「(蝶野に)アタックされてもディフェンス出来るように」(サイモン)/ 「G1 TAG」展望会見
10月13日夕刻、サイモン・ケリー猪木社長が、新日本プロレス事務所に記者団を集め、次期シリーズ「Circuit 2006 Explosion 〜G1 TAG LEAGUE〜」に関する囲み会見をおこなった。
サイモン「10月15日から、3年振りに「G1 TAG LEAGUE」が復活します。(10/9)両国大会も、自分としてはいい形で終われましたので、次のシリーズにリンクしてくれる事を望んでいます。10月29日の神戸ワールド記念ホール大会では、その3チームによる対抗戦も行なわれます。(蝶野・中邑軍のXは)本隊からかもしれないし、誰を連れてくる、全く分からないですね。中邑(真輔)も本隊のエースだと思っていたら、ああやって蝶野(正洋)と組みましたからね。(天山軍団には)真壁(刀義)、越中(詩郎)もいますし、パワーは物凄いと思います。神戸の対抗戦もどうなるのか。ちょっと面白い部分ではありますね。これに勝ったチームが、新日本をリードしていくと思います」
次期シリーズの展望として、神戸大会で行なわれる新日正規軍、蝶野・中邑軍、天山軍による3つ巴戦が、今後の新日本を占う上でキーポイントになると明言したサイモン社長。仕事の関係でロスへ渡米するが、シリーズ最終戦前までには帰国し、神戸大会は視察する予定だ。
サイモン「(9/24)大阪では、蝶野には恥をかかされた。社長なのにああやって攻撃された。神戸で万が一、何かがあった時は、黙っていません。蝶野からアクションがあったら、倍で返してやる。万が一、アタックされてもディフェンス出来るように」
蝶野正洋選手の襲撃を警戒するサイモン社長は、「試合は一切しません」と、自身が試合に出場する事は完全否定したが、現在は1日に2〜3時間ほどトレーニングを行なっているという。「社長になってから忙しくて出来ていなかったので、(蝶野が)逆にきっかけを作ってくれた意味では嬉しいですね」と、トレーニングのきっかけとなった蝶野選手に感謝しているようだ。
最後にサイモン社長は、「選手もいい調子になってきましたので、次のシリーズもこのまま盛り上げていってほしいです」と、次期シリーズに期待を寄せる一方で、「和解する気はないですね。ブツブツと文句を言ってくるんだったら、(自分みたいに)練習しろ!」と、蝶野選手に厳しい言葉を浴びせていた。