12月9日(月)東京スポーツ新聞社制定の『プロレス大賞』選考会が行われ、新日本プロレスのIWGPヘビー級王者であるオカダ・カズチカが最優秀選手(MVP)を2年連続で獲得した。
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2年連続のMVPは、長い『プロレス大賞』の歴史の中でも、天龍源一郎選手以来、25年ぶりの快挙となる。
選考会の中では、「去年は防衛回数が2度で終わったが、今年は強豪相手に長期政権を築いた」という実績と「いまや押しも押されぬ業界のリーダー・新日本プロレスを牽引するチャンピオンであること」などが評価、選出理由として挙げられている。
また、年間最高試合を決めるベストバウト賞では、今年8月4日、BODY MAKERコロシアム(大阪府立体育館)で行われた『G1 CLIMAX 23』公式戦、中邑真輔vs飯伏幸太が受賞。新日本プロレスは、こちらも昨年に引き続いてのベストバウト賞(2012年は棚橋弘至vsオカダ・カズチカ)受賞となった。
■オカダ・カズチカ選手のコメント
オカダ ま、2年連続ということで、当たり前の結果だと思っております。ホント、来年も再来年もずっと自然とMVPを獲ってしまうと思うので、東京スポーツさんには、“殿堂入り”というものを考えて頂きたいと思います。
——連続受賞は、25年ぶり。過去に連続MVP受賞したのは、アントニオ猪木選手とジャンボ鶴田選手と天龍源一郎選手の3選手のみですが?
オカダ アントニオ猪木選手、ジャンボ鶴田選手、天龍源一郎選手……。ま、その3人には、ボクと同じ時代じゃなくて、よかったなと。同じ時代だったら、そんな記録、その3人はできていないと思いますんで。ボクよりもだいぶ前の時代にプロレスラーとしてそういう記録がとれたことをボクに感謝してほしいですね。
——MVPは2年連続で獲ったんですが、惜しくも今年はベストバウトは逃してしまいました。そのへんのお気持ちは?
オカダ ベストバウト? そうですね。……ま、もっと。なんすかね。ベストバウト? そっか。ベストバウトは、え〜……がんばります(笑)。
※報道陣・笑
オカダ まぁ、いい感じでほかの選手。レベルが上がってきたんじゃないかなと。ボクの試合を超えれるような選手が出てきたんだな〜と思って、ボクはちょっとうれしく思います。
——ゲバ評では、他団体の選手がMVP有力という予想もありましたが、自信はあった?
オカダ そう…ですね。ボクじゃなきゃ始まらないでしょって。ま、ゲバ評で誰が挙がってたかはわからないですけど。やっぱ、この新日本のチャンピオンが獲るべきなんじゃないかなと思います。ハイ。
——新日本の選手が3年連続MVP(2011年は棚橋弘至)という部分で、業界のリーダーが不動のモノになってきたなという印象もあるんですが?
オカダ まぁ、新日本が3年連続といっても、今年と去年はボクなんで。新日本もボクに感謝してもらいたいな、と。…カネの雨をごっつぁんです。
——去年の受賞との気持ちの違いは?
オカダ 去年の一つ歳をとったなと。ま、そのぐらい普通のことです。何も変わってないすね。
——このおめでたい席で恐縮なんですが、1.4東京ドームのメインイベントを決めるファン投票の結果が出まして、残念ながらオカダ選手のIWGPヘビー級選手権ではなく、中邑vs棚橋がメインに決定しました。その点に関しては?
オカダ そうすね。中邑vs棚橋にそんなに投票する人がまだいたかと。そんなに本物のプロレスがわからない人がそんなにいたかと。そういう感じで、なんか懐かしいですね? ホントに去年の1.4東京ドームのような、誰もボクを認めてくれないような、というか誰も気づいていない。そういう中で試合をして、お客さんには本物というものをわかってもらったんですけど、なんかそういう懐かしい感じにいまあります。
——試合内容で勝負するという気持ち?
オカダ いや〜、べつにもう。「試合内容で食ってやろう」とか「投票したのを後悔させてやる」とかそういうのはなくて、IWGPヘビーのチャンピオンとして、「ホントはコレがメインイベントなんだよ」という気持ちで、IWGPヘビーの試合をシッカリしたいなと思います。
■ベストバウト受賞・中邑真輔選手のコメント
「ベストバウト頂き、ありがとうございます。2013年の自分にとって、意義深い試合の一つが評価されることをうれしく思います」