Circuit2009 NEW JAPAN CUP 〜Soul on the Ring〜
- 日時
- 2009年3月15日(日) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1800
-
第7試合 時間無制限1本勝負
NEW JAPAN CUP 2回戦※後藤が準決勝戦進出レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
中邑は、後藤にキーロックを極められるとロープエスケープ。すると、後藤は技を外し、起き上がろうとした中邑に強烈なキック。
これで火が点いた中邑は、エルボー合戦を仕掛け、1回転しての飛び膝蹴り、串刺しニーアタック。対する後藤は、串刺しラリアットをヒットさせ、コーナー最 上段へ。すると、中邑はジャンピングキックで後藤の攻撃を阻止。そして、ロープ越しのショルダーアームブリーカー、ドロップキックで後藤を場外へ転落させ る。
後藤をリングに戻した中邑は、徹底した腕攻めで試合を優位に進める。だが、後藤は、中邑の串刺し攻撃を回避。後頭部へのラリアット、串刺しニールキックで反撃する。そして、雪崩式技を狙うが、中邑にエルボーで抵抗され、リングへ落とされてしまう。
だが、後藤はそれでも引かず、コーナー最上段の中邑を張り手で怯ませ、コーナー上でのスリーパーホールド。これでダメージを与え、雪崩式の変型ネックブ リーカー。この大技から後頭部へのダイビングエルボードロップ、バックドロップ、クロス式キャメルクラッチで中邑をジワジワと攻め込む。
後藤にハンマースルーされそうになった中邑は、回転胴回し蹴りで脱出。さらに、ラリアット、ミドルキック&ニーリフト連打、パワースラムで一気に反撃に出る。
後藤は、ロープへ走った中邑を背後から追いかけてラリアットを狙う。しかし、中邑はこれを回避。その直後、後藤が何度打ってきても全て避け、フロントハイ キック、ジャーマンスープレックスホールドでピンフォール勝ちを狙う。だが、後藤も中邑の蹴りを避け、投げっ放しジャーマンで対抗する。
終盤に 入ると、両者は激しいエルボー合戦を展開。中邑が張り手を打つと、後藤も張り返し、張り手合戦へと発展。その後、両者の打撃戦はヒートアップしていき、後 藤がグーパンチ。すると、中邑も殴り返して後藤をダウンさせ、リバースパワースラムからフォールへ。後藤は、カウント2で肩を上げる。
フィニッシュを予告した中邑は、ランドスライド。だが、後藤はリバースDDTの要領で上手く切り返し、中邑をマットへ叩きつける。さらに、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めも上から押さえ込んで阻止。そして、牛殺しから昇天を狙うが、中邑に阻止されて不発となる。
中邑にキック、バックブローを見舞われた後藤だったがダウンせず、強烈なショートレンジラリアットからフォールへ。中邑にカウント2で返されると、渾身のラリアット。これで中邑からピンフォールを奪取し、後藤が準決勝進出を果たした。
試合後、勝利を収めた後藤と、観客が激闘の余韻に浸る間もないタイミングで真壁が登場。
マイクを手にした真壁は、「オイ、中邑! 終わったな。テメェのNEW JAPAN CUPは、終わったんだよ。俺ともう一度やれよ!(1回戦の)リマッチだ! もう一度来いや!」と、一方的に対戦要求して退場。しかし、中邑は何も返答をせず、足早に控え室へ戻った。
そして、リングに残った後藤は、コーナーに乗って勝利をアピールした。
COMMENT
中邑「これじゃあ、 IWGPは遥か彼方! ぬるいよ、俺。終わってんのか? 俺。チクショウ……。(真壁の挑発について聞こうとする記者の質問をさえぎって)バカじゃねぇの! 後藤に挑戦するなら分かるよ。NEW JAPAN CUP、優勝する可能性があるんだから。バカじゃねぇの? 俺に対戦表明して。何年か前みたいに、構って欲しいのかって。ちょうどNEW JAPAN CUP、終わったしな。しょうがねぇからやってやるよ。ただし! ただし! 覚悟して来いよ、覚悟。真壁刀義、終わりにしてやる」
真壁「オイ!! 中邑よ! 俺は引き下がらねぇぞ! この野郎!! もう1回だよ! テメェのNEW JAPAN CUPは終わってんだよ! もう1回俺とやれよ!! もう1回だよ! この野郎!!」