天山広吉選手が“テンコジ”復活についてコメント
10月16日、倉吉大会の試合前、GBH(グレート バッシュ ヒール)の天山広吉選手が注目の“テンコジ復活”について、記者団の質問に答えた。
天山選手は小島聡選手とのコンビで全日本プロレスの「2006 世界最強タッグリーグ戦」に出場する事が決定。名タッグ“テンコジ”の復活は実に約4年ぶりとなる。
小島選手といえば先に行われた「G1 CLIMAX 2006」での快進撃が記憶に新しい。特に決勝戦で実現した天山選手との“テンコジ対決”は、ベストバウトの呼び声も高い。
そんな宿命のライバル2人が果たす運命の再合体。ファンの期待も膨らむばかりだ。もちろん天山選手のモチベーションも上昇する一方。当然、狙うのは“優勝”の2文字。
それはすなわち「Circuit 2006 Explosion 〜G1 TAG LEAGUE〜」と、「最強タッグ」の“ダブル優勝”を意味している。
先日決別した蝶野正洋選手とのタッグでは“馬車馬のように働かされた”という天山選手だが、小島選手はベストパートナーと言える存在だ。「アイツ(小島)の一番のパートナーは俺しかいないだろう」とまで自信を込めて言い切る。
「最強タッグ」で最大の強敵になると思われるのは、2003年7月6日のZERO1両国大会以来のタッグ結成となる武藤敬司&川田利明のコンビだ。
しかし、天山選手には勝算がある。それは2人の間にあるお互いにしか分からないフィーリング。たしかに、タッグチームとしての呼吸について“テンコジ”に死角は無いだろう。
さらに「最強タッグ」で好き勝手に暴れ回ろうとする天山選手は、小島選手のGBH入りまで口にする。「ずっと全日本でベビーフェイスでやって来て、そろそろ“うっ憤”が溜まってるだろう(笑)」と、パートナーの心情を深読み(?)していた。
そして、新日本内部の選手についても、「やる気のあるヤツなら誰でもGBHに来い」というスタンスは変わらない。勢力拡大、そしてタッグリーグダブル優勝と、今、最もノッている男がさらなる野望達成に乗り出した。