橋対YOSHI-HASHIの場面。YOSHI-HASHIがヘッドハンターで先制し、トレイン攻撃からダイビングヘッドハンター。そして、パワーボムからジャックナイフ式エビ固めを繰り出すが、真壁がカット。
　次のスワントーンボムを棚橋がかわすと、オカダがYOSHI-HASHIの加勢に入る。ところが、真壁が両腕ラリアットで2人をまとめてなぎ倒す。
　それでもYOSHI-HASHIはラリアットで棚橋に反撃。だが、棚橋がスリングブレイドで流れを引き寄せ、最後はハイフライフローで勝利を収めた。

　試合後、棚橋がファンの要望に応え、マイクアピールを開始。そして、エアでギターを取り出すと、いつものように「沖縄ーー!!」と絶叫する。ところが、ファンの反応がいまひとつだったため、そのままエアでギターをしまってしまう。
　それでも棚橋は気を取り直し、再びエアでギターを取り出し、「沖縄ーー!!」と3連続で絶叫。今度は大歓声が沸きあがり、棚橋は合計3回のエアギターを演奏。3回目は、沖縄初披露の新曲を弾いた。
　しかし、ファンの興奮は収まらず、棚橋は急遽4回目のエアギターを敢行。そして、「沖縄の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」と叫ぶと、四方のコーナーにのぼってポーズを決めた。
　さらに棚橋は、リングサイドと花道へ集まったファンと触れ合い、入退場口がある舞台上へ到達。ここで「沖縄の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」とナマ声で絶叫し、大会を締めくくった。

——中邑真輔選手が欠場で、IWGPインターコンチネンタル前哨戦がありませんが？
棚橋「そうですね。対戦成績、このまま逃げ切って。いちばんヤツのプライドに触る・・・前哨戦、言い合い含めて全部有利にもってくから。似合うじゃん、俺、このベルト、沖縄にまたこのベルトを見せるから」