いよいよ近づいてきた、1月4日(土)『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』。新日本プロレス最大のクライマックスであるこの大会を前に、カウントダウンインタビューを敢行!! 第1回は“話題の男”内藤哲也が登場!!
■「残念だ」という気持ちは強いですけど、決まってしまった以上、ああだこうだ言っても仕方ない
——さて、内藤さん。まず、賛否両論となったダブルメインイベント試合順を決めた“ファン投票”についてなんですが。最初に聞いたときは、いかがでした?
内藤 そうですね。……なかなか答えが難しいですね(考え込んで)。
——正直、張本人としては、かなり複雑な心境だったとは思いますが。
内藤 いや〜。ただね、これはこれでよかったと思います。
——あ、そうですか?
内藤 ハイ。まぁ、たとえ何試合目だろうと、俺らがやることは一緒じゃないですか。「いい、悪い」はわからないけど、投票というのは新しい試みだし、これはこれでいいんじゃないかと。新日本プロレスが「ファン投票にする」というなら、「どうぞやってください」「勝てばいいんだ」という気持ちで構えてました。
——ただ、結果的に、中邑真輔vs棚橋弘至のIWGPインターコンチネンタル選手権とは倍以上の投票差がついてしまったんですけども。
内藤 ハイ。たしかにショックはありましたし、やっぱ「東京ドームは一番最後で試合をしたい」という気持ちも強かったので、もちろんくやしかったですよ? ただ、「これがファンの素直な意見なんだな」と。そこは冷静に受け止めようと。
——現実にキチンと向き合おうと。
内藤 ええ。でも、この投票は試合前の話ですから。試合後にひっくり返せばいいだけなんで。「残念だ」という気持ちは強いですけど、決まってしまった以上、ああだこうだ言っても仕方ない。俺ができることは、シッカリとIWGPヘビー級選手権試合にふさわしい試合をして、オカダに勝って、ベルトを巻くだけなんで
——ある意味、腹が据わったというか。
内藤 ですね。もう、とくに落ち込んでいる感じは全然ないです。素直に受け止められてます。
——ただ、『G1 CLIMAX』で優勝して以降、ここに至るまで内藤さんはファンから本当に厳しい意見が多かったですよね。
内藤 たしかに、最初の頃、ブーイングが出始めたときは、だいぶ落ち込みましたよね。ずいぶん悩みましたし、「なんでなんだ!」「俺の言い分も聞いてくれ!」という気持ちにもなりましたけど……もう慣れてきました!(苦笑)。
——あ、意外と慣れちゃいましたか(笑)。
内藤 ええ。なんか打たれ強くなってきましたね(笑)。最初、ブーイングを聞き始めたときは、もう気になって気になって仕方なくて、「じゃあ、こうすればいいかな?」「こうすればブーイングがなくなるのかな?」って感じで、頭が一杯になってたんですけど。いまは、あまり気にならなくなったというか…。だってブーイングに合わせたプロレスより、俺が納得するプロレスをやらないと、しょうがないじゃないですか。
——もちろんそうですね。
内藤 あと、東京や大阪のファンは厳しい方も多いんですけど、各シリーズで、細かく全国を回っていると、「ドームがんばれよ!」と、暖かい声援もたくさん頂きましたから。
——各地のファンにパワーももらったと。たしかに「ワールドタッグリーグ」あたりから、内藤さんがドンドン吹っ切れてきれた気がします。
■ヒザの皿の痛みがず〜っとあったんですけど、この11月に痛みが完全にとれたんです
内藤 あとですね。去年、負傷して、自分はヒザのお皿の一部を移植したんですよ。で、この痛みが「手術後1〜2年かかる」と言われてた。その痛みがずっとあったんですけど、この11月に痛みが完全にとれたんですよ。「タッグリーグ」ではお皿の痛みがまったくなかった。
——ついに完治しましたか。
内藤 これまで、歩くだけでも、お皿の痛みが走ったし、ジャンプしたら、もっと痛いし。踏ん張るだけでも、強烈な痛みが走った。それがなくなったのも関係してるんですかね?
——心・技・体ともに、本来の内藤哲也に戻りつつあるわけですね。
内藤 ええ。いま出せる100パーセントはシッカリ出せてるので、不安もほとんどないですし。
——しかも、東京ドームは、相手に不足なしですから。
内藤 何も考えずにぶつかっていけますから。オカダには、アイツが新日本に入ってから、ず〜っとくやしい思いを抱いてきましたし。いま一番やりたい相手であり、一番倒したい相手。そして、自分の夢であるIWGPヘビーまで懸かっているわけですから。
——燃える要素だらけですよね。ちなみに、メインにラインナップされた中邑vs棚橋については、どう思います?
内藤 う〜ん。もちろん意識はしてますよ! 俺は棚橋弘至がデビューして上がっていく姿も、中邑真輔がデビューして上がっていく姿も、ファンとして観てたから、2人のシングル戦には思い入れがあるし、「どんな試合するのかな?」と楽しみではありますけど……。ただ、なんでそんな楽しみでいられるかって言うと、自分の試合に自信があるからです(キッパリ)。
——おっ、言い切りましたね。
内藤 ハイ。東京ドーム大会が終わったあとに、「内藤vsオカダのほうがおもしろかったね」「とくに内藤がよかったね」とファンに言わせる自信がありますから。
——それは、オカダvs内藤に自信がある? それとも自分に自信がある?
内藤 ……両方! 両方ですかね? もちろんオカダvs内藤にも自信があるけど、一番は自分にも自信がある…自信がまたついてきた、ということかもしれないけど。
——ここ半年間の内藤さんには、過去最大級の“逆風”が吹いていましたが。
内藤 ハイ。でも、“無風”じゃないですから。“無風”から、“追い風”にするほうが絶対に難しいハズなんで。“逆風”や“向かい風”が来てるなら、むしろありがたいなと。
——なるほど。率直に言いますけど、今回の1.4東京ドームにおける最大の注目選手は、どう考えても内藤哲也ですよね。
内藤 でしょうね。それは、もちろん感じてますよ!
——その自覚は十分でしたか。
内藤 これでダメだったら、さらなる“逆風”が来るのもわかってますけど、ここで一気に“追い風”に変えられる可能性もありますから。
——最大のピンチが最高のチャンスになるかもしれない、と。
内藤 ええ。もしかして、自分のレスラー人生で最大のターニングポイントになるかもしれないですよね。やっぱり、俺は「夢を夢で終わらせたくない」んでね。1.4東京ドームでは必ずオカダを倒して、そしてIWGPヘビー級王座を手に入れます!
『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』
2014年1月4日(土)17:00 東京・東京ドーム
●チケット情報 / ●全カード情報
★1月3日(金)『大プロレス祭り2014』の特別試合&詳細決定!! サイン会に豪華メンバー集結!! ハンセン&レイスも登場!!
『NEW YEAR DASH!!』
2014年1月5日(日)18:30〜
東京・後楽園ホール
●チケット情報 / ●カード情報
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