中国で活躍していたというヤング&シャープのコンビが、アイザックス&ネルソンのウエストコースト・レッキングクルーと対決。
シャープ対アイザックスで試合が始まり、アイザックスが軽々とシャープを投げる。そして、ヘッドロックからショルダータックルを浴びせるが、シャープは次のリフトアップスラムから脱出。串刺しエルボースマッシュで反撃し、アイザックスを赤コーナーへ連れ込んだ。
ここからヤング&シャープが左右からアイザックスの腕を固定し、キックを連発。そして、サンドイッチ低空ドロップキックを食らわせる。
だが、アイザックスがパワーでヤングを青コーナーへ押し込み、スイッチしたネルソンがドラゴンスクリュー。そして、間髪入れずにアイザックスがスライディングラリアットで続く。
その直後、アイザックスがボディブローでシャープの動きを止め、ネルソンがショルダータックルで大きく吹き飛ばす。そして、ネルソンがシャープ、アイザックスがヤングを同時にボディスラムで叩きつけた。
それでもヤングはヘッドシザースホイップでネルソンを投げるが、すぐにアイザックスが登場して俵返し。これでまたもやヤングはピンチに陥るが、カウンターコンプリートショットでネルソンを叩きつけ、ようやく脱出に成功。
アイザックス対シャープとなり、シャープがラリアットとドロップキックを見舞う。それでもアイザックスは怯まずにブレーンバスターを仕掛けるが、シャープが切り返してハイキックを浴びせ、ジャーマンスープレックスホールドで押さえ込む。
続いてシャープ&ヤングはアイザックスにトレイン攻撃を敢行するが、ヤングが膝を痛めて戦線離脱。アイザックスがカウンターチョークスラムでシャープに報復する。
これでシャープが完全に孤立し、ネルソンがボップアップ式パワーボムで追い討ち。その直後、アイザックスがデスバレーボムをネルソンの両膝に炸裂させる合体技フー・ドゥー・ユー・ラブが火を噴き、シャープが撃沈した。
【試合後コメント】
ネルソン「こんなものじゃ満足できない。ロイスと俺は『NJPW STRONG』出場をひとつの目標としてきた。そしていまや目標だった『STRONG』に継続参戦している。“FILTHY”トム・ローラーは俺たちに何か光るものを感じてウエストコースト・レッキングクルーをTEAM FILTHYに入れてくれたんだ。そのときから俺たちがこの番組を盛り上げてきた。それなのにオーストラリアの田舎者がやってきて、俺たちが目標としてきたSTRONG無差別級タッグ王座を俺たちから奪いやがった。俺たちからベルトを奪い取っただけでなく、2度も俺たちのことを倒しやがった。しかも、倒されただけでなく、みんなの前で恥をかかされた。どんな気持ちだったかわかるか? ロイスは俺が助けに来てくれると思っていたはずだ」アイザックス「もうUNITED EMPIREにはウンザリだ。“FILTHY”トムと日本に行ったときには、トムが頭を蹴り倒され、もう1人のパートナーであるこいつと組んだときは、オージー・オープンに倒された。お前らとの対戦には何か感じるものがある。お前たちも汚い手を使うのは嫌いじゃないだろ!? 俺たちもラフなやり方は嫌いじゃない。オージー・オープン、ウィル・オスプレイ、グレート-O-カーン、フランシスコ・アキラ、UNITEDのクソヤローどもがTEAM FILTHYと闘いたいのであればやってやる。かかってきやがれ!」
ネルソン「タッグ戦線から俺たちを追い出せるものならやってみろ。ロイス・アイザックス、ジョレル・ネルソン、俺たちにSTRONG無差別級タッグ王座へ挑戦させろ!」
アイザックス「オージー・オープン、お前たちが世界を支配すると言うのなら、俺たちはタッグ王座を手に入れるために地獄まででも追いかけてやる。レッキングクルーがブチのめしてやる」
シャープ「俺たちの思ったとおりの結果にならなかった。俺は『STRONG』のリングに上がるのは今日が初めてで、こいつは2回目だ。ここで試合をするようになってからまだ日は浅いかもしれないが、サムズ・タウンでは何度も試合をしてきているんだ。初めての新日本の試合で全身全霊を尽くしたが、勝つことはできなかった。ウエストコースト・レッキングクルーが素晴らしいタッグチームだと言われている理由がわかった。(※ヤングの肩を叩き)今日の負けを恥じる必要はないぞ、ジェイコブ。俺の目を見ろ。大丈夫だ」
ヤング「すまない」
シャープ「お前はよくやった。あいつらの猛攻に耐えることができなかっただけだ。俺もまだまだ気持ちは燃えていたが、今日はあいつらのほうが強かった。だが、これが終わりじゃないぞ。今日の負けが俺たちをさらに強くしてくれるんだ。(拳を握ってヤングの胸と自分の胸を叩きながら)『NJPW STRONG』のために俺たちはこれからも頑張るんだ。これで終わりじゃない。まだ始まったばかりだ」
ヤング「前回のバックステージコメントで俺は『また戻ってくる』と言った。今日もまた自分自身にはガッカリしている。だが、俺たち2人はまた新日本に戻ってくると信じている。(※シャープに)すまない」
シャープ(※ヤングの背中を叩き)よくやったさ(※と言いながら2人で立ち去る)」
AUTUMN ACTION
- 日時
- 2022年10月23日(日) 開場 開始
- 会場
- アメリカ・Sam’s Town Live(ネバダ州ラスベガス)
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第1試合 20分1本勝負