第2試合終了後、フレドリックス&棚橋&コナーズが並んで勝ち名乗りを受ける。そして、フレドリックス&コナーズがコーナー、棚橋がロープへのぼり、観客の大歓声を浴びた。
その後、棚橋&コナーズが先に退場し、1人でリングへ残ったフレドリックスがマイクアピールを敢行。現地時間9月25日(土)のダラス大会でシングル対決するウィル・オスプレイへ向け、メッセージを発信した。
フレドリックス「ウィル・オスプレイ、何から始めようか? お前のギミックが新しくなってからすごく不愉快だ。お前を見れば見るほど、お前の行動、発言、振る舞い、すべてを不愉快に感じる。昔のオスプレイはあんなじゃなかったのにな。あいつも変わってしまった。お前たち(観客)もそう思うか? 観客と俺が唯一違うことは、観客はオスプレイを殴りたいと思ってもできないが、俺にはそれができることだ。お前はLA DOJOが本物のレスラーを生み出してきたから、俺たちの話をしたいんだろ? 俺はここロサンゼルスのこのリングで、本物のレスラーに3年間鍛え上げられてきたんだ。俺はお前の知っている数年前のヤングボーイなんかじゃない。いまの俺は本物のレスラーだ。だから賭けてみるのはどうだ? お前はいつでもどこでも“そのベルト”を防衛すると言っていたが、『NJPW STRONG』は俺の番組なんだよ。だから、ここでハッキリさせておく。俺こそが“そのベルト”の第一挑戦者だ。お前がいつ“そのベルト”を落とそうが、俺が代わりに防衛していく。ここで約束する。お前をブチのめしてやるよ」
ここでフレドリックスの入場テーマ曲が鳴り響き、フレドリックスは腰にベルトを巻くジェスチャーを行なう。ところが、突如として場内ビジョンにオスプレイのエントランスムービーが流れ、なんとオスプレイがスーツ姿で登場。上着を脱ぎ捨てると、“自作のチャンピオンベルト”を携えてリングへ上がった。
これで両者が至近距離で睨み合い、オスプレイはベルトを掲げて余裕の笑みを浮かべる。そして、いきなり殴りかかるも、フレドリックスが先読みして身をかわし、エルボー連打をお見舞い。
それでもオスプレイはフレドリックスをコーナーへ追い込んで頭部を叩き、頭髪を鷲掴みにして挑発。しかし、フレドリックスがタックルでなぎ倒し、ワイシャツを剥ぎ取る。
さらにフレドリックスはエルボー連打を浴びせて対角コーナーから走るが、オスプレイが脚に低空ドロップキックを見舞ってダウンさせる。そして、ヒドゥンブレードで後頭部を撃ち抜き、フレドリックスをKOしてしまった。
続いてオスプレイは、ベルトを持ったままフレドリックスの頭を踏みつけ、マイクアピールを敢行。
オスプレイ「お前にも少しは度胸があるようだな。試合に向けて覚悟をしておけ。UNITED EMPIREを代表して、ダラスで会おう。ヤングボーイ」
これでリングを降りたオスプレイは、特設ステージでベルトを掲げてから退場。一方のフレドリックスは、セコンドに支えられた痛々しい姿でリングをあとにした。