『NEW JAPAN CUP 2024』一夜明け会見がおこなわれ、2度目の出場で初優勝をはたした辻陽太選手が出席した。
また今回は菅林直樹会長が不在のため、棚橋弘至社長が次期シリーズの主要対戦カードを発表した。
■『SAKURA GENESIS 2024』
4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
東京・両国国技館
★対戦カード情報
★チケット情報
★ロイヤルシート、アリーナA、ボックス席は完売!
■『NEW JAPAN CUP 2024』優勝者・辻陽太選手のコメント
「まず今回の『NEW JAPAN CUP』、(3.10)尼崎大会のマイクでも言った通り、『誰がこれから新日本を引っ張って行くんだ?』それを明確にする大会だったと自分でも思っています。そしてそこで優勝できた。運命のイタズラか相手は後藤洋央紀。『NEW JAPAN CUP』3回優勝、勝てば最年長(優勝)、そこに俺が挑むという構図。その中で俺が勝った。これは大きな財産になると思っています。
そして、このトロフィーを持ってもうひとつやらなきゃいけないのが、次の両国、内藤哲也戦。俺は凱旋(帰国)してからずっと言っているように、LOS INGOBERNABLES de JAPON内でのヒエラルキーを変えたい。そう思っている。今現状、内藤さんがいて、鷹木さんがいて、そして辻陽太がいる。そういうふうに見られることが多いと思う。その見え方を今回、内藤哲也に勝つことで一新させて、そしてさらにIWGP世界ヘビー級のベルトも手に入れたいと思っています。
そのあとで、もうひとつ俺はやりたいことがあって。今朝、東京スポーツの記事を読んだ人は知っているかもしれないですけど。俺はIWGP世界ヘビー級のベルトを獲って、それを”元の姿”に戻したい。今のIWGP世界ヘビー級のベルトを分裂させたいと、そう思っています。これには理由があって、新日本プロレスのベルトの価値を明確化したい。そういう思いがあります。
いまの新日本プロレス、俺はセルリアンブルーのリング、この上が一番世界で最高峰だと思っている。ただ、団体の規模、資金力で見たらWWEがあってAEWがある。その次に新日本。こういう構図になっていると思うんです。じゃあ、新日本が何でWWEに、AEWに対抗していかなければならないかって考えたときに、俺が思うのはやっぱり新日本プロレスその価値、新日本プロレスのブランドを存分に発揮することだと思っているんです。
会場に来てお客さんが『ああ今日試合おもしろかったな』『レスラーが立ち上がる姿に勇気を貰ったな。明日も頑張ろう』そう思える試合、そう思える魂の闘いが俺は新日本プロレスだと思っています。そしてその先にIWGPというベルトがある。
今現状、IWGP世界ヘビー級というベルトがあって。そのヘビーはIWGPヘビー級、そしてIWGPインターコンチネンタルが合体したものになってますよね? この前IWGP USヘビーが廃止されて新しいIWGP GLOBALヘビー級ってものができた。と、なると新日本本来のベルトの価値はどこに行ったのか? という疑問がやっぱり生まれてきますよね。だったらやっぱり、そこで新日本の価値を、ベルトの価値をもう一度明確にして、俺が内藤さんに勝った上でベルトを分解し、インターコンチネンタルを廃止し、新日本プロレスを新たな時代へ導く。
新たな時代に導くからこそ、”過去の新日本プロレス”そこにリスペクトを持って、ベルトをもう一度分解するべきだと考えています。まあこれは当然、内藤さんに勝ったあとの話になるので。まずは内藤哲也に勝つこと。それが第一優先。内藤哲也から獲ることに意味がある。そう思っています」
■質疑応答
――いま話があったベルトの件について、IWGP 世界ヘビー級から元の形に戻すということでしたが、それはIWGP 世界ヘビーをIWGPヘビーに戻すということでよろしいでしょうか?
辻「ハイ。IWGPヘビー級に戻すということですね。そのうえで、IWGPインターコンチネンタル、白いベルトを封印したいと思ってます。ただ、IWGPインターコンチを封印するにあたって、なにかしらのケジメはつけたいなと思ってます」
――ベルト統一、ベルト封印、IWGP 世界ヘビー級王座誕生という流れに対して、辻選手のなかで納得いかないものがあったということでしょうか?
辻「納得いかないというよりは、やっぱり新日本のベルトはIWGPヘビーであると思いますし、俺自身が憧れた、獲りたいと思っていたのは、IWGPヘビー級のベルトだったので」
――ベルトのデザインというのは?
辻「4代目のものを復活させるという意味ですね。いまの統一された経緯なんですけど、そもそもは次の対戦相手の内藤さんが最初に2冠をやりたいと言い出したと思うんですよね。そして2冠を達成した後で、今度はそれを統一すると。そしてその統一に内藤さんは反対しましたよね。
ただ、内藤さんはそこで負けました。だから今現在、俺は内藤さんがベルトを持って、正直、分解するのは思ってたんです。ただ、そういうストーリーを考えた時に、内藤さんがいまベルトを分解するのはきっと筋違いなんだろうな、そういう風に思うんですよ。だから、内藤哲也にできないことをこの俺が成し遂げてやりたいと思ってます」
――昨日の後藤選手を振り返っていかがですか?
辻「相手が後藤洋央紀だったことに関しては、正直こんなにおいしいシチュエーションはないなと思ってました。で、後藤洋央紀を越えたからこそ今回の優勝の価値はさらに高いものになったなと感じてます」
――そして、内藤選手との前哨戦は今シリーズ1回のみですが、この点に関してはいかがですか?
辻「やっぱり同じチーム内で試合をするってなると人数的な問題もあって、うまくカードが組めなくなるってこともあると思うので、期間も短いですし、あんまり辻対内藤、そういう構図が見えない方が当日のワクワク感にもつながると思うので、その1試合でどこまで試合を展開できるかっていうのは、楽しみにしておいてほしいですね」
――逆に辻選手としては好都合だと?
辻「そうですね。俺にもいろんな引き出しがまだ残っているので」
――ロス・インゴ内の序列を変えるという話でしたが、内藤選手に勝った暁には辻選手が「俺がロス・インゴのリーダーだ」と明言するなど、具体的なことは考えていますか?
辻「べつにロス・インゴ内でリーダーが誰とかっていう話は俺は求めてなくて、ただ単に外から見られた時に、やっぱり内藤、鷹木、辻っていう風に見られてると思うので。実際、自分もいまそういう風に感じているので、『俺がリーダーになる』というより、俺の存在を一番上にしたい。“ロス・インゴ=辻”のイメージにしたい。そういうことです」
――では、ロス・インゴ=内藤からロス・インゴ=辻に変えるということですか?
辻「ハイ、そういうことです」
――内藤選手とのシングルマッチは2021年の壮行試合以来になりますが、当時の試合では内藤選手が必殺技のデスティーノも出すことなく勝利しました。辻選手にとってもデスティーノを出すことさえできずに敗れたという悔しい想いもされたと思いますが、あの頃の自分と現在の自分を比較してどんな試合をしたいですか?
辻「内藤さんがあの頃、たしか『内藤哲也が壮行試合の相手で良かったと思えるような選手になってくれ』そういう風に言ってたと思うので、内藤さんももちろんそういう風に感じてくれるような試合をしたうえで俺が勝ちたいと思ってます」
『Road to SAKURA GENESIS 2024』
・3月30日(土) 14:00開場 15:00開始
富山・高岡テクノドーム
☆チケット発売中
※「ロイヤルシート」は残りわずかとなりました
・3月31日(日) 17:00開場 18:00開始
静岡・アクトシティ浜松
☆チケット発売中
・4月3日(水) 17:30開場 18:30開始
東京・後楽園ホール
☆チケット発売中
・4月4日(木) 17:30開場 18:30開始
茨城・龍ケ崎市総合体育館「ニューライフアリーナ龍ケ崎(たつのこアリーナ)」
☆チケット発売中
『SAKURA GENESIS 2024』
4月6日(土) 15:30開場 17:00開始
東京・両国国技館
☆チケット情報
※「ロイヤルシート(最前列)」「アリーナA(椅子席)」「ボックス席4人用」「ボックス席5人用」は完売となりました。