9月10日、新日本プロレス事務所にて記者会見が開かれ、菅林直樹社長が9月23日神戸『DESTRUCTION』の全対戦カードを発表。
その上で、桜庭和志&柴田勝頼(LAUGHTER7)、真霜拳號(KAIENTAI-DOJO)の参戦、飯伏幸太(DDTプロレスリング)vs田口隆祐のIWGP Jr.ヘビー級選手権試合について、補足説明を行なった。
■菅林社長のコメント
「桜庭選手、柴田選手に関しては、現場とも何回も話し合いを持ちました。そして、マスコミ誌上や先日(9月7日)の後楽園での井上(亘)選手、高橋(広夢)選手のアピールなど、選手の『やってやろうじゃないか』という感情が私にも伝わりました。選手が桜庭選手、柴田選手のケンカを買うと言ってる以上は、私からノーということはできません。神戸でのこのカードが決定したことを、正式に発表いたします。また、開幕戦から乱入を繰り返している真霜選手の件ですけれども、鈴木軍がまた外敵として仕掛けてきたというふうに受け止めています。真霜選手は、9月12日富山からの参戦が決まりました。また、真壁選手の意向も汲んで、神戸ではシングルマッチを行ないます。IWGP Jr.の挑戦についてですけれども、IWGP実行委員会で協議を重ねた結果、私の『一刻も早く新日本本隊にベルトを取り戻したい』という意向を、他の委員にも汲んで頂き、田口選手で決定いたしました。なお、前チャンピオンのロウ・キー選手ですが、神戸では飯伏選手とも組んでいて、DDTを主戦場にしている佐々木大輔選手とのシングルマッチを組みました。充分、挑戦資格は持ち合わせている選手ですが、まずは“仮想・飯伏選手”として佐々木選手と闘ってもらいます。もちろん“リターンマッチ権”というのもありますので、次の挑戦者の最有力候補と考えています」
●第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
<第64代王者>飯伏幸太
VS
<挑戦者>田口隆祐
※2度目の防衛戦
●第6試合 30分1本勝負
井上亘&高橋広夢
VS
桜庭和志&柴田勝頼
●第5試合 30分1本勝負
真壁刀義
VS
真霜拳號
■桜庭和志
●所属:LAUGHTER7
●生年月日:1969年07月14日
●出身地:秋田県南秋田郡昭和町
●身長・体重:180 cm・83 kg
中央大学レスリング部で主将を務め、大学中退後、UWFインターナショナルに入門。Uインター消滅後はキングダムへ。97年12月には「UFC-Jヘビー級トーナメント」に優勝。高田道場所属となり、PRIDEに進出してからは、ホイラー・グレイシーをはじめ、ホイス・グレイシー、ヘンゾ・グレイシーらグレイシー勢を相手に連勝を重ねて“グレイシー・ハンター”の異名をとり、総合格闘技界を牽引するスーパースターとなる。06年3月に高田道場を離脱してフリーに。同年8月よりHERO'Sに参戦。08年からはDREAMを主戦場として活躍。
■柴田勝頼
●所属:LAUGHTER7
●生年月日:1979年11月17日
●出身地:三重県桑名市
●身長・体重:183 cm・90 kg
高校時代にレスリングで鍛え、98年に新日本プロレスに入門。99年10月の井上亘戦でデビュー。そのあと、中邑真輔、棚橋弘至とともに“新・闘魂三銃士”として活躍。05年に新日本を離れ、ビッグマウスラウド、UWAI STATIONなどで活躍。06年にフリーとなり、07年3月にHERO'Sで総合格闘技デビュー。山本宜久を秒殺してTKO勝利。08年よりDREAMを主戦場として活動していた。後藤洋央紀は高校の同級生。
■真霜拳號(マシモ・ケンゴ)
●所属:KAIENTAI DOJO
●生年月日:1978年11月25日
●出身地:京都府舞鶴市
●身長・体重:180cm・98kg
KAIENTAI-DOJO所属。キックや打撃系の技を主体に闘う格闘系ファイター。第5、7、11代CHAMPION OF STRONGEST-Kなど、K-DOJOで数々のタイトルを手にしている実力者。必殺技は、垂直落下式ブレーンバスターや、右足のハイキック・真剣(かたな)など。9.7後楽園の試合に乱入し、真壁を急襲。鈴木軍加入、新日本参戦アピールが実ったかたちとなった。