PREMIUM
- 日時
- 2008年8月30日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1500
-
第5試合 30分1本勝負
PREMIUM. SUPER-J -乱脈 ran-myaku-レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
高岩と近藤の力と力のぶつかり合いを挟み、スイッチしたライガーが高岩を場外に落としてスライディングキック。
ライガー対岸和田となり、ライガーがお返しの鉄柵攻撃。イスで激しいチャンバラを繰り広げた後、ライガーがイスをフルスイング。場外でダメージを負い、何 とかリングインした岸和田は、近藤のブレーンバスターを投げ返す。すると、近藤はKUBINAGEで応戦。岸和田が串刺しボディアタックを見舞えば、近藤 は串刺しラリアット、キングコングラリアット。すると、岸和田も近藤のバックを取ってジャーマンスープレックスホイップ。両者とも一歩も引かない展開が続 く。
タッチを受けた高岩は近藤にチョップ連打、パワースラム、ダイビングエルボードロップ。近藤が後頭部へのラリアットで反撃すると、高岩は変型のアームロックで捕獲。カットに来たライガーは、近藤にストンピングを入れて檄を飛ばす。
高岩のショルダーアームブリーカーで後退した近藤だったが、ザ☆オリジナルで反撃。スイッチしたライガーがダイビングボディプレスを投下。だが、高岩は続 くトレイン攻撃を避けて、ライガーにデスバレーボム、近藤に串刺しラリアット。岸和田が飛び込んで近藤にラリアットを浴びせると、高岩がライガーに餅つき パワーボムを、岸和田が近藤にラストライドを同時に放つ。
自力でキックアウトしたライガーは、高岩にカニばさみからのラ・マヒストラル。さらに垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、両者ダウンとなる。
ライガー、高岩がゆっくりと立ち上がると、岸和田がライガーに、近藤が岸和田に、それぞれラリアット。高岩と近藤が相打ちになると、ライガーは岸和田を場 外に落として、突進してきた高岩にカウンターの掌底。すぐに立ち上がった高岩へ、間髪入れずにランニング掌底を叩き込んで、3カウントを奪った。
試合後、4人はリング上で向かい合うと、それぞれがネクストをアピールした。
COMMENT
ラ イガー「近藤が何を考えているか、何を言っているかは分からん。まぁ俺たちの対角線にいる2人は敵だってことを認識しているだけの話だ。この PREMIUMのJr.、一番大事なのは、『俺を見ろ! 俺が一番凄いんだ!』っていうのを各選手持たなきゃダメだ。団体、キャリア、名前がどうのこうのじゃねぇんだよ。やる選手は1人ずつが気持ちの中で『俺が 一番凄いんだ!!』って。そういう気持ちを持ってなきゃ、PREMIUMに上がる資格はないし。だから俺は言う。昔のNWAみたいに、全団体を回って、プ ロモーター会議ではなく、その団体の代表会議があってっていう、そういうちゃんと組織化されたものを俺は目指している。その第一歩なんだ。これから色んな 選手を選別して、必ず成功させる。それが俺の今の夢だ。だから、近藤と次にやることになるかもしれない、また近藤とタッグを組むことになるかもしれない、 今日闘った岸和田と組むかもしれない……そんなの関係ないんだよ! ファンが観に来て『Jr.の試合、コイツが一番凄かった』っていう。『この試合が』じゃなくて。『コイツが一番凄かったね』って今日帰ってメシを食うとき に、寝る前に『アイツは凄かったな』って思われるレスラーになってほしいし、そういった人間が何人か現れれば、トーナメントなり何なりをやって、 PREMIUMのJr.ヘビー級チャンピオンを決めていいんじゃないか。IWGPのJr.と闘ってもいいし。夢は広がる一方だよ。今日はその第一歩、第一 歩。俺は確実にできることを思って、言って、実行しているから。これも必ず実行する。夢じゃないんだよ。みんなプロレスが好きでリングに上がっているんだ ろ? プロレスで夢を見ようと思ってレスラーになったんだろ? 今、俺の団体がとか、どうのこうの言っている場合じゃないだろ! 誰が一番凄いのかを決めて、そいつが日本のプロレスを引っぱればいいんだよ。そうやろ? こんだけ団体があるんだよ。誰が一番凄いのか決めりゃいいじゃないかよ。勝とうが負けようが、心に残る人間が一番強いんだよ。それが最強ってもんだ。俺は そう思うぜ、20何年かやってきて。プロレスの最強とは、ファンの心の中で根強く生き残るものだ。そいつがチャンピオンだ。そういう人間を集めてトーナメ ントをやったら、真の最強チャンピオンが生まれると俺は思う。それを目指して頑張りますよ。もちろん俺もその候補の1人。忘れんなよ」
岸和田「オイ、オイ、オイ、ライガー、近藤も。今晩で勝ったと思うなよ。何百回でもやったるからな。いつでもやったるぞ。オイ、近藤でもライガーでもよぉ、タッグじゃなくてシングルで来い、シングルで」
高岩「それを言うなら俺も入ってるよ。この4人は全員敵だ。ここで組んだだけ。近藤でもライガーでも岸和田でもシングル受けてやるよ」
岸 和田「やったる、やったる。仲良しこよしとちゃうからよぉ、どこのリングでも上がってくぞ。ライガーまた傷つけやがったな。俺ばっか狙ってどういうこと や。傷だらけやないか。3倍返しにしたるから覚えとけよ。あと近藤、どう見てもお前はヘビー級やろ。俺もヘビー級やけど」
高岩「まぁ気持ちいい。こうやってぶつかり合って、Jr.でこういう試合出来るのはこの4人だけだと思ってるし。また新しいのが入ってきたら潰すまでですよ。今日のところは(と言い、岸和田と握手)」