10月5日、棚橋弘至選手が10・29神戸「DESTRUCTION」の超満員のお礼と11月9日、大阪「POWER STRUGGLE」のプロモーションのため兵庫県下でイベントを開催。
まずは伊丹市の「エディオン伊丹店」で撮影会。過去最高の参加希望者が集まり、“エースの底力”を見せつけた。
撮影会に先立ってファンから「WORLD TAG LEAGUEでのパートナーは決まってるんですか?」の質問が飛び、「まだ決まってません。このままだとキャプテン・ニュージャパンになることに…」とトーンダウンするも、「個人的には内藤哲也と組んでみたい。ヘビー級としては決して恵まれた体といえないですけど、ここまで来た選手ですし、同じようなタイプなんで。もし、CHAOSが中邑&オカダ組で来るとしたら、それに対抗するには、内藤と組むのがいいんじゃないかと。そうなるとタッグ戦線ももっと盛り上がるだろうし」と返答。
そして神戸・元町のプロレス&スポーツバー「リングソウル」でのトークショーに出演。
棚橋選手がプロレスラーとして初のトークショーを行った場所ということもあって、終始リラックスムード。本音がポンポン飛び出した。
9月29日神戸大会を振り返り、何より超満員の観客が詰め掛けたことに感謝。
「ここ数年、神戸でずっと丁寧にプロモーションしてきたおかげ」と要因を述べるとともに、「練習でリングに向かったとき、花道側から会場を見たときに、正面のテレビカメラが置かれているすぐ横まで客席が開放されていて、『あんなところまでお客さんが入るのか!』とビックリしました」。
試合ではプリンス・デヴィット相手にランバージャックデスマッチを闘ったが、キャプテンとともにセコンドに付いた真壁刀義、タイガーマスク、本間朋晃の各選手には、棚橋選手自身がリング周りを取り囲んでくれるようお願いしたという。その人選の理由は、「真壁選手は先シリーズからずっとBULLET CLUB相手に闘ってきてましたし、真壁選手とはBS朝日の番組で一緒にドライブしたことで急接近してましたんで。本間選手は同い年、タイガー選手は自宅が近所なんで」という裏話を披露。
試合は、「初観戦の方にもわかりやすい色合いだったと思うし、だからこそ盛り上がったと思う」と振り返った。ちなみにドーム級の会場に次ぐ長い花道が設置される神戸ワールド記念ホールは「大好きな会場」。というのも「僕の好きな花道、スポットライト、声援の三つが揃ってるから」とコメント。
トークショー後半戦では、10月14日両国国技館大会で対戦する相手、オカダ・カズチカ選手がテーマに。
世紀の一戦を前に某夕刊紙でオカダ選手と舌戦。両国決戦を「敗者無期限IWGP戦線撤退マッチ」に設定し、内藤哲也選手が保持する来年1.4東京ドーム挑戦権利証へのシフトチェンジ禁止も示唆している。
「10月14日、両国での挑戦が決まりましたけど、僕が負けたらIWGPから撤退、彼は引き分けでも王座返上ですか…僕の方が条件は厳しいですけど、ここ2年で6回目のシングル対決、なんで見る人からすれば“またか”って思うでしょうから、リスクもどんどん上げていかないと。これだけリスクがあるから闘う意味があるっていうことを、丁寧に伝えていかないと。絶対にベルトを取ります。実はエアギターの新曲が出来上がっていて。エアギターはメインで勝つという条件を満たさないと発動しないので、新曲を世に出すためにも勝たないと」
最後は集まったファンからの質問コーナー。
「棚橋選手の子供がプロレスラーになりたいといったらどうしますか?」との問いには、「本人がやりたいと言えば止めない。なぜかというと、いまプロレス界は夢のある世界になってきたから。頑張ったら頑張った分、稼げますから。(カネの雨が)降ってますから。でも、チャンピオンが代わった瞬間に、急に超満員の連続になって…(苦笑い)。荒地を耕して、種を撒いて、大事に育てて、さぁ収穫ってなった時に横から入ってきて全部刈り取られた感じ(笑い)」。
プレゼントコーナーでは、メキシコ遠征みやげのほか、来ていたTシャツを脱いで景品に。最後は上半身裸での「愛してま〜す!」で締めくくった。
10月14日(月・祝)16:00 東京・両国国技館