プロレス界随一の論客・“GK”金沢克彦氏の独特の視点から、現在進行形の新日本プロレスに関するコラムを続々レポート(不定期連載)!!
今回は「令和に出現した“凄玉”辻陽太! 4.6両国で“新時代到来”の瞬間を目撃することになるかもしれない」『NJC』準決勝&決勝を大総括!!
※以下、コラムの序盤を無料公開!
■『SAKURA GENESIS 2024』
4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
東京・両国国技館
★対戦カード情報
★チケット情報
★ロイヤルシート、アリーナA、ボックス席は完売!アリーナB、アリーナCは残りわずか!
■辻陽太、EVIL、後藤洋央紀、SANADAの4選手。ある意味、このベスト4のメンバーをみると予想通りというか順当な結果といえるかもしれない。
全28選手がエントリーして、春の頂点を目指した今年の『NEW JAPAN CUP2024』(以下、『NJC』)で堂々たる初出場&初優勝を達成したのは、辻陽太だった。
今回は、『NJC』トーナメントの準決勝と決勝戦に絞って総括してみたい。
3・18郡山大会(ビッグパレット福島)で行なわれた準決勝に進出してきたのが、辻陽太、EVIL、後藤洋央紀、SANADAの4選手。ある意味、このベスト4のメンバーをみると予想通りというか順当な結果といえるかもしれない。
そのなかで唯一、運を味方につけたのは後藤だった。シードによる2回戦からの出場であり、しかも3回戦(準々決勝)で対戦予定だったデビッド・フィンレーが体調不良により欠場。
Ⅴ候補の一角に名を連ねていたフィンレーと戦わずして不戦勝というのは、じつにラッキーだった。
まず、辻vsEVILの試合から。NEVER無差別級のベルトを掲げながら入場してきたEVILにいきなりトぺスイシーダの奇襲をかけた辻。場外戦の最中、早くもH・O.Tのメンバーが乱入してきて、6対1で辻をメッタ打ち。そこへ、高橋ヒロムとBUSHIが救出に入ってきたものの、数的不利は否めない。
乱闘に巻き込まれた浅見レフェリーが、ゴングを要請。わずか1分30秒でノーコンテストの裁定がくだった。これに納得のいかない辻が再試合を要求し、審判団4人が協議した末に佐藤レフェリーに代わり再試合のゴングが鳴った。
両軍のセコンド陣が引き揚げて再試合がスタートしたものの、パワフルな真っ向勝負が繰り広げられたのは中盤戦まで。H.O.Tが乱入してくると、ヒロム&BUSHIが助っ人に入り、さらに堪りかねた鷹木信悟も駆けつけたことにより、リング上はH.O.T対ロス・インゴによる全面戦争の様相へ。その間、佐藤レフェリー、坂本レフェリーが次々とダウンして、最後に3カウントを叩いたのは海野レフェリーだった。
1試合(※正確には2試合?)で4人目のレフェリー登場というのも前代未聞だろう。ともかくメチャクチャな乱激戦をジーンブラスターで制したのは辻だった。納得のいく試合ではないだろうが、とにかく辻が決勝進出を決めた。それが最大の収穫だろう。
メインの準決勝で相まみえたのが、SANADAと後藤。昨年の覇者であるSANADAに対するは、過去の『NJC』で6回決勝に進出し、3回の最多優勝記録をもつ後藤。
その実績から、トーナメント男、春男とも称される後藤だが、2016年以降はファイナル進出の経験はない……。
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