3年ぶりに開催される “ルチャの祭典”『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2023』!
いまや新日本プロレスワールドのCMLL解説でもおなじみ、日本を代表する“ルチャ女子”こと元井美貴さんが注目のルチャドールを徹底解説!
聞き手/小松伸太郎
■(注目は)ボラドール・ジュニア選手の作ったLos Depredadores(ロス・デプレダドーレス)というユニット「俺たちは四輪駆動でやっていく」みたいなキャッチフレーズがあって、貪欲に闘っている方たちです
──まず、このたび3年ぶりに『FANTASTICA MANIA』が開催されることになりましたけど、どんなお気持ちですか?
元井 ようやく帰ってきましたね! この2年は「今年はあるのかな? どうなのかな?」って思いながら待っていましたので、あの空気が帰ってくることは凄く嬉しいですね。
──このコロナ禍の3年間は日本のプロレス界も興行を開催するのにいろいろ制限がありましたけど、メキシコのCMLLはどんな状況だったんですか?
元井 やはりメキシコもコロナの影響が大きくて、一時期は試合が全てキャンセルになってしまって、アレナ・メヒコもしばらく興行ができない状態になってしまい、閉ざされた扉のようになっていました。団体側も試合ができないので、選手のインタビューコーナーを新しく作ったり、なんとか発信を止めないように工夫をしていたんですよ。
――そうだったんですね。
元井 その後、日本と同じく無観客で再開したんですけどその状態が結構続いて、14ヶ月ぶりの有観客試合は500人入れるところから始まりました。そこから徐々に増やしていって、今はもう満員になっているみたいです。現地でもまたルチャ・リブレの熱が再燃していて、その熱さのまま日本に来てくれるっていう状態ですね。
──ということは、選手たちも久々に日本に来られることを喜んでくれているんですかね?
元井 そうですね。ずっと「日本に行きたい!」って言っている選手も多くて、今回は残念ながら選ばれなかった選手たちも行きたかったっていう話を聞きますし、特にゲレーロ・マヤJr.選手がずっと「日本に行きたい」って言っていて、日本に来た時に日本のファンとコミュニケーションを取りたいということで、このコロナの期間でずっと日本語の勉強をされていたんですよ。
――そうだったんですか!?
元井 私ともZOOMを使ってスペイン語と日本語を交換し合うというのをしていたぐらい熱心だったんですけど、残念ながら今回は選ばれませんでしたよね。でも、こうやって楽しみにしている選手も多いので、今後来日する選手が増えればいいなと思っています。
──マヤ選手は残念でしたけど、今回も初参戦の選手も含めて楽しみなメンバーが揃いましたよね。元井さんの注目選手は誰ですか?
元井 じつは『FANTASTICA MANIA』が開催されていない間にできたユニットがあるんですよ。それがボラドール・ジュニア選手の作ったLos Depredadores(ロス・デプレダドーレス)というユニットで、今回一緒に来日するマヒア・ブランカ選手もそのメンバーなんです。そのユニットで来るのも初めてなんですけど、最近でも女性のダーク・シルエタ選手が入ったり、ミニ選手が入ったりと自主的に拡大しているユニットなので、もしかしたら日本で選手を勧誘したりすることもあるかもしれないです。
──では、新日本の選手のユニット入りというサプライズもあるかもしれないと?
元井 そこは気になりますね。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンみたいに、ロス・デプレダドーレス・デ・ハポンとか、できたりしないかなと勝手に期待しています(笑)。
──それくらい今のCMLLではかなりホットなユニットなんですね。
元井 そうなんですよ。最初に登場した時はみんな白い仮面を被ってズラッと並んで、なかなか正体を明かさないなど謎の軍団の雰囲気を醸し出していたんですね。正体を明かしてからは団結力の強さが凄いし、なにしろあの厳しいトレーニングで知られているボラドール・ジュニア選手が率いているので、皆さん体を鍛えていますね。「俺たちは四輪駆動でやっていく」みたいなキャッチフレーズがあって、貪欲に闘っている方たちですね。
■マヒア・ブランカ選手は若手有望株として注目されていた選手なので本当に楽しみです
──そのメンバーでもある初参戦のマヒア・ブランカ選手はどんな選手なんですか?
元井 ひいおじいさまの代からの4世代目のルチャドールですね。ルチャ一族の出身で、「僕はアレナ(ルチャ・リブレの会場)で育てられた」という言い方をしているぐらい、小さな頃からルチャが身近にあった選手です。12歳の頃からトレーニングを始めて、10代でデビューしているんですよ。いろんな方にルチャを学ぶ中で、ウルティモ・ゲレーロ選手のジムで3年間毎日トレーニングを積んだとおっしゃっていました。
――これは凄い期待の選手ですね。
元井 元々はマグニフィコという名前で活動されていたんですけど、今のマヒア・ブランカというリングネームをつけてくれたのはゲレーロ親分のようですね。憧れているのはゲレーロ親分と、今ユニットで一緒に活動しているボラドール・ジュニア選手と言っていますし、ゲレーロ親分のようなパワフルさを受け継ぎつつ、ボラドール・ジュニア選手のような空中技も得意な選手です。
──血筋も師匠も全てが筋金入りのルチャドールですね。
元井 従兄弟があのバンディード選手なんですよ。ゲレーロジムではバンディード選手、今回一緒に来日するテンプラリオ選手、そしてこのマヒア・ブランカ選手が若手有望株の3人として注目されていた選手なので、本当に楽しみですね。
■カピタン・スイシーダ選手は黄色と紫のイメージカラーを大事にしていて、初めて見る方も覚えやすいと思います
──では、その流れで同じく初参戦の選手についてお聞きしたいんですが、カピタン・スイシーダ選手はどのような選手ですか?
元井 スイシーダ選手は元々ソニックという名前で活躍されていて、2022年1月からスイシーダという名前に生まれ変わった選手です。だから、ご本人のどちらかの肩に「ソニック」って日本語のカタカナでタトゥーが彫られているんですよ(笑)。ただ、「スイシーダ」って単語は、「自ら命を断つ」という意味があって、センシティブなワードなんですね。それで本当に最近、「カピタン・スイシーダ」になったんですよ。
──昨年参戦が発表された時はただの「スイシーダ」でしたもんね。
元井 はい。「カピタン」は「キャプテン」という意味ですね。この名前が変わった理由をご本人に聞いてみたら、「悪いイメージを持たれたり、誤解されたりしないように変えた」と。実際に私もスイシーダ選手のインスタグラムがあったなと思って検索で「Suicida」って入れてみたんですよ。そうしたらヘルプの「助けが必要ですか?サポートを受けますか?」みたいに検索できなくなるぐらいのセンシティブなワードなんですよね。でも、トペ・スイシーダやトペ・コンヒーロなどの飛び技に長けていて力強さもある選手なんですよ。また、選手たちはマスクの色やイメージをよく変えるんですけど、スイシーダ選手は黄色と紫のイメージカラーを大事にしていて、初めて見る方も覚えやすいと思います。
■イホ・デル・ビジャノ3号選手はスワントーンボムをしたり、時には飛び技やジャベもするオールマイティーな闘い方の選手です
──そしてもう一人、初参戦の選手がいます。イホ・デル・ビジャノ3号選手ですね。
元井 「イホ」が息子という意味なんですけど、昔新日本にも参戦したこともあるあのロス・ビジャノスのビジャノ3号選手の息子さんですね。おじいさまがレイ・メンドーサさんなので、この方もルチャ一族出身です。
──こちらも血統証付きのルチャドールということですね。
元井 しかも、お母さまもラ・インフェルナルというルチャドーラなんですよ。お父さまは「ビジャノ=悪党」、お母さまは「インフェルナル=地獄」という凄い名前のご両親をお持ちです(笑)。ちなみにお兄さまもビジャノ3号ジュニアとして活躍されています。
──お父さんとお兄さんと一緒にメヒコ州6人タッグというタイトルを取られていますね。
元井 そうです。今回来るのがその弟さんです。ルードだとシンプルに殴る蹴るや暴力的な闘い方をする選手が多いんですけど、このイホ・デル・ビジャノ3号選手はスワントーンボムをしたり、時には飛び技やジャベもするオールマイティーな闘い方の選手ですね。あとはやはり伝統的なクラシカルなピンクのマスクを被られているので、凄く見つけやすいと思いますね。
■アトランティス・ジュニア選手も前回来た時よりも体も大きくなりましたし、ダイナミックさも増したので、皆さん驚かれると思いますよ
──分かりました。ところで、今回初代ミスティコ選手も来日されるんですけど、カリスティコからまた名前が元に戻ったんですね。
元井 2021年の8月に戻ったんです。一番最初の『FANTASTICA MANIA』では初代ミスティコとして来ているんですけど、凄く久しぶりに前回の2019年に来た時はカリスティコでしたよね。2代目のミスティコ選手が10年くらいその名前を使っていたので、ファンの方も「自分が見ていたミスティコっは誰だ?」ってなるかもしれないですね(笑)。でも、マスクもまた神の子のミスティコのデザインに戻しましたし、お客さんもカリスティコになってからも「ミスティコ! ミスティコ!」って声援を送る人が多かったので、10年ぶりに戻った時の試合は現地でも凄く盛り上がりました。
──やはり初代の名前は絶大なものがあるんですね。
元井 メキシコ中にルチャ・リブレブームを巻き起こしたと言われていますし、アレナ・メヒコも初代ミスティコ選手を見るために本当に毎週満員になるぐらいだったと聞いています。あの独特の浮遊感のある飛び技は初めての人にも見ていただきたいと思いますし、これぞルチャ・リブレというものを見ていただけると思いますね。
──その他に元井さんの注目している選手はいますか?
元井 アトランティス・ジュニア選手なんですけど、『FANTASTICA MANIA』への参戦が発表された時はゲレーロ親分のロス・ゲレーロスのメンバーでルードだったんですよ。去年のCMLLの最大のビッグマッチである『アニベルサリオ』にもルードとして出ていて、ストゥーカ・ジュニア選手とマスカラ戦をしてマスクを剥いでいたんです。その後も抗争を続けていたんですけど、ゲレーロスになんとストゥーカ・ジュニア選手が入ってしまって、今度は逆にアトランティス・ジュニア選手がテクニコに戻ってしまったんですね。だから、日本に来る時はテクニコとして来るんですけど、カードではゲレーロ親分とタッグが組まれているんです。
──初日の高松大会のメインでいきなりタッグを組みますね。しかも相手が棚橋&ミスティコ組という豪華タッグマッチです。
元井 もうミスティコ選手と棚橋選手は本当に鉄板のそれぞれの団体のエースという感じですけど、初日から心配ですね。元々組んでいたとはいえ仲違いして離れたわけですからね。試合タイトルの「Relevos Increibles=レレボス・インクレイブレス」の「インクレイブレス」は「信じられない」という意味がありますけど、果たして大丈夫なのかどうか……。
──今、このタッグを組むこと自体が信じられないと。
元井 メキシコで組むことはなくなっちゃいましたからね。でも、アトランティス・ジュニア選手も前回来た時よりも体も大きくなりましたし、ダイナミックさも増したので、皆さん驚かれると思いますよ。
──それこそ2019年の『FANTASTICA MANIA』でデビューしているんですよね。
元井 日本でデビューしたいとお父さまのアトランティス選手に訴えて、親子で来日して1月11日にデビューされたんですよね。だから4年目ということになりますけど、お父さまよりも背も高くて攻撃的ですし、ルードの時は本当に活き活きしていたんですよ。またゲレーロ親分と組むことで、その血がまた騒ぎ出すんじゃないかなと思いますね。
■(軍団対抗タッグトーナメントの優勝予想は)Los Depredadoresのタッグが強いんじゃないかと。特にマヒア選手は憧れのボラドール選手と組むので、カッコ悪いところは見せられないと気合いが入っていると思います
──なるほど。その流れでお聞きしたいんですが、今回の『FANTASTICA MANIA』の目玉の一つとして軍団対抗タッグトーナメントが開催されます。24日の大阪で1回戦、26日の幕張大会で決勝と3位決定戦をやりますね。
元井 前は家族でのタッグトーナメントでしたけど、今回はユニットとして闘うので、普段組んでいる方たちがそのままの闘いを見せてくれると思うので楽しみですね。
──まず1回戦ですけど、ドゥルセ・ガルデニア&レイ・コメタvsティタン&BUSHIというカードですね。
元井 レイ・コメタ選手は8年ぶりの参戦ですよね。今はイメチェンをして真っ白なペイントをしています。お兄さまのエスピリトゥ・ネグロ選手と兄弟でロス・アトラパスエーニョスという、「ドリームキャッチャー」という意味のユニットを組んでいるんですけど、ネイティブアメリカンの風貌になっているんですね。バンダナを巻いているんですけど、レイ・コメタは「彗星の王」という意味なので、そこにかつて被っていたマスクの星印のイメージを入れています。
――あらためてコメタ選手はどんなレスラーですか?
元井 ロープの使い方は独特だし、飛び技も相変わらず凄いです。それで、そのロス・アトラパスエーニョスにガルデニアちゃんも加わることが多くなってきて、いつのまにかロス・ドゥルセス・アトラパスエーニョスになってしまったと(笑)。「ドゥルセ」は甘いとかスイートみたいな意味ですね。
――気になるチームですね。
元井 でも、いつもはピンクだったり紫のアシンメトリーなコスチュームを着るガルデニアちゃんが、お二人と組む時はコスチュームを寄せてくるので、それも楽しみですね。まあ、このユニットはテクニコなので正統派の闘いをするんですけど、ガルデニアちゃんは以前、BUSHI選手の唇を奪っているので、今回も要注意です(笑)。なにしろ試合中に「愛してる!」っていう求愛行動を取ってしまいますからね。ユニットとして機能するかどうかは心配ではありますね。
──対戦相手のティタン&BUSHI組は昨年の新日本の『SUPER Jr TAG LEAGUE』でも組んでいるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのタッグですね。
元井 ティタン選手も日本とメキシコを往復する中でメヒコとハポンを合わせた“メヒポンスタイル”というものをご自身で確立されて、メキシコでもメインイベンターになっています。やはり日本で活躍した選手がメキシコに帰ると、ドンドン出世するんですけど、ティタン選手もその一人ですね。
──そして、もう一つの1回戦がボラドール・ジュニア&マヒア・ブランカvsウルティモ・ゲレーロ&アトランティス・ジュニアという試合ですね。
元井 先程も言いましたけど、ボラドール・ジュニア選手率いるロス・デプレダドーレスは見た目からして凄く刺激的な方々なんですよ。マスクの上から白い仮面を被って、上半身裸にサスペンダーとか攻めた格好をするので凄く気になります。また、ボラドール・ジュニア選手も入場にこだわりを持っていますし、来日するたびに皆さんの度肝を抜くコスチュームを見せてくれるので、きっと今回も何かを考えて持ってこられるんじゃないかと思いますね。
──対するのが問題のウルティモ・ゲレーロ&アトランティス・ジュニアですね。
元井 ロス・ゲレーロス・アトランティダというユニットは、過去を遡ればゲレーロ親分とお父さまのアトランティス選手も組んでいたことがあったんですね。息子さんのアトランティスJr選手もゲレーロ親分と組むことになったのでロス・ゲレーロス・アトランティダとして活動していたんですが、今はもう活動していないので、どうなるかですよね。
──では、ズバリ優勝はどこだと予想しますか?
元井 やはりロス・デプレダドーレスのボラドール・ジュニア選手とマヒア・ブランカ選手のタッグが強いんじゃないかと思いますね。デプレダドーレスには他にもマグヌス選手、ルヒド選手、ダイヤモンド選手、メルクリオ選手、ダーク・シルエタ選手と総勢7人もいるんですね。
ドンドン増えていっているんですけど、普段からいろんな組み合わせで闘っているので対応力が強いんじゃないかと思いますね。特にマヒア・ブランカ選手は憧れのボラドール・ジュニア選手と組むので、カッコ悪いところは見せられないと気合いが入っていると思います。
■ルチャ・リブレの魅力は初見でも楽しめるところだと思いますし、普段は新日本しか見ない方も、いつもの新日本とは違う風景が見られますし、初見の方も、ルチャ・リブレ通の方も、新日本のファンの方も、みんなが楽しめるシリーズです!
──分かりました。それから注目カードは他にもあるんですが、27日の後楽園ホール大会のメインイベントではティタン選手とソベラーノ・ジュニア選手のCMLL世界ウェルター級選手権がありますね。
元井 ソベラーノ・ジュニア選手は現在、テンプラリオ選手との抗争が続いていて、去年の『アニベルサリオ』でも闘う予定だったんですけど、テンプラリオ選手が怪我で欠場してしまったという経緯があります。でも、今もこの二人は抗争を続けているんですよ。
ただ、今回タイトルマッチを闘うティタン選手とは同じテクニコですし、普段はぶつからないんですね。2019年にティタン選手が初戴冠した時にベルトを争った相手でもあるので、凄く貴重なシングルマッチだと思います。それにソベラーノ・ジュニア選手はシリーズの中で内藤選手とタッグで対戦するんですけど、凄く仲良しだったらしいんですよ。
──ええ、そうなんですか?
元井 内藤選手がメキシコ遠征時代にソベラーノ少年によくお菓子をあげていたらしいんですよ。内藤選手がメキシコに行っていたのは2009年頃だったので、『FANTASTICA MANIA』で対戦するのは5年ぶりだと思うのでリング上での再会は興味深いですね。
──そして最終日のメインイベントはミスティコ選手とアトランティス・ジュニア選手のシングルマッチですね。これについてはいかがですか?
元井 これまでのルチャ・リブレの歴史を築いてきた初代ミスティコ選手とこれからルチャ・リブレの未来を担うアトランティスJr選手の闘いは凄く意義が大きいですね。『FANTASTICA MANIA』の最終日のメインはシングルマッチが組まれていることが多くて、だいたいボラドール・ジュニア選手が締めてきたと思います。でも、今回はそこにアトランティス・ジュニア選手という新世代の選手が入ってきているところに、『FANTASTICA MANIA』の歴史も感じますね。
──その他に元井さんが注目しているカードはありますか?
元井 今回カードを見て一番驚いたのはデスペラード選手がテクニコのチームにいることですよね。初日もメンターとして一緒にトレーニングしたボラドール・ジュニア選手と組みますし、レイ・コメタ選手とのトリオは感慨深いですね。
しかも、今度はDOUKI選手と対角のコーナーに居るので、これも注目です。他にもメキシコ経験のある選手がいますけど、ワト選手はガルデニア選手と2020年の元日にカベジェラ戦をして、負けて髪の毛を奪われているんですよ。そのガルデニアちゃんと23日の京都大会で組むので、こちらも興味深いです。
──最終日にはタイガーマスクvsイホ・デル・ビジャノ3号が組まれていますよね。タイガー選手の師匠である初代タイガーマスクとイホ・デル・ビジャノ3号選手のお父さんのビジャノ3号はかつて闘った間柄です。
元井 これも注目ですよね。タイガー選手も最近久々にメキシコに行かれていましたし、あとは石森選手もメキシコ経験が長かったのでルチャを見せてくれると思います。『FANTASTICA MANIA』は2019年の初参戦以来じゃないですかね? これも凄く新鮮ですね。
──分かりました。とにかく3年ぶりの『FANTASTICA MANIA』は見どころもたくさんですね。
元井 ルチャ・リブレの魅力は初見でも楽しめるところだと思いますし、本場のメキシコでは最近は外国の方が観光ツアーでアレナ・メヒコに来て楽しんでいくという文化があるんですよ。だから、何の予備知識もなくても楽しめますし、予習をしておくとさらに楽しくなるという魅力があります。
また、メキシコだと3本勝負なんですけど、日本では1本勝負になるので、普段ルチャを見慣れている方でもいつもとは違う闘いぶりが楽しめます。普段は新日本しか見ない方も、いつもの新日本とは違う風景が見られますし、初見の方も、ルチャ・リブレ通の方も、新日本のファンの方も、みんなが楽しめるシリーズですね!
(了)
『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2023』
・2月22日(水)18:00開場 19:00試合開始
香川・高松市総合体育館・第2競技場
☆チケット情報 ☆対戦カード
■今大会の応援ルールについては、「2月22日(水)高松大会、2月26日(日)幕張大会は声出し応援可で開催」をご確認ください。
・2月23日(木・祝)15:30開場 17:00試合開始
京都・KBSホール
☆チケット情報 ☆対戦カード
※座席指定席券は全席完売となりました。当日販売予定の立見券の詳細は決定次第発表いたします。
・2月24日(金)17:30開場 18:30試合開始
大阪・大阪市中央体育館・サブアリーナ(丸善インテックアリーナ大阪)
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート(声出し応援エリア)」「2階指定席(声出し不可エリア)」は完売となりました。「1階指定席(声出し応援エリア)」「1階指定席(声出し不可エリア)」は残り僅かとなりました。
※前売りにて全席完売の場合は、当日券・小中高生券の発売はございません。予めご了承ください。
■今大会の応援ルールについては、「2月24日(金)大阪大会は「声出し応援可」で開催」をご確認ください。
・2月26日(日)17:30開場 18:30試合開始
千葉・幕張メッセ 国際展示場11ホール
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
■今大会の応援ルールについては、「2月22日(水)高松大会、2月26日(日)幕張大会は声出し応援可で開催」をご確認ください。
・2月27日(月)17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
※全席完売となりました。当日券の発売はございません。
・2月28日(火)17:30開場 18:30試合開始
東京・後楽園ホール
※全席完売となりました。当日券の発売はございません。
※各種発売日程や大会開催日時等は変更となる場合もございます。最新の情報は新日本プロレス公式サイトでご確認ください。
☆各大会は、開催都道府県の方針に従い、会場と協議の上で開催形態を決定し「興行における新型コロナウイルス感染症対策ポリシー」に沿って開催いたします。
☆チケットお申込み・ご購入の前に、以下を必ずご確認ください。
【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染症対策に関する、ご来場の皆様へのお願いと取り組みについて
今後、政府および自治体が発表する各ガイドラインの変更や、感染状況に応じて、収容人数や運営上のルールを変更させていただく場合がございます。チケット発売後に変更させていただくこともございますので、予めご了承ください。