試合後、鈴木を鈴木軍メンバーたちが取り囲む。そしてタイチがダウンしている鈴木を抱擁。
続いてメンバーたちが鈴木を引きずり起こすと、場内は大きな拍手に包まれる。ここで鈴木はマイクを握るも「俺はこないだ、いっぱいしゃべったからよ」と、DOUKIにマイクを差し向ける。DOUKIは躊躇するも、鈴木は「鈴木軍の末っ子、DOUKI」とマイクを渡す。ここからメンバーたちのマイクリレーに。
■DOUKIのマイクアピール
「俺は、このメンバーの中で、一番鈴木軍としての歴は短い。たった、3年半かもしれないけど、鈴木軍にいたことで俺は成長できたと思う(場内拍手)」
■金丸のマイクアピール
「いい軍団にいて! いい酒が飲めた!(場内拍手)」
■TAKAのマイクアピール
「ボス、こう呼ぶのも最後かも知れないんで、言わせてください。ボス! ありがとうございました!(場内拍手)」
■デスペラードのマイクアピール
「鈴木軍に合流するのが目的で日本に来て、結局鈴木軍で長いことやれて、ようやく成長できたと思ったらなくなっちゃって。ここからどうしようかなと思ってますけど、とりあえず今日のところは、この楽しい軍団に入れたことを、誇りに思いながら、余韻を楽しもうと思います。ありがとうございました(場内拍手)」
■アーチャーのマイクアピール
「スズキサン、22年間のプロレス生活、(日本語で)ニジュウニサイ、プロレス……。俺はキャリアの半分、11年間をスズキグンとして過ごしてきた……。(日本語で)ジュウイチサイ……。日本で戦うことができて光栄だった。だがそれ以上に俺の永遠の兄弟であるあなたと同じリングに上がることができたことが、何よりもありがたかった。アリガトウゴザイマス(場内拍手)」
■ザックのマイクアピール
「ナナネンマエ、7年前、スズキグンがプロレスリング・ノアに現れて……、俺はマイニチ、スズキグンは、チョーメンドクサイって思った(場内笑)。でも、18カ月後、スズキサンが俺をスズキグン、そしてニュージャパンに招いてくれた。それは俺の人生の中で一番大きな決断となった。スズキグンハチームジャナイ。スズキグンハカゾクデス。アリガトウゴザイマシタ(場内拍手)」
■タイチのマイクアピール
「俺たちはほかのユニットに比べて、これといったものを残せなかったかもしれねえ。けど、ほかのユニット、どの軍団にも、絶対、マネができねえことやってきた。だから、俺たちは、間違いなく、一番だった(場内拍手)。あとにも先にも一番の軍団だ。鈴木軍、11年、一度も離れず、最後まで戦ってきたのは、俺とあなた(鈴木)だけだった。11年、俺のキャリアの半分ですよ。キャリアの半分、鈴木軍、すごしました。これからもこの11年が無駄にならぬように、あとはまたゴミみてえな人間に戻らねえように、これからもしっかりと自分の道、歩んでいこうと思います(場内拍手)。11年、楽しかったっすよ(場内拍手)。どうもありがとうございました!(場内拍手)」
そしてタイチが鈴木にマイクを渡す。
■鈴木のマイクアピール
「まあ、俺からのことは、先日、リング上で言わせてもらったから。みんなに対してはもうないよ。自分自身のことだけ言わせてくれ。
俺は11年前、この新日本にIWGPを獲るためにやってきて、鈴木軍を作った。そして、鈴木軍は今日ラストマッチを迎えた。かたちは変わるけど、これからも毎日! IWGPを狙っていくぞ!(場内拍手)。チャンピオン! チャンピオン! そのときのチャンピオン! ヘラヘラしてると、テメー、寝首、切り落としてやる、アン? どいつもこいつも覚悟しとけ!
最後は、俺たちらしく締めようぜ、ナッ?(場内拍手)。パチパチパチパチ、うるせえんだよ! このブスが! ヘラヘラ笑ってんじゃねえよ、テメーら。オメーらの思ったとおりのな、そんな未来にな、そんななるわけねえだろ! すべてな、何もかも! 俺たちがブチ壊してやる! いいか、これが最後だ! 俺たち鈴木軍! イチバ~ン!!!!」
そして雪が舞う中、鈴木は各メンバーたちと抱擁。すると、ここでなんと飯塚高史のテーマ曲が場内に流れる。そして、南側客席のほうから、なんと2019年2月に引退し、封印されたはずの飯塚が登場。
飯塚がリングサイドに雪崩込むと、金丸が首輪をつけ、そのまま飯塚はリング上へ。そして鈴木軍は飯塚も無理やり加え、全員でポーズを決める。
そして暴走状態の飯塚からすばやく離れると、飯塚はリングを下り、アイアンフィンガーを手にバックステージへ。
それを観た鈴木軍は、リング上でそれぞれグータッチをかわす。そして『風になれ』が流れると、鈴木を残してメンバーたちはリングをあとに。
鈴木は鈴木軍の旗をたたみ、タイツに締まってからリングを下りる。そしてもう一度旗を広げ、リングサイドを一周。そしてまた旗をたたむと、バックステージに引き上げた。