記念すべき20回目を迎えた今年の『NEW JAPAN CUP』、その2回戦の8試合の結果を受けてベスト8が決定! ここでは3月16日(土)愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)と、3月17日(火) 静岡・ツインメッセ静岡 南館の2大会で行なわれる準々決勝の4試合のカードの見所を大会ごとに紹介する。
■『NEW JAPAN CUP 2024』
3月16日(土) 16:00開場 17:00開始
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
☆チケット情報 ☆対戦カード
★当日券は12時~発売!
3月17日(日) 14:00開場 15:00開始
静岡・ツインメッセ静岡 南館
☆チケット情報 ☆対戦カード
★当日券は13時~発売!
<3月16日(土)愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)>
■3月16日(土)名古屋、メインで後藤とフィンレーが一騎打ち!
メインイベント(第8試合)の『NJC』準々決勝では、後藤洋央紀とデビッド・フィンレーが激突する。
1回戦シードの後藤は、3.12宇和島の2回戦でチェーズ・オーエンズと激突。試合巧者のオーエンズは1回戦で石井智宏を正面突破した勢いを駆って、後藤に的確な攻撃でダメージを蓄積させる。しかしパッケージドライバーを切り抜けた後藤は、無骨な打撃でオーエンズの動きを止めると一気にGTRを炸裂し勝利。
ベスト8進出を決めた後藤は試合後、マイクを握ると「この俺が優勝します! 新日本プロレスを混沌で染めてやる!」と、自身が持つ『NJC』最多優勝記録(3回)の更新を力強く宣言した。
対するフィンレーは3.7後楽園の1回戦では、機動力で切り崩そうとするTJPをオーバーキルで粉砕。続いて3.12宇和島の2回戦はタンガ・ロアと対戦し、相手のパワフルな攻めをしのいでオーバーキルで勝利をつかんだ。
昨年度の準優勝者であるフィンレーは、ロアを仕留めたあとのバックステージで「俺は優れたリーダーがすべきことをとして、この大会を制覇してやる。IWGP世界王座も獲ってやる。IWGP GLOBALヘビー級王座も奪還し、BULLET CLUBにゴールドをもたらすのだ! 俺の行く道には、死体の山が築かれるのだ!」と、その野望をまくし立てた。
今回の『NJC』で、CHAOSの中では唯一生き残っている後藤。オカダ・カズチカが新日本を旅立ったいま、自身が大嫌いだと公言するBULLET CLUBのリーダーとの遭遇は、ユニットの威信を懸けた戦いとなる。だがフィンレーとしても昨年、あと一歩のところで逃した『NJC』初制覇、そして二本のベルト獲得に向けてその鼻息は荒い。最後に相手の首を狩るのはGTRか、それともオーバーキルか?
■3月16日(土)名古屋、セミでSANADAが変貌したペリーと約9カ月ぶりに再戦!
セミファイナル(第7試合)の『NJC』準々決勝は、SANADAとジャック・ペリーが対決。
昨年度の『NJC』覇者として1回戦シードとなったSANADAは、3.12宇和島の2回戦でYOSHI-HASHIと対戦。かつて同じ新日本の入門テストを受けた因縁浅からぬ両者は、序盤から見応えあるせめぎ合いを展開。最後は必殺技を巡る根比べのような攻防に突入し、カルマをしのいだSANADAがデッドフォールで勝利をつかんだ
その試合後、SANADAは「ここ四国でいつか、IWGP戦をやりたい。そのために優勝してチャンピオンになって、またここに帰ってきたいと思います」とマイクアピール。今年の1.4東京ドーム、2.24札幌とIWGP世界ヘビー級王座戦で内藤哲也に2連敗しているSANADAが、三度目の正直に向けて闘志を見せた。
一方、『NJC』初出場のペリーは3.6大田区の1回戦では海野翔太と対戦し、H.O.Tのアシストを受けて勝利を強奪。衝撃の“拷問の館”入りを果たしたペリーは、続く3.11愛媛の2回戦では矢野通と激突。
その試合終盤、矢野がペリーと乱入した金丸に対し小次郎をお見舞い。そして矢野はペリーを丸め込むも、ここで3.6大田区の1回戦で矢野に敗れている高橋裕二郎が妨害。すかさずペリーは矢野をローブローでひるませるとランニングニーアタックを突き刺し、準々決勝へとコマを進めた。
SANADAとペリーは昨年6月25日(現地時間)、カナダで開催されたAEWと新日本プロレスによる合同興行『AEW x NJPW: Forbidden Door』にてIWGP世界ヘビー級王座戦で激突。挑戦者のペリーは躍動感あふれるファイトを仕掛けるが、最後はSANADAがシャイニングウィザードからのラウンディング・ボディプレスで快勝。今回、ペリーにとっては約9カ月ぶりの雪辱戦となる。
前戦からは変わり果てた姿のペリーが、なりふり構わず勝利を狙うのは必至。SANADAにとっては前回以上に警戒が必要な戦いになることだろう。
■第6試合でL・I・JとH.O.Tが10人タッグで激突!
第6試合は内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&BUSHIvsEVIL&成田蓮&高橋裕二郎&金丸義信&ディック東郷、L・I・JとH.O.Tによる10人タッグ。3.17静岡の『NJC』準々決勝で対峙する鷹木とEVIL、辻と成田のダブル前哨戦となる。
<3月17日(日)静岡・ツインメッセ静岡 南館>
■3月17日(日)静岡、メインで鷹木とEVILの因縁対決が実現!
メインイベント(第8試合)の『NJC』準々決勝では、鷹木信悟と現NEVER無差別級王者EVILの因縁対決が実現する。
鷹木は地元凱旋となった3.8山梨の1回戦で上村優也と対戦。上村の執拗な腕殺しを耐えきると、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで故郷に錦を飾った。続く3.13岡山の2回戦では、狂犬ゲイブ・キッドと激突。序盤から場外で激しくやり合う大荒れの一戦は、鷹木が渾身のパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンにつないで終止符。
その試合後、鷹木は「鷹木信悟vs内藤哲也のIWGP世界ヘビー級王座戦、見たいかー!?」と問いかけ、場内が大歓声に包まれると、『NJC』初制覇に向けて「やるかやらないかじゃない、やるしかねえんだ!」と咆哮した。
対する1回戦シードのEVILは、3.13岡山の2回戦で現STRONG無差別級タッグ王者のヒクレオと対決。ヒクレオは新日本を巣立った兄タマ・トンガを彷彿とさせるトンガンツイストや変形のガンスタンでEVILを追い詰めるも、すかさずH.O.Tが乱入。何とかG.o.Dが排除すると、そこからEVILは真っ向勝負に臨み、巨漢ヒクレオをEVILで葬った。
勝負強さを見せたEVILは試合後のバックステージで、4.6両国で『NJC』優勝者を迎撃するIWGP世界ヘビー級王者の内藤に向けて「俺がこのトーナメント、ふつうに勝ち上がってくんの知ってるから怖えんだろ? だからよ、ロスインゴの連中とやりてえとか”井の中の蛙”みてえなことばっか言ってんだろ? オメーは。”0点チャンピオン”のくせに情けなさは”100点”だな!」と、したり顔で言い放った。
鷹木とEVILはこれまで3度対戦し、鷹木の2勝1敗。だが、直近の対決となる『G1 CLIMAX』公式戦では、EVILがダーティーファイト全開で勝利。その試合後には、未遂に終わったもののバリカンで鷹木の髪を刈り取ろうとする極悪ぶりを見せた。
かつてはBUSHIも含め、共にNEVER6人タッグ王座を巻いたこともある鷹木とEVILだが、いまや怨敵同士。L・I・Jに激しい敵対心を燃やすEVILが、L・I・Jの同門王座戦を阻止すべく奈落の底に突き落とすか? それとも『NJC』初制覇を狙う鷹木が、ハツラツファイトで悪を成敗するのか?
■3月17日(日)静岡、セミで新世代の辻と成田が雌雄を決する!
セミファイナル(第7試合)の『NJC』準々決勝は辻陽太vs成田蓮、新世代同士が『NJC』ベスト4を懸けて雌雄を決する。
辻は3.10尼崎の1回戦でジェフ・コブと対峙。コブのパワフルな投げ技や掟破りのジーンブラスターでピンチに追い詰められたが、最後は本家ジーンブラスターで連合帝国の大黒柱から価値ある勝利をつかんだ。続く3.15大阪の2回戦ではエル・ファンタズモと激突。多彩なファンタズモの動きに互角に渡り合うと、難易度の高いダイビングカーブストンプで勝利をゲットした。
その試合後、辻はバックステージで「初戦でのコブ戦では、俺がヤツにパワーでも通じることを示した。そして今日のELPは空中戦でも戦えることを示した。次はザックか成田か? 俺の希望としては、そうだな……成田とも戦いてえが、ザック、上がってこいよ。俺もテクニックでオマエと対抗できることを、示してやる」とコメントを残していた。
成田は3.10尼崎の1回戦ではタイチと対戦。タイチの鬼気迫る攻撃に苦戦を強いられるも、H.O.Tの介入で形勢逆転。金丸がタイチをウィスキーミストから角瓶で殴打すると、すかさず成田がダブルクロスで勝利を強奪した。
そして3.15大阪の2回戦のザック戦でも、成田がザックのサブミッションの前に窮地に陥るとH.O.Tが次々と乱入。最後は成田がザックを改良型プッシュアップバーで殴りつけてからダブルクロスで沈めた。そして成田はバックステージで一言、「オイ、ザック、ヘッヘヘ。ざまあみろ、バーカ!」と猟奇的な笑みを浮かべた。
昨年の『G1 CLIMAX』直前、海野翔太を含め新日本の次代を担う“令和闘魂三銃士”と名付けられた辻と成田。
二人は7.18山形大会の『G1』公式戦で対峙すると、真っ向から意地をぶつけ合い、結果は20分時間切れ引き分けに。今回はそのときの決着をつける戦いとなる。
しかし、当時の成田はSTRONG STYLEとして正統派のファイトスタイルだったが、現在は悪の道を邁進中。H.O.Tの乱入は避けられない戦いとなりそうだが、辻はこの難局をどう乗り越えるのか?
くしくも今大会のメインとセミはL・I・JvsH.O.Tの2番勝負に。3.18郡山での鷹木と辻による『NJC』準決勝、そして4.6両国で内藤とのIWGP世界ヘビー級王座戦と同門対決を目標に掲げるL・I・Jの前に、H.O.Tが不気味に立ちはだかる。
■第6試合でL・I・JとH.O.Tが6人タッグで激突!
第6試合は内藤哲也&高橋ヒロム&BUSHIvsSANADA&タイチ&上村優也、L・I・JとJust 5 Guysによる6人タッグ。SANADAとしては3.16名古屋の準々決勝でペリーに勝利を収め、優勝の可能性を残した状態で、IWGP世界ヘビー級王者・内藤と対峙したいところだが果たして?
★3月17日(日)静岡・ツインメッセ静岡 南館の全対戦カードはコチラ!
■『NEW JAPAN CUP 2024』
3月16日(土) 16:00開場 17:00開始
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
☆チケット情報 ☆対戦カード
3月17日(日) 14:00開場 15:00開始
静岡・ツインメッセ静岡 南館
☆チケット情報 ☆対戦カード
3月18日(月) 17:30開場 18:30開始
福島・ビッグパレットふくしま
☆チケット情報 ☆対戦カード
■3月20日(水・祝) 15:30開場 17:00開始
新潟・アオーレ長岡 <決勝戦>
☆チケット情報 ☆対戦カード
※「ロイヤルシート」完売。「2階指定席」「3階指定席」は残りわずかとなりました