いよいよ近づいてきた、1月4日(土)『バディファイトpresents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』。新日本プロレス最大のクライマックスであるこの大会を前に、カウントダウンインタビューを敢行!! 第3回は“新日本プロレス&DDTプロレスリング2団体所属”の飯伏幸太選手が登場!!
■あの試合で“ホントの自分”を出せたというのが凄く大きいです。
——プリンス・デヴィット選手とは、1月4日東京ドームで久々のIWGP Jr.戦となりますが?
飯伏 自分としては、デヴィットとのシングル(マッチ)は分が悪い印象があるんですよ。だから、これで最後というわけじゃないけど、今回はしっかり勝ちたいですね。デヴィットは新日本プロレスの制圧を狙っているのかもしないけど、僕がベルトを獲れば収まるというか、いまみたいにはできなくなると思うので。僕が更生させます。
——いまのデヴィット選手をどう感じますか?
飯伏 なんか違いますね。違和感があります。僕はグレたと思ってるんですけど、彼には反則は必要がないと思う。ないほうがむしろ凄いはずなのに、なんでグレたんだろう!?
——とすると、今回の試合はいままでと少し違う感覚ですか?
飯伏 そうですね。でも、(デヴィットは)前以上に色んな部分を吸収して、強くなってると思うので。それに、ほかの選手が介入したりするぶん、前より動いてないんですよ。前よりもケガのリスクがない闘い方をしているし、いろいろな部分で回復しているはずなんですよ。だから、コンディションは完全によくなってますね。身体も確実に進化していると思います。
——となれば、十分な警戒が必要ですね?
飯伏 いまのヒールの部分と昔のベビー(フェイス)の部分、どっちも出してきたら、「ちょっと危ないかな?」とは思いますね。
——とはいえ、飯伏選手は今年の『G1 CLIMAX』に出場。中邑真輔選手との公式戦(8月4日大阪)が、東京スポーツのプロレス大賞でベストバウト(年間最高試合賞)に選ばれるほどの活躍をしました。あの中邑選手をあと一歩まで追い詰めたことを考えれば、デヴィット選手の攻略も見えてくると思うのですが?
飯伏 そうですね。あの試合で“ホントの自分”を出すことをできたというのが、凄く大きいです。デヴィット戦でそれを出せるか出せないかというのはわからないですけど、あれによって「自分はヘビーにも通用する」という自信がついたので。デヴィットもヘビー級のベルトに挑戦したりしてますけど、自分も状況的にはそんなに変らないというか。たぶん、同じぐらいだと自分では思っているんです。
——ということは、Jr.の枠を超越した凄い試合になりそうですね?
飯伏 そうですね。どこまで昔のデヴィットで来るか? それによってまた変わると思います。
——あの“覚醒”がマンガの『ドラゴンボール』(作:鳥山明)でいうところの“超(スーパー)サイヤ人”だとすれば、今後もいざというときに発動するかもしれないと期待しているのですが?
飯伏 なるほど(笑)。昔からそういう部分は持っていたんですけど、あれで完全になんか・・・。その部分が「出せない」というか、「出しづらかった」という感じだったんですけど、それが(以前より)出しやすくなったというか。
——先ほど、「ホントの自分」と表現していましたが?
飯伏 そうですね。あれはたぶん、ホントの自分です。理性とかがない、そのときに感じたモノを出すというか。本能のままに動いたのがあれになるので、たぶんあれがホントの自分ですね。
——なるほど。これで追い詰められたデヴィット選手が反対に覚醒したら、大変なことになりますね(笑)。
飯伏 そうですね(笑)。
■新日本プロレスに入っての初挑戦でベルトを獲れたら最高ですね。
——これまでのデヴィット戦で印象に残っているのは?
飯伏 やっぱり、僕がIWGP Jr.を獲った試合(2011年6月18日大阪)ですね。初めて勝った試合です。(1・4)ドームに関しては、自分は今回が3回目ですけど、全部IWGPのJr.のタイトルマッチなんですよ。で、2回(2011、2013年)ともデヴィットにやられてるので(※2013年はロウ・キーを交えた3WAY戦)。
——デヴィット選手の試合で無法行為がまかり通っていることに、憤りを感じているのでは?
飯伏 介入はやっぱり許せないですね。悪いこと(本人の反則行為)はしょうがないとしても、違う人が入って来るというのは、シングルマッチとしては絶対におかしいことであって。
——反則には反則で返すことも考えていますか?
飯伏 そうですね。反則が普通に行なわれるのであれば、やる可能性はなくはないです。
——いずれにせよ、BULLET CLUBメンバーの介入が問題ですね。中澤マイケル選手と一緒に闘いますか?
飯伏 いや、自分はもう1対1なんで。それに、介入を含めて考えていますから。もう来る前提で考えているんで。
——だとすると、大苦戦になる可能性もありますが?
飯伏 まあ、なりますね。でも、そこはなんかうまい具合に。1対2、1対3、そういうのをやって来たというか、今までいろいろなスタイルでやって来たんで。そのぶんを活かしつつ、「介入があったとしても行けるんじゃないかな?」と思います。自身はあります。
——もし、そこをクリアできれば、2人の実力勝負ですね?
飯伏 そうですね。勝負は確実に紙一重になると思います。
——今回は新日本プロレスとDDTプロレスリングの2団体所属になって、初めてのドーム大会となります。IWGP Jr.王者になったあとの展望を聞かせて下さい。
飯伏 いままでにないチャンピオンになりたいですよね。ヘビーとの闘いもやって行きたいし。僕のスタイルと同じで、型にとらわれない試合をして防衛して行きたいです。
——「デヴィットとBULLET CLUBをストップして欲しい」というファンの期待も大きいと思います。
飯伏 今回のドームに関しては、新日本プロレスの飯伏幸太として、絶対に勝ちたいと思います。
——いままでのドーム大会とは違いますか?
飯伏 やっぱりファンの人に「絶対にベルト獲ってくれ」「勝ってくれ」ということを言われるので。その期待には応えたいです。
——ここでIWGP Jr.王者に返り咲けば、本当の“飯伏時代”になるかもしれません。
飯伏 そうですね。前はDDTからの参戦で、空気的には違うかもしれないですけど、“外敵としてベルトを獲った”という形だったんで。新日本プロレスに入っての初挑戦でベルトを獲れたら、最高ですね。
『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』
2014年1月4日(土)17:00 東京・東京ドーム
●チケット情報 / ●全カード情報
★1月3日(金)『大プロレス祭り2014』の特別試合&詳細決定!! サイン会に豪華メンバー集結!! ハンセン&レイスも登場!!
『NEW YEAR DASH!!』
2014年1月5日(日)18:30〜
東京・後楽園ホール
●チケット情報 / ●カード情報
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