前シリーズから新日本マットに本格参戦して、HOUSE OF TORTUREに電撃加入。“因縁の相手”海野翔太との抗争真っただ中! 4.6両国でのタッグ激突、4.12シカゴでのシングル対決を目前に控える“SCAPEGOAT”ジャック・ペリーに直撃インタビューを敢行!!
■『プロ野球カードゲーム ドリームオーダー Presents SAKURA GENESIS 2024』
4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
東京・両国国技館
★チケット情報 / ★対戦カード情報
★ロイヤルシート、アリーナA、ボックス席は完売!
■『Windy City Riot』
2024年4月12日(金) 17:30(CT)開場 19:00(CT)開始
アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
★チケット情報 / ★対戦カード情報
★CSテレ朝チャンネルで独占生中継!
■誰かに謝ったり、反省しているふりをしたりするために日本に行くんじゃなくて、俺自身の“新章”をスタートさせる機会のためなんだ。
――サンノゼで開催された『Battle in the Valley』で、あなたは海野翔太選手を襲撃しました。昨年の夏以降AEWを離れていましたが、そもそもなぜNJPWに来るという選択をされたのでしょうか?
ペリー 俺にとって日本に行くということは、何かをやり直すために行くわけではないんだ。誰かに謝ったり、反省しているふりをしたりするために行くんじゃなくて、俺自身の“新章”をスタートさせる機会のためなんだ。日本では自分自身に正直でいられるだろうし、いろいろなことがあっても自身が成長し続けることができる場だって考えているよ。
――サンノゼで海野選手を襲撃した後、あなたはAEWとの契約書を引き裂きました。あのときはどのような気持ちでそのような行動をされたのでしょうか?
ペリー あのとき契約書を破り捨てたのは、「もうアンタたちのルールには従わないよ」という宣言なんだ。もしAEWにとってジャック・ペリーという存在が脅威であり、もうこれ以上俺とは契約をしたくないというのなら、俺の発する言葉とその影響に対処したくないというのなら、それでも俺は構わないね。
――確かにAEWでもあなたの行動は、物議をかもしましたよね。
ペリー 俺にはもうAEWとの契約は必要ないんだ。もう、あそこには仲間も誰一人いないし、慣れ親しんだことや、この5年間の人生、もう何もかも捨てて、これからは俺自身の力で、自分の道を切り開いていくんだ。
――そう考えると、あなたはもうAEWのジャック・ペリーではない、ということでしょうか。NJPWのジャック・ペリー、フリーランスのジャック・ペリー、HOUSE OF TORTUREのジャック・ペリー、いったいどれが今のあなたなのでしょうか。
ペリー 俺もよくわかっていないんだよ。だが、忠誠心というのは表裏一体なんだ。俺に忠誠を誓ってくれる人に対して、俺は忠誠を尽くす。今現在、“ある特定の人物”が俺にとても良くしてくれているので、俺はそれに報いるつもりでいる。
■ショウタに関しては、今の彼と昔の俺には似ているところがたくさんあるんだよ。
――NJPWでの第一歩を踏み出したとき、なぜあなたは海野翔太選手をターゲットにしたのでしょうか?
ペリー ショウタに関しては、今の彼と昔の俺には似ているところがたくさんあるんだよ。彼はまだ若いし、非常にイケメンだ。そして、彼を見ていると、彼が本当にファンのことを思って何かをしようとしているということがよく分かるんだ。ファンのために何かをする唯一の理由は、ファンから“見返り”を得るためなんだろうけどね。
――AEWが昨年あなたを「4本柱」の一人と位置づけたのと同じように、NJPWは海野翔太選手を「令和闘魂三銃士」の一人であると位置づけました。
ペリー ああ、俺もかつては“ゴールデン・ボーイ”だったんだ。俺はすっかり他人の評価に流されるままに行動するような人間になっていたんだ。だが、結局俺は、自分自身が望むような結果を得ることはできなかった。周りからの期待をいつも気にしているようだと、決して最適なパフォーマンスを発揮することはできないということに気が付いたんだ。それが彼の今の状況と全く同じなんだよ。
もし彼が自分の気持ちに正直に行動していたならば、今のショウタが得ている結果には繋がっていなかったかもしれない。だけど、自分を縛り付けているのは他人からの期待だと気づいた瞬間、彼は今よりもずっと良い選手になるだろうと俺は考えているんだ。
――海野翔太選手とジョン・モクスリー選手の師弟関係についてはどう感じていますか?
ペリー 同じ団体でレスリングをしているのに、ジョン・モクスリーとはまだリング上で交わったことがないというのは興味深いよな。彼は世界のトップレスラーであると認められているし、誰もが彼のことを尊敬している。だが、彼とショウタのつながりとなると……。
個人的な経験から言うと、昔は指導者がいて、その指導者から得るものが多かったんだが、ある時期からは自分一人で探求しないとわからないことが出てくるようになる。そして、またある時点になると、自分一人では解決できないことが出てくるんだ。ショウタは長い間一緒にいて、基本から学ばせてくれる人がいるということの快適さから離れる度胸が必要なんだよ。彼はすでにモクスリーから多くの恩恵を受けてるはずだろ。ショウタは本当に自分一人だけになったとき、いったい何ができるのかが見ものだと思うよ。
■おそらく北米で最も嫌われているレスラーの一人である俺が、日本で新章をスタートさせるにあたり、「以前やったことと同じことをやってみてはどうだろうか?」と考えた。
――“SCAPEGOAT”というキャッチフレーズ、表現があなたにとって何を意味するのか、具体的に教えていただけますか?
ペリー 非難を恐れるのは、人間の本質に根付いているものだと俺は考えている。だが、結局、それは人の弱さなんだ。非難を恐れるというのは弱い考え方なんだ、魂が弱いんだよ。自分が真実を知っているのであれば、他人の意見など一体何の役に立つというのか?
真実を知っているのであれば、その人間には力があるんだ。俺は非難から逃げない。みんなが自分の行動に立ち向かう勇気がないから、それによって俺がSCAPEGOATになる必要があるのなら、俺はそれでいいんだ。俺はみんなからの責めを負うに足る男であり、その責めから逃れるつもりなどないのさ。
――確かにHOUSE OF TORTUREのメンバーであるためには、ファンからの非難や憎しみを受け入れることに抵抗がない人でなければならないと思います。HOUSE OF TORTUREに縁を感じたのか、それとも単にプロレス界で最も嫌われている派閥に所属したいと感じたのか、どちらなのでしょうか?
ペリー このような事態になるとは思ってはいなかったんだが、俺は動揺してはいないよ。今は非常に居心地がいいところにいると感じている。おそらく北米で最も嫌われているレスラーの一人である俺が、日本で新章をスタートさせるにあたり、「以前やったことと同じことをやってみてはどうだろうか?」と考えたんだ。
特に俺の出身地あたりでは、俺は非常に恐れられている。多くの人間は自分の目の前にあるものに立ち向かおうとしない。彼らは何も考えていないんだ。彼らはどうしようもないちっぽけなことに対処するだけで精一杯であるような日々を送っているんだ。本当に尊敬するぜ……(苦笑)。でも、俺は前に進む。ファンの期待に応えようとするのではなく、俺がなりたい自分になるんだ。
――成田蓮選手は以前は海野翔太選手とタッグを組んでいましたが、今はHOUSE OF TORTUREの一員となりました。彼はあなたと非常に似たような道を歩んでいるように思えます。彼とあなたには多くの共通点があると感じていますか?
ペリー 間違いなく、レンと俺は同じような道を歩んできているよな。俺はこれまでのキャリアにおいていくつかのユニットに所属してきたが、良いパートナーから得られるものだけでなく、そこで自分自身についても学べることがたくさんあるんだ。だが最終的には誰もが自分に賭けるという決断をしなければならないんだよ。
■モラルのために自身を犠牲にするのではなく、時には卑怯なことをすることによって、自分が望む場所にたどり着くことができるんだ。
――成田選手はHOUSE OF TORTUREが「真のストロングスタイル」を表現していると言っていますが、これは多くのファンが問題視している考え方です。他団体からやってきたあなたにとって、ストロングスタイルとはどのようなものなのでしょうか?
ペリー HOUSE OF TORTUREは、俺が理解するストロングスタイルを象徴しているユニットであると言えるだろうね。プロレスラーとしてのキャリアをスタートさせた当初は、ルールを守り、やるべきことをやるという「美徳」な考えにとらわれ過ぎていたと思ってる。
俺は誰よりも多くのことを目の当たりにしてきた。実際のところ、人間っていうものは、善人と悪人を目の前にしてもそれがどちらであるのかを容易に見分けることなんてできないんだ。一番大事なのは、成功するかどうかなんだよ。自分が重要だと考えているモラルのために自身を犠牲にするのではなく、時には卑怯なことをすることによって、自分が望む場所にたどり着くことができるんだ。
――『旗揚げ記念日』の太田区総合体育館大会であなたは海野選手を破りましたが、シカゴではそのダイレクトリマッチが行われます。そこではあなたがファンにとっての最高のヒールになることは間違いありません。4月12日の再戦では何が変わると予想していますか?
ペリー シカゴでは、俺はファンからのバッシングを浴びるはずだから、調子が落ちてしまうのではないかと思われているようだが、それは大きな間違いなんだ。Windy Cityに戻ってこられることにワクワクしているよ。俺がそこで受けることになるファンからの反応を喜んで受け止めようと思っている。俺は誰にも謝るつもりはないし、あのようなことをしてしまったことをなかったことにするつもりもない。
物知り顔のファンたちが集まる会場で、彼らが俺のことをどう思っているのかを直接知るのが待ち遠しいよ。母国にいても、もうそこが故郷であるとは思えないくらいの場所になるだろうってことは予想しているよ。だからショウタよ、俺に全力を尽くしてかかってこい。俺との戦いがイージーであると考えているのなら、それは大きな間違いであるということを身に染みるほど思い知らせてやる。
■『プロ野球カードゲーム ドリームオーダー Presents SAKURA GENESIS 2024』
4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
東京・両国国技館
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■『Windy City Riot』
2024年4月12日(金) 17:30(CT)開場 19:00(CT)開始
アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)
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