上村とダニエルズが激突する因縁の一騎打ち。2人は「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」で準優勝となったものの、ダニエルズの裏切りによって抗争状態に入った。
試合開始前、先に登場したダニエルズがマイクアピールを敢行。
ダニエルズ「ネバダ州ラスベガス!(※大歓声) お前らバカにも完璧にわかるようにゆっくり話してやろう。この俺が南カリフォルニアのキングだ!(※ブーイング) そして、南カリフォルニア出身で最も重要なプロレスラーだ。ロサンゼルスは“シティ・オブ・エンジェルス”と呼ばれている。ということは、ロサンゼルスは俺の街だ(※ブーイング)。俺の街の名前を道場に使うんだったら、トップクラスの選手を輩出したらどうなんだ!? LA DOJOはまったくダメだ! お前らが生み出しているのは平凡な失敗作ばかりだ。そして、最大の失敗作が上村優也だ(※ブーイング)。ユウヤ、俺はお前をチャンピオンにしてやろうと思っていた。だが、お前は失敗に失敗を重ねやがった。俺ほどのキャリアを持つ男が、なぜこれ以上我慢しないといけないんだ!? 上村優也。俺はお前となんて闘いたくない。しかし、お前がどうしてもというのなら闘ってやろう。お前をいまこのリングで叩き潰してやる。そしてその後、LA DOJOを焼き払ってやる」
ダニエルズがここまでしゃべったところで、上村が怒りの表情で登場。そして、リングインと同時にダニエルズをタックルで倒し、マウントエルボー連打を食らわせる。
そのまま大混乱の中で試合開始となり、場外へ逃げたダニエルズを上村が押し戻す。そして、再びタックルで倒すと、マウントエルボー連打をお見舞い。
さらに上村は、カウンターバックエルボー、串刺しドロップキック、エルボー連打で追撃し、ダニエルズとのタッグで使用してたショートタイツを脱ぐ。そして、そのタイツでダニエルズの首を絞めあげる。
上村の攻勢は続き、ショルダースルー式のフェースクラッシャー。そして、ロープ際のラリアットでダニエルズを場外へ落とし、プランチャで押し潰す。
場外戦になり、上村がダニエルズを鉄柱へ激突させ、ボディスラムで場外マットへ叩きつける。そして、先にリングへ戻るが、ダニエルズが顔面かきむしりで逆襲。そして、スイングネックブリーカーで上村の首をトップロープへ打ちつけ、後頭部へラリアットを食らわせる。
これでダニエルズのペースとなり、エルボースタンプ連打、ニードロップ、ネックロック。そして、延髄を狙ってチョップを打ち込み、両手で首をひねり上げる。
ダニエルズの攻撃は続き、バックドロップ、逆水平チョップ、後頭部へのパンチ連打、ネックブリーカー。そして、雪崩式攻撃を狙ってコーナー2段目へのぼるが、上村がヘッドバットで転落させ、ミサイルキックで吹き飛ばす。
さらに上村は、フライングフォーアーム、串刺しフライングボディアタック、飛びつきブルドッキングヘッドロックでダニエルズに追撃。そして、フランケンシュタイナーを狙うが、ダニエルズが受け止めてデスバレーボムで叩きつけ、コウジクラッチで絞り上げる。
それでも上村はフランケンシュタイナーにいくが、ダニエルズがパワーボムへ切り返す。そして、エンジェルウィングスの体勢に入るが、上村が脱出して丸め込み、3カウントを奪取した。
【試合後コメント】
※上村はノーコメント
ダニエルズ「(※インタビューバックの前とカメラの前を何度も行き来しながら)お前らに聞いてやる。俺が誰かに負けたように見えるか!? そんなはずはない。お前らになぜか教えてやろう。試合に負けたとしても本当の闘いの勝ち方を知っているからだ。(※自分を指さし)なぜなら俺は“マスター・ストラテジスト”だからだ。上村優也、たった1試合勝ったからって調子に乗るな。誰しも1試合くらい負けることはある。だが、これだけは教えておいてやろう。お前は自分1人の力で勝つことができたわけじゃないんだぞ。お前は助けなしでは勝つことができないんだ! お前はいつどこで試合をしたかも覚えていないだろう! 覚えているはずがない。クリストファー・ダニエルズは宣言どおり、お前をリング上で叩き潰してやった!(※と言って足元を指さす) 俺もこんなことはしたくなかった、ユウヤ。これはお前が俺に強制させたことなんだ。そしていま、お前は大ケガを負った。これでお前が死んで引退してくれることを願っているぜ! LA DOJOがこれからも続く限り、お前たちは俺の標的となる。お前たちはロサンゼルスの名を語るに値しない存在だ。(※自分を指さし)本物のレジェンドであるクリストファー・ダニエルズに敵うヤツなんて1人もいない! (※カメラを指さし)新日本のレスラー全員を倒してやる。(※カメラへ急接近して)ロサンゼルスといえば“フォーリン・エンジェル”クリストファー・ダニエルズと言われるまでな」
AUTUMN ACTION
- 日時
- 2022年10月23日(日) 開場 開始
- 会場
- アメリカ・Sam’s Town Live(ネバダ州ラスベガス)
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第2試合 20分1本勝負