Circuit2009 NEW JAPAN BRAVE
- 日時
- 2009年4月11日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 静岡・ツインメッセ静岡 南館
- 観衆
- 1100
-
第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
棚橋のショルダータックルを受け止めた後藤は、エルボー連打。これに棚橋も報復し、激しいエルボー合戦となる。
田口対ミラノの場面。ミラノがうつぶせの田口を飛び越えた瞬間、後ろから素早く組み付いて弓矢固めを極める。これに対し、田口は三角飛びミサイルキックで対抗。
デヴィット対タイチの場面。タイチがサイドバスターから逆片エビ固めを極めると、デヴィットはロープエスケープ。スイッチしたミラノは、場内のファンに向けて「よく聞いとけよ!」と叫びつつ、強烈な逆水平チョップをデヴィットに浴びせる。
苦しいデヴィットはオーバーヘッドキックでミラノに反撃し、田口にタッチ。すると田口は倒れたミラノを踏み台にしてミサイルキックを放ち、控えのタイチと 後藤を吹き飛ばす。そして、田口はミラノの股をスライディングでくぐって翻弄し、ラ・マヒストラル。これに対し、ミラノは雪崩式ブレーンバスターで反撃し た。
棚橋対後藤の場面。棚橋のフライングフォーアームに後藤がラリアットで対抗。さらに後藤は、棚橋のスリングブレイド踏ん張って決めさせず、ドラゴンスリーパーで反撃。すると棚橋は、ジャンプして体を1回転させ、逆にドラゴンスリーパーを極め返す。
しかし、棚橋は後藤の反撃を許し、トレイン攻撃の餌食となってしまう。さらに、後藤が棚橋を押さえると、ミラノとタイチがスーパースクラップキック。そのままタイチが棚橋をフォールするが、カウントは2。
その後、タイチが棚橋へフランケンシュタイナー。さらに、ハイキックからジャーマンスープレックスホールドを繰り出すが、カウントは2。これに対し、棚橋はカウンターのスリングブレイドで逆襲。最後はハイフライフローでタイチを沈めた。
試合後、棚橋と後藤は額を突き合わせて睨み合い。棚橋はIWGPベルトを掲げて勝利をアピールし、退場して行った。そして、後藤組も退場して終了……と思いきや、走って引き返して来た棚橋が再びリングイン。静岡のファンにマイクで挨拶した。
「お待たせしました。棚橋の時間です。今度、後藤が俺に挑戦して来るんですけど、必ずこの棚橋弘至が防衛します。そして、今度、静岡に来た時は、この会場を超満員にしてみせます。それじゃあ、最後に俺から一言いわせていただきます。静岡の皆さん、愛してま〜す!」
COMMENT
田口「タイトルは獲り損ねましたけどね、今日から仕切り直し。(Apollo 55で)また挑戦権を狙って動いていきます。そして、これを継続して必ずベルトを獲ります」
棚橋「後藤洋央紀、3回目の(IWGPヘビー)挑戦か。胸に期するものがあるんだろうな。コールも五分、攻防も五分。けど、それだけじゃダメだ。俺は後藤戦の先を見ている。必ずどの会場も絶対に超満員してみせる。それが俺の夢です」
後 藤「もう決戦に向けて俺の気持ちっていうのは最高潮だし、あとは5月3日(福岡)の試合を待つだけですよ。今日は、始まりだから。これからどんどん熱く なっていくと思う。俺は、別に棚橋が上の存在だとは思っていない。実力的にも。アイツは俺のことを凄く見下しているかもしれないけど、そういうところが穴 になる。それを本当に分からせたい。膝の方も調子が出てきていていい感じです。(矢野通とと結託した中邑真輔について)まだよく分かんないけどね。まぁ俺 は俺でシングルとして頂点を(目指している)。組みたいとかそういうのはないけど、なんか芯がなくなったな。何がしたいんだろうと。中邑は何の意図でG・ B・Hと一緒に帰るのか? その辺に疑問を感じているところはあります。(新日本に乗り込むと宣言したプロレスリング・ノアの杉浦貴について)来るんだったら、俺が相手になってやる よ。俺から行く手間が省けたね。やる気があるってことでしょう。来いって」
タイチ「改名一発目で負けてしまいましたけど、今日何かを掴んだ気がし ますね。試合には負けていますけど、試合内容でこれからに繋がるものを掴んだと思っています。帰りの花道を歩いている時も、ファンの方たちに『頑張れよ』 『よかったぞ』『期待している』って言われて。その期待に応えなきゃなと本当に思いました。石狩太一はこの間で終わりました。“イチ”からやり直して、生 まれ変わった僕でやっていきたいと思います。変わった頃にまたミラノとJr.タッグを狙ってもいいと思います」
※ミラノはノーコメント