第1試合は2.28後楽園でシングルマッチを行なうタイガーマスクとイホ・デル・ビジャノ3号が、それぞれ田口隆祐&マスター・ワト、石森太二&外道とトリオを結成して前哨戦。2.23京都では、ビジャノがタイガーのマスクを剥ぐ暴挙。遺恨を深めた両者の攻防に注目が集まる。

　田口は昨日、内藤哲也にマスクを取られたからか、縞々模様のペイントで登場。ゴング前、ビジャノもBULLET CLUBと一緒にToo Sweetサインをかわす。

　先発はワトと石森。地元のワトに大きなコールが発生。まずはロープワークの攻防を繰り広げ、ワトがフェイスクラッシャー。
　続いてバックの取り合いから、ワトが突進するも、石森はうまく場外に排除。すると田口が登場するが、ビジャノ組は3人がかりでストンピング。そしてスクラッチ攻撃を交互に敢行する。
　次はタイガーとビジャノのマッチアップ。ビジャノは打撃を連発。そして石森のネックツイスト、外道のトラースキックから、ビジャノがスワンダイブプランチャをお見舞い。
　ビジャノはタイガーを場外に連れ出してパンチを乱打。リング上では田口がBULLET CLUBに打撃で猛攻。しかし、ヒップアタックは石森、外道がそれぞれアトミックドロップで迎撃。
　するとワトがBULLET CLUBにスワンダイブプランチャ。そして田口が石森、外道にヒップアタックを連発。さらにランニングヒップバットをお見舞い。
　ここで6or9は場外の外道と石森にダブルのプランチャ。リング上、ビジャノがロープに走ると、タイガーはリープフロッグからシーソーホイップ。さらにケブラドーラ・コンヒーロを食らわせてカバー。
　ビジャノがカウント2ではね返すと、タイガーは変形のコブラツイスト。田口は石森に顔面騎乗。そしてワトは外道をベンダバールで捕獲。すると外道がギブアップ、タイガー組に凱歌が上がった。

タイガー「2日（連続）だぞ、2日。あいつが俺のマスクを剥ぐっていうことはわかってるだろうな、あいつがどうなるか。いいか、俺はメキシカンでもなんでも容赦なく締めるからな、この先。あいつがやったことを俺も同じようにしてやろうかな……って思ってるけど、同じ土俵には上がりたくない。ただ、同じ土俵には上がりたくないけど、あいつがその土俵に、必ず寝る。俺が絶対、シングルで勝つ。さすがはルードだなと思うときもあるけど、絶対に俺は引かないから」

田口「（※外国語なまりで）ナイトー、俺の、命よりも大……命よりは大事じゃないマスク……俺の、ファンよりも大……俺のファンの方が大事（な）マスク……すべての女性より……いや、すべての女性の方が大事な、マスクより……マスクより大事なものは山ほどあるけど、お前、俺のマスクを盗って、お前それ……お前の何よりも大事な髪の毛を懸けろ。

（マスク）返せや。オイ、お前、入場するのに、他人（ひと）のマスクをわがもの顔で使っいよって……。オイ……マスクよりも大事なものは、山ほどあるからな！　オイ……でもちょっと大事だから、マスクと髪の毛を懸けろや！　この『FANTASTICA MANIA』で（なく）、CMLLの『ANIVERSARIO』のメインじゃ！　アレナ・メヒコのメインじゃ！」

ワト「『FANTASTIA MANIA』、『FANTASTIA MANIA』、やっぱり、やっぱり、俺は『FANTASTIA MANIA』が好きだよ。こうやってね、メキシコからはるばる来てくれるメキシコのルチャドールたち（に）、すごく俺は感謝してる。そして、昨日、京都大会で俺が解説に入った時、メイン（で試合）をしていたアトランティスがね、俺のとこ来たね。あのベルトを見せつけてきたんだ。だから俺も、チャンスがあったら（タイトルマッチを）やりたいなと思ったよ。あとは、頼むぜ……」

ビジャノ「（※英語で）タイガーマスク、今夜は俺が試合に勝った。俺がこう言うのは、お前のマスクがこの手に中にあるからだ。これが事実だ。俺こそが最高（のレスラー）なんだ。（※ここからスペイン語で）今夜も同じだ。日本で対戦する度に、このマスクを剥いでやるぜ。この俺が、強いんだよ。来週の火曜日、１対１のシングルマッチだ。俺たちだけの闘いだ。誰が強いのか、わかるだろうよ。（※再び英語で）タイガーマスクとビジャノⅢ、コーラクエンホールはどちらが素晴らしいかを見せつける闘いだ。もちろんそれは俺だがな」

※石森、外道はノーコメント