NJPW連合軍のフィンレーが、TEAM FILTHYのライムライトとシングルマッチで対決。
先に登場したライムライトがいきなりマイクを握り、「入場曲を止めろ!」と叫ぶ。そして、そのままリング上でマイクアピールを敢行。
ライムライト「お前たちもご存じの通り、この俺がダニー・ライムライトだ。初めに俺が喋っているときは、フィリーチーズステーキを口に詰めて黙ってやがれ!(※ブーイング) わかったか、“ドラマ・キング”!? バカみたいなネクタイをつけやがって! 日本語に翻訳してこれをワールドで見てるヤツらも黙らせろ!(※ブーイング) カメラをこっちに向けろ。ワシントンDCでTEAM FILTHYに勝利をもたらしたのはこの俺だ!(※『黙れコノヤロー』コール) お前らが黙りやがれ! さっきから何度も言ってるだろ。この俺がワシントンDCで勝利を掴んだんだ。試合後に俺は紳士的に握手を求めたが、デビッド・フィンレーはシレイリ(こん棒)で俺を攻撃することを選びやがった。俺の名前はフィンレーで闘うのが大好きだってか!? デビッド、お前のその苗字で好き勝手にできた15年間になんて誰も興味ないんだよ! お前の弟のブロガンのほうが頑張ってるんじゃないか!? わかってるぜ。ワシントンDCで勝てなかったから怒ってんだろ!? だが、今日も勝つことはできない。今日もそのバカみたいなシレイリを持って出て来いよ! こん棒をお前の喉に突っ込んで、親父(デイブ・フィンレー)に大好きな息子がふんぞり返っている姿を見せてやるよ! 今日も俺がお前を叩き潰してやる。出てきやがれ! (※罵声を飛ばす観客に対し)黙れって言ってんだろ!」
これでようやくフィンレーの登場となり、シレイリを手に持って足早にリングイン。そして、ゴング直後に飛び出すが、ライムライトは距離を取って自ら場外へ降りてしまう。
だが、フィンレーが走ってライムライトを追いかけ、リング上で捕獲。そして、ボディブロー、エルボー連打、逆水平チョップを浴びせていく。
さらにフィンレーは後方回転エビ固めを繰り出し、返された直後にドロップキックをお見舞い。そして、ブレーンバスターからリストロックで絞り上げる。
フィンレーの攻勢は続き、エルボースマッシュを連発。だが、ライムライトが素早い動きで逃げ出し、ロープを悪用した脚折り攻撃で逆襲。さらに、低空ドロップキックを左膝に浴びせると、フィッシャーマンバスターで叩きつける。
それでもフィンレーは裏投げの体勢に入るが、ライムライトが脱出して膝裏へ低空タックルを浴びせる。そして、フィンレーの膝をマットへ叩きつけると、トップロープ越えのセントーンアトミコも膝に命中させる。
続いてライムライトはローリングソバットからロープへ走るが、フィンレーがカウンターショルダースルーで大きく吹き飛ばす。これでライムライトの動きが鈍ると、フィンレーはランニングエルボー2連発、フライングエルボースマッシュ、串刺しエルボースマッシュ、旋回式ブルーサンダーと畳みかける。
するとライムライトはビクトル投げから脚を取るが、フィンレーがブリッジしてフォール。これでライムライトが脚を離すと、ワンハンドバックブリーカーで叩きつける。
その直後、フィンレーはランニングラリアットでライムライトを吹き飛ばし、トラッシュパンダで一気に仕留めた。
試合後、フィンレーが握手を求めるも、ライムライトがツバを吐きかける。これにフィンレーが激怒し、シレイリで殴り倒した。
【試合後コメント】
フィンレー「ダニー・ライムライト、思っていたよりもタフなヤツじゃないか。だが、まだまだ足りないな。試合時間は6~7分か!? それだけしかかかっていない。俺たちがいまいるのはフィラデルフィアだ。たしかにあいつはワシントンDCでDKCを倒したかもしれない。しかし、それは問題じゃない。ヤングライオンが負けることは普通のことだ。試合後、DKCの様子を確認していたら、ダニー・ライムライトが突っかかってきた。(※シレイリをカメラに示し)その後、俺のことを押しやがったんだ。だから仕返しにシレイリを頭に叩き込んでやった。そして、今日はリング上で、あいつは握手を求めたのに攻撃してきたと、俺のことを批判していた。実際は握手なんてしようとしていなかったのにも関わらずだ。まあ、かまわないさ。今日はお前を倒して、俺の顔にツバを吐いたお返しに、もう1度シレイリを食らわせてやった。お前がバカな真似をしても、バカみたいな結果を生むだけだ(※カメラに向かってシレイリを示す)。わかっただろ、ダニー・ライムライト。今日はシカゴでのジョナと同じ目に遭わせてやった。いまの俺にはもっと大きなチャレンジが必要だ。俺が新日本プロレスに来てから7年もの時間が経った。そして、俺にとっての最大の軽蔑はこれまで1度も『G1 CLIMAX』への出場がないことだ! 屈辱的でリスペクトが感じられない。だから、俺を今年の『G1』に出場させろ。俺にはその資格があるはずだ。(※シレイリを示して不敵な笑みを浮かべ)俺は自分の手でチャンスを掴み取る!」
ライムライト「(※頭を押さえながら)結果はどうだっていい。試合に勝ったのはデビッド・フィンレーかもしれないが、勝負に勝ったのはこの俺だ。なんでかわかるか!? お前らもわかるように俺は冷静さを保っていた。デビッド・フィンレーがどれだけ速くて、強くて、技術やパワーがあるかは関係ない。あいつは自分の苗字がなければ、どの団体でもやっていけないようなヤツだ。そんなのクソ食らえだろ。俺は何もない所から這い上がってきたんだ。今日の試合でデビッド・フィンレーは、シレイリがないと俺に勝てないってことがわかったはずだ」
COLLISION IN PHILADELPHIA
- 日時
- 2022年6月26日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア・2300 アリーナ
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第1試合 15分1本勝負