いよいよ近づいてきた、1月4日(土)『バディファイトpresents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』。新日本プロレス最大のクライマックスであるこの大会を前に、カウントダウンインタビューを敢行!! 第4回はクッシーこと、“TIME SPLITTERS”のKUSHIDA選手が登場!!
■ビッグマッチの第1試合は僕らにしかできない枠、「意志のある第1試合」だと思っている
——さて、KUSHIDAさん、今日は1.4東京ドームへ向けてのカウントダウンインタビューをお願いします。
KUSHIDA フフフ。近づいてきましたね! ただですね、じつは今年の東京ドームのときはIWGPジュニアタッグのチャンピオンだったのに、タイトル戦がなかったんですよ。
──ああ、チャンピオンなのに東京ドームでタイトル戦を組まれなかったと。第0試合には出場されましたけど、たしかに珍しいケースですね。
KUSHIDA ええ。その前年の11月、シェリーと初めてベルトを獲ったのにドームでタイトルマッチが組まれなかった……、あのときは非常に悔しい思いをしましたね。
──しかし今回のドームでは、史上初のIWGPジュニアタッグ王座4WAYマッチに、アレックス・シェリーとの“TIME SPLITTERS”として堂々と臨むことになりました。
KUSHIDA ハイ。あのくやしさが僕とシェリーのチャンピオンとしての始まりというか、そこから「いい試合を重ねていくしかない!」と思って、頑張ってきましたから。
──そのIWGPジュニアタッグ戦はビッグマッチの第1試合の位置で組まれる機会が多いですがね。これについては?
KUSHIDA ええ。もちろん、レスラーであればメインでやりたいですよ。ただ、新日本のビッグマッチとなると出場選手も限られてくる。その中で第1試合というのは僕らにしかできない枠というか、「一番劣るから最初」ではなく、もっと「意志のある第1試合」だと思っているので。
──意志のある第1試合、ですか?
KUSHIDA ハイ。僕らがビッグマッチの第1試合でレベルの高いものを見せれば、自ずとそのあとの試合にもプレッシャーもかけられる。僕らが盛り上げることで、大会全体にプレッシャーをかけているという思いはあります。
──第1試合にそのくらいのプライドがある、と。
KUSHIDA だから、ヘンに第2試合や第3試合でやるよりは、オープニングマッチという限られた人間しか挑戦できない中で、試合の価値を高めていきたい、そう思ってます。
──その一方、今回のドームでジュニアヘビー級王座戦のプリンス・デヴィットvs飯伏幸太は、セミ前の第8試合という位置で組まれていますが、これについては?
KUSHIDA あの〜、振り返ると、僕が新日本プロレスに入る時に自分の先を走っていた同世代のライバルが3人いたんですよ。
——SMASHから、新日本に移籍する2013年頃の話ですね。
KUSHIDA ええ。それがプリンス・デヴィット、飯伏幸太、内藤哲也だった。なので、そのタイトルマッチ(デヴィットvs飯伏)は意識せざるを得ないです。ただ、2014年の目標として、タッグはかなり王座に近い手応えがあるので、シングルでも自分をその位置まで持って来たいな、と。
──ジュニアのシングル王座も視野に入れているわけですね。
KUSHIDA ハイ。タッグに目が行っていたぶん、シングルに挑戦する機会に恵まれなかったですけど、僕は直接対戦してなくても、さっき上げた3人といつでも闘ってるつもりですし、ドームも「勝負」だと思っているので。シングル王座戦に負けないインパクトを残したいな、と。
■4WAYはゲーム性が高く、ジュニアタッグに持ってこい。「より創造性に富んだ試合が見れるんじゃないか」と。
──では、タッグ王座挑戦に至るまでを振り返っていただきたいのですが、そもそもTIME SPLITTERSは9月29日の神戸大会の第1試合でTAKAみちのく&タイチ組を下し、王座挑戦権を獲得。そして10月14日の両国大会でロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフ組の王座に挑戦するはずだったのが、アレックス・シェリーの負傷で流れてしまいました。
KUSHIDA ハイ。シェリーは以前から腰にヘルニアを持ってたみたいで、それがある試合で再発してしまい。10月の両国にも来る方向で、前向きな話もしてたんですけどね。
──チームとしては非常に残念でしたね。
KUSHIDA ええ。僕らにとって“始まりの時間”になるはずだったのに、時間が止まってしまった……。シェリーって凄く優しくて真面目なナイスガイなんですけど、精神的にも肉体的にも、意外に繊細な部分がありまして……。僕なりにカバーはしてたんですけど、あのときは完全に爆発してしまったというか。
──それ以降、KUSHIDA選手はパートナー不在となってしまいました。
KUSHIDA なので、後半は闘いのテーマをどこに置けばいいのかわからなくなってしまいました。急にシェリーがいなくなって、すぐに視点を変えるというのも難しかったし。
──そして、11月9日の大阪大会で、タッグ王者組のヤング・バックスに「シェリーの復帰がたったいま決まりました。俺たちにも挑戦権利はあるはずだ」と、王座挑戦を表明。今回はフォーエバー・フーリガンズ、TAKA&タイチ組も加えて4WAYマッチとなりますが?
KUSHIDA 非常にワクワクしますね! とくにシェリーは複数で同時に闘うことに、非常に馴れ親しんでいるので。…というのは、彼は以前に活躍していたTNAで、“Xディビジョン”という何選手も入り乱れる試合形式の経験が豊富なんですよ。1人で2〜3人を相手にダメージを与える攻撃のバリエーションも持っているので、そこはチームとしても強みですね。
──対戦チームの印象は?
KUSHIDA やっぱり王者のヤング・バックスとガッチリやり合いたいなって。でも、この試合形式であれば手の内のわかりきったフーリガンズやTAKA&タイチとも、「より創造性に富んだ試合が見れるんじゃないか」と。4WAYはゲーム性が高いし、ジュニアタッグに持ってこいですからね。
──現在、相棒のシェリーの状態はいかがですか?
KUSHIDA 僕が10月にカナダに遠征に行った際、シェリーの家にお見舞いに行ったんですけど、だいぶよくなってましたし、11月の時点で「もうトレーニングも始めて、いつでも準備はできている」と連絡も受けていたので、今回はよりパワーアップした姿を見せてくれると思います!
──新たな時を刻む準備は万端だ、と。
KUSHIDA ハイ。TIME SPLITTERS は、オープニングから必ずド派手なインパクトを残して、タッグ王座に返り咲きます!! 1.4東京ドーム、期待してください!!
『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』
2014年1月4日(土)17:00 東京・東京ドーム
●チケット情報 / ●全カード情報
★1月3日(金)『大プロレス祭り2014』の特別試合&詳細決定!! サイン会に豪華メンバー集結!! ハンセン&レイスも登場!!
『NEW YEAR DASH!!』
2014年1月5日(日)18:30〜
東京・後楽園ホール
●チケット情報 / ●カード情報
『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』特設ページはコチラ!!