Circuit2009 NEW JAPAN BRAVE

日時: 2009年4月11日(土) 17:30開場　18:00開始
会場: 静岡・ツインメッセ静岡　南館
観衆: 1100

第1試合 20分1本勝負

金本浩二
吉橋伸雄

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

4月5日両国国技館大会のシングル戦で岡田を粉砕した金本が、「NEW JAPAN BRAVE」開幕戦の第1試合で吉橋と一騎打ち。
　
　ロープ際で金本が離れざまにエルボー。怒った吉橋がやり返してエルボー合戦になる。そこから吉橋が金本をコーナーに押し込んで張り手。さらに、エルボー連射から串刺しドロップキックを放つ。
しかし、金本は側頭部へのキックで吉橋の動きを止め、顔面ウォッシュを敢行。それでも吉橋はランニングエルボーで突破口を開き、ドロップキック、逆エビ固め。
　ところが、金本は吉橋を場外に引きずり出し、フロントハイキックで客席内へ吹っ飛ばす。そして、リングに戻ると、キック連打でさらに吉橋へダメージを負わせる。
　劣勢となった吉橋は、金本のローリングセントーンをかわし、ヘッドハンター、ドロップキック、ハーフハッチ。
　しかし、金本は冷静にカウンターローリングソバットで反撃し、アンクルホールドでギブアップを狙う。これは何とかロープに逃れた吉橋だったが、もう一度アンクルホールドを極められて万事休す。金本の完勝となった。

COMMENT

金本「俺、（4月5日）両国で岡田（かずちか）とシングルやったでしょ？俺はよう分からんけど、あの試合が（週刊プロレスで）評価されて。だから、吉橋は焦っていたと思うよ。でもね、今日はその焦りがちょっと空回りしていたな。俺から言わせれば、試合は落ち着いてしっかり相手を見ないと。もうちょい頑張ってほしいな、吉橋には。吉橋も岡田もね、プロレスラーとして凄くいいハートを持ってるから。吉橋よ、『岡田に抜かれてる』って焦らんでエエから。地道にやっていったら、お前の思うがままになるからよ。洗濯係としても応援したいし（笑）。俺、今までの『やったる』『ぶっ殺してやる』ってタイプから、ちょっと変わってきたな。『後輩のために頑張ったる』っていう気がしてきたんで。俺は色んなところで『機嫌が悪いの？』ってよく聞かれましたけど、（笑顔で）機嫌悪くないっスよ。でも、俺にトゲトゲしさがなかったらダメやと思う。俺は悪（わる）に徹しますから。G・B・Hみたい（ヒール）じゃなくて、厳しい悪（わる）に。でも、楽しいな。アイツ（吉橋）、キャリア1年いってないですか？俺のキャリア1年目の時より根性があると思う。凄いっスよ。もう半年、もう1年、2年、3年と、どんどん成長していきますよ。岡田と切磋琢磨して、2人で上がっていけばいいんですよ。それに期待しましょう。俺はいつでも壁になります、こういう感じで。まぁでも、若手の壁ばっかりって言うのも辛いですけど（笑）、Jr.のシリーズ（BEST OF THE SUPER Jr.）も来ますから。Jr.の頂点を目指します。俺、土井（成樹＝DRAGON GATE）と約束しているんですよ。俺が（IWGP Jr.ヘビー級）チャンピオンになったら、（オープン・ザ・ドリームゲートと）ダブルタイトル戦やと。（充実した表情で）とにかく吉橋、楽しかったよ。躊躇なくお前の顔面ばっかり狙って申し訳ないけど、5カウント内やからよ。俺から言わせれば反則もあるかっちゅう感じよ。痛めつけて、痛めつけて、戦陣の谷に叩き落して。でも、お前らは絶対に這い上がってくるやろ」

吉橋「やっぱり1つ1つの切り返しを意識して、ちょっとでも隙があったら極めにいってやろうと思ったけど、向こうの方が一枚上手だった。壁はデカいけど、いつか俺が絶対に越えてやります」