3月8日、柴田勝頼選手が「NEW JAPAN CUP 2014」準決勝&決勝戦が行われる3月23日、尼崎大会(ベイコム総合体育館)のプロモーションを兵庫県内で行った。
まずは14時から伊丹市内の「エディオン伊丹店」での撮影会に登場した柴田。意外にもチビッ子ファンの参加が多かったのが印象的。抱き上げた瞬間に泣き出す子供もいたが、柴田選手はリング上ではまず見せない笑顔で応対。
その後、場所を神戸市内に移して、「プロレス&スポーツBAR リングソウル」でのトークショーに出演。新日本にUターン参戦してから同店でのイベントは昨年9月以来2度目。柴田選手の言葉が直接聞ける機会はもともと少なく、それだけでもプレミアムものとあって、前回同様、立ち見まで出る大盛況となった。
前半は1.4東京ドーム大会における後藤洋央紀戦を皮切りに、年明けからの闘いを振り返る形で進んだ。その闘いに関して、「これまでには歓声に時差があったけど、今回はダイレクトに(歓声が)感じられた。鳥肌が立ちましたね。試合自体も、あのときにできる最高の形、あのときの精いっぱいがあれだった。勝敗とかどうでもよくなった」と語った。
その後、後藤選手とタッグを組み始めたが、「広島(2月9日)のときはすごく手ごたえを感じたけど、大田区(3月6日)ではちょっとダメでした。まだ波がある」。
両選手にとって恩師である橋爪幸彦先生にも話は及び、テレビ解説にダメ出しする一方で、「由美かおるさんか、橋爪先生か。入学したときに出会ってから年を取らない感じ」と笑わせ、練習の厳しさと強さ、生徒のために体を張ったエピソードなど、学生時代の思い出も披露。
「先生というより、兄貴分のような存在。「先生が解説に来るっていうのがすごい話。でも、後藤がIWGPの挑戦した試合(2月11日大阪)には来てましたけど、肝心の東京ドームには来てなかった」とコメント。
その後、初参加となる「NEW JAPAN CUP」の話題に。トーナメント表を見ながらの予想となったが、要注意なのは“中巨人”と称した「大型だけど動ける選手たち」。
1回戦で対戦するカール・アンダーソンはもちろん要警戒。自身のブロックでは2回戦で高橋裕二郎と、準決勝で内藤哲也との対戦を予想。その理由は「そろそろ闘ってもいいかな」というもの。そして決勝戦の相手は「後藤」。優勝すればIWGPヘビー級かインターコンチネンタルのいずれかへの挑戦権が与えられるわけだが、「IWGPよりもインターコンチよりもオカダ。インターコンチ、棚橋という選択はない」と語り、「(優勝したら)オカダと闘えるということだけ」とキッパリ。
2月11日の大阪大会で「後藤の試合のあと、オカダと向き合ったときに、ファンの後押しがあったんで。俺はそれはチャンスだと思ったし、それに応えたいと思った。(オカダとは)やるべき試合だと思った」と断言。
後半はパネルトーク。柴田選手が、石井智宏、矢野通、棚橋弘至といったレスラーに対して、コメントを発した。
●石井智宏
「(対戦した印象は?)見たまんま。ここ何回か闘って、自分と近い意識を持ってプロレスをやってるのかなぁと。敵味方関係なく、見ていて気持ちいい。石井選手は、体は小さいけど、ゴツゴツと正面からいくっていうのは、長州さんとかと同じスタイルで。今はああいう空気が支持されてるんじゃないですか? プロレス以外では全然、接点ないですけど、石井選手ももともと新日本じゃないじゃないですか? それでも新日本っぽいって言われるのは、どうなんかなって? それは新日本の選手に問い掛けたい。その中でぶつかってくるヤツがいて、ぶつかれば面白い。みんな体を張ってますけど、その中でも体を張って頑張って、寿命を縮めてまで頑張るような選手がベルトを巻いたっていうのはうれしいですね。機会があればまた闘ってみたいですね」
●矢野通
「今のところ接点がないんで。後輩で年齢は一つ上。印象はすごいビジネスマンだなと。DVDを売ったり、水道橋にスポーツバーを出したり。自分にできないことをしてるので、すごいなと。でも僕、鈴木みのるvs矢野しか見たことないんですけど…。頭がいいっていうか、クレバーですね。自己プロデュースをしまくってますし」
●棚橋弘至
「後藤とタッグ組み出して、『同級生に会いに来ただけだろ』とか言ってますけど、俺が最初にリングに上がって『ケンカ、売りに来ました』って言ったときには何も言わなかった。同級生に会いに来たわけじゃなくて、あれドームの試合があったから今、組んでるわけで。仲良しこよしでもないし。僕に対して、何か面白くないんでしょうね。で、棚橋が厳しいことを言うのは、俺だけでしょ? ほかの選手に対しては聞かないんで。それで思ったんですけど、俺にだけ本音を言ってるんじゃないかなと。彼はエースなわけで、発言権があるんだから、会社に言って俺との試合を組んでもらえばいいんですよ。プロレス観という部分で、彼にとってイヤな部分、それはダメでしょって思ってた部分が(新日本に)来たんでしょ? これから流れがどうなるかはわからないですから。彼に対して言うことは何もない。彼とは試合をすればいいだけ」
その後、ファンからの質問に応え、最後に「次回(トークショー)は後藤とのタッグで。尼崎の(NEW JAPAN CUP)決勝戦、これからも頑張りますんでよろしくお願いします」とメッセージを伝えてトークショーは終了した。
■NEW JAPAN CUP 2014
3月23日(日)16:00 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
優勝決定戦
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■Road to レスリングどんたく2014
4月24日(木)18:30 大阪・大阪府立体育会館・第2競技場〜BODY MAKER コロシアム〜
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